ゴルフyoutuberとして活躍する横田真一プロが、「ウェッジ選び」について解説されています。
この中で解説されている注意すべき点が、ゼクシオイレブンのコンセプトと合致していて、とても納得的な内容となっています。
ウェッジだけでなくクラブ全般で当てはまると思われますので、取り上げます。
目次
横田真一プロによるウェッジの解説動画
▼3:23から再生されます。
この動画の中で、市販されているウェッジはヘッドが重すぎるという点について、解説されています。
一般的に軽いクラブの方が売れるのにも関わらず、ウェッジはヘッドが重くシャフトが軽く、スイングバランスが重いものが多過ぎるそうです。
ヘッド側が重たいとスイングが乱れやすく、グリップ側が重いとスイングは安定しやすいそうです。
「一流はグリップエンドが暴れない」そうで、プロよりもアマチュアほどヘッドが軽いものを使うべきだと提唱されています。
ゼクシオ11はグリップエンド側を重くしている
ここでウェッジからゼクシオの2020年の11代目モデル、ゼクシオイレブンドライバーについて取り上げます。
何故、ゼクシオ11ドライバーを取り上げるかというと、ゼクシオのドライバーは、これまで軽量化を進めてきましたが、11代目では10g重量アップに転じました。
グリップエンド側に重量負荷を掛けることでスイングが安定して、かつ、カウンターバランス効果により、クラブ重量は増えるもののヘッドの重さは感じさせない形を取っています。
実際、ゼクシオではゼクシオ10ドライバーが270gでバランスD6なのに対して、ゼクシオ11ドライバーが280gでバランスD3となっています。
グリップ側を重くすることでスイングが安定するという話は、まさに横田真一プロによるウェッジの解説と同じです。
市販のウェッジのバランス
上記の解説を受け、たしかに、メーカーの公式ページでバランスを確認してみたました。
モデル | バランス |
---|---|
タイトリスト SM7 | D4~D5 |
キャロウェイ JAWS | D2~D4 |
クリーブランド RTX4 フォージド | D3~D4 |
フォーティーン RM4 | D2.5~D3 |
以下は、ここ最近の主だった人気ウェッジの56°のバランスです。値に幅があるのは、シャフトの違いで重量差があるためです。
なお、横田真一プロは、シャフトが軽すぎるという話をされていましたが、バランスの値だけみると、軽量スチールを挿している方がバランスは小さくなりますので、ヘッドは軽く感じられるようになるようです。
では、最適なバランスはどのぐらいか?
市販のウェッジはヘッドが重すぎるという課題があるとして、どのぐらいのバランスが良いかが気になるところです。
まず、丸山プロ、深堀プロ、青木プロはCバランスに近いそうです。
そして、アマチュアゴルファーの方は、横田真一プロぐらいの体格の方でD2ぐらい、女性・アマチュアの方はD0ぐらいを推奨されています。
ちなみに、深堀プロのフェアウェイウッドは、バランスがC8で、とても軽くて打ちやすいそうです。
参考までにキャロウェイのMAVRIKシリーズのスタンダードモデルのフェアウェイウッドは、標準シャフトでバランスがD3です。C8が如何に軽いセッティングかが分かりやすい事例です。
ウェッジ選びの際には、ソール形状とロフト角に注目が集まりやすいですが、ヘッドの重さの感じ方にも注目してみると、より最適なウェッジが選べそうです。