PING G400 LSTドライバー 試打・評価・徹底解説

PINGから発売のG400 LSTドライバーについて取り上げます。

PING G400シリーズのドライバーは全部で4モデルある!

PINGのG400シリーズのドライバーは、まず2017年に3種類のモデルが発売されました。ヘッド体積は小ぶりな445ccで、スタンダード、SFT(ドローバイアス)、LST(低スピン)の3タイプです。

  • G400スタンダードドライバー
  • G400SF TECドライバー
  • G400LS TECドライバー

その後、翌年の2018年になってヘッド体積が460ccのG400MAXドライバーが発売されました。

これでG400シリーズのドライバーは全て出そろった形となり、全部で4モデルとなっています。

PING G400 LSTドライバー

こちらがG400 LSTドライバーです。PINGと契約していないツアープロが利用したことでも話題となり、極めて評価の高いドライバーです。

445ccのヘッドで操作性もありつつ、低スピンの強い弾道が特徴のドライバーです。

ウェイトが浅めで低スピン効果を生み出している!

G400 LSTドライバーの最大の特徴は、ウェイトの搭載位置にあります。他のモデルと比べて、ソール後方ではあるもののやや前よりに搭載されています。

重心が浅くなることで、バックスピンと反対方向に作業するギア効果が強まりますので、スピン量が抑えられ、おじぎしない強い弾道が生み出されます。

極薄クラウンと複合素材のボディーにより軽量化され、深重心により慣性モーメントが向上!

出典:https://jp.ping.com/

約0.43mmの薄さのクラウンと複合素材のボディーが採用されたドラゴンフライ・クラウン・テクノロジーにより、ヘッドが前作よりも軽量化され、重心が深くなっています。

慣性モーメントがアップし、飛距離と方向性が安定します。

フェースのたわみが16%アップ

出典:https://clubping.jp/product/product2017_g400_d.html

フェースには新反発素材のFORGED T9S+が用いられ、約4%強度が増し、約6%薄くなっています。前作と比べて、フェースのたわみは約16%アップしていますので。ボール初速を高め大きな飛距離を生み出してくれます。

クラウンにはタービュレーターを搭載!

左右3個ずつのタービュレーターがクラウンの前方に搭載されています。

出典:https://clubping.jp/product/product2017_g400_d.html

空気の流れがスムーズになることでスイング中の空気抵抗が抑えられ、ヘッドが安定して走ってくれます。

G400 LST ドライバーの試打・評価

みんなのゴルフダイジェストによるG400全モデルの試打・評価

ヘッド体積445ccのスタンダード、LST、SFT、そしてヘッド体積が460ccのMAXを打ち比べた動画です。

PING G400 LSTドライバーをコースで打った感想


やや短めの動画ですが、コースで打っているので実際の弾道や打音などがリアルで参考になります。アゲインストの中でも吹き上がることは無く、直進性が高いという評価がされています。

PING G400 LSTドライバーのスペック

ロフト角 8.5/10°
ライ角 58°
ヘッド体積 445cc
標準シャフト ALTA J CB
長さ 45.75インチ
フレックス TS/S/SR/R
シャフト重量 60/55/50/45g
クラブ重量 約305g(Sスペック)
トルク 4.4/4.7/5.2/5.9
キックポイント 中/中/中先/先

ロフト角はスタンダードモデルよりも0.5°たっていて、8.5°、10°の2種類となっています。ALTA J CBシャフトを装着した場合、シャフトは一般的なR、SR、Sに加え、更に硬めのTSも選択可能です。

PING G400 LSTドライバーの販売価格と発売日

PING G400ドLSTライバーの発売開始日は2017年9月7日です。メーカー公式サイトで紹介されているシャフトは他のモデルと同じく6種類で、装着シャフトにより価格が異なります。

  • 63,000円(税抜):ALTA J CB、ALTA DISTANZA、PING TOUR 173-65、PING TOUR 173-75
  • 75,000円(税抜):ATTAS CoooL 6、Speeder EVOLUTION Ⅳ

 

オリジナル ワン ミニ ドライバー、日本モデルの販売がスタート!

テーラーメイドのミニドライバーとして発売されているOgirinal One ミニドライバー。発売当初はUSモデルのみリリースされていましたが、日本でも正式にリリースされました。

Original Oneミニドライバーの特徴

Ogirinal Oneミニドライバーについては、リーリース当初に別記事に詳しくまとめてありますので、ここでは特徴を列挙するに留めます。ヘッドの詳細・試打動画については、下記の別記事をご覧ください。

オリジナル ワン ミニ ドライバー 試打・評価・徹底解説

Original Oneミニドライバーの特徴

ツイストフェースが搭載され、ミニとは名ばかりで搭載されているテクノロジー面は充実しています。

  • 〇:ツイストフェースを搭載
  • 〇:ロフト・ライ調整機能を搭載
  • △:スピードポケットを搭載(ハンマーヘッドではない)
  • -:ウェイト調整機能は搭載していない
  • -:スピードインジェクションではない

Original Oneミニドライバーのスペック

ロフト角 11.5° 13.5°
ライ角 57° 57°
長さ 43.75インチ
ヘッド体積 275cc
標準シャフト KUROKAGE TM5 2019(S/SR)
クラブ重量 321g
バランス D3.5(S)

Original Oneミニ ドライバーの販売価格と発売日

Original Oneミニドライバーは、2019年6月24日より、遂に日本での取り扱いが開始されました。発売価格は、KUROKAGE TM5 2019 を装着した場合、58,000円となります。

オリジナル ワン ミニ ドライバー 試打・評価・徹底解説

最も売れたドライバー 2019年6月調べ!人気おすすめモデルはコレ!

2019年の折り返し地点となるタイミングで、どのモデルが売れているのか調査しましたのでランキング形式で紹介します。

2019年のドライバー市場はアタリ年!

2019年のドライバー市場は、テーラーメイドのM5 ・M6ドライバー、キャロウェイのEPIC FLASHドライバーを皮切りに、様々なモデルがリリースされ、早速、アタリ年とも言われています。

2019年折り返し地点での売れ筋ランキングの調査方法

2019年のドライバーでどのモデルが売れたかについては、大手のショッピングモールやゴルフ専門サイトの売れ筋ランキングを参考に調査しました。

集計期間や対象モデルなど、必ずしも均一ではありませんが、複数のサイトを対象に調べることで、平均に近い内容となると思われます。

第1位 テーラーメイド M4ドライバー

POINT

  • ツイストフェースが初めて搭載されたアベレージ向けのドライバー
  • 新作のM6ドライバーのリリースによりコスパが向上し、人気が続いている

第2位 テーラーメイド M6ドライバー

POINT

  • ヘッドの軽量化が進み、超低重心・深重心を実現
  • ボールが上がりやすく、曲がらず、つかまりも改善されている

第3位 キャロウェイ ROGUEスタードライバー

POINT

  • シャローヘッドで直進性が高い
  • ウェイトがヒール寄りで、ボールのつかまりが良い
  • EPICのようなスライダー式のウェイト調整機能はない

第4位 テーラーメイド Mグローレ ドライバー

POINT

  • Mシリーズとグローレが融合した軽量ドライバー
  • ゼクシオ・PHYZユーザーが安心して使えるMシリーズ

第5位 タイトリスト TS1ドライバー

POINT

  • XXIO・PHYZなみの軽さの軽量モデル
  • 上がってつかまって、タイトリストながら、やさしさも十分備わっている

第6位 キャロウェイ EPIC FLASHスタードライバー

POINT

  • AIとスーパーコンピューターにより生み出されたフラッシュフェースを搭載
  • ウェイト調整機能が搭載され、アベレージモデルながら弾道調整できる

第7位 キャロウェイ EPIC FLASHサブゼロドライバー

POINT

  • サブゼロで初めてスライダー式のウェイト調整機能を搭載
  • これまでのサブゼロと比べると、やさしくなっている

第8位 キャロウェイ GBB EPIC サブゼロドライバー

POINT

  • ヘッドを効率的にたわませる2本の柱、JAIL BREAKが初めて搭載されたドライバー
  • ソールの前後に一つずつウェイトが搭載され、オプションで重量変更でき、スピン量の調整が可能

第9位 テーラーメイド Original One ミニドライバー

POINT

  • ヘッド体積275ccのミニドライバー
  • USモデルのみの発売だが、2番ウッド的な使い方で日本でも関心度が高い

第10位 テーラーメイド グローレF2ドライバー

POINT

  • 2016年後期の発売ながら、日本市場向けモデルで人気が根強い
  • つかまりが良く、球も上がりやすい

最後に

このランキングはあくまで当サイトの考え方でネットで公表されているデータを元に調査したものです。そのため店頭で購入する割合が高いと思われるシニア向けのクラブは今回の集計では実態より少なく集計されていることが考えられます。

従いまして、このランキングはゴルフ市場全体でのランキングではなく、あくまで一つの視点に基づくものとなります。この点を踏まえて頂いて上で、ドライバー選びの一つの参考として頂ければ幸いです。

「おすすめドライバー」関連記事

初心者向けのドライバー 2019年!おすすめ3種【初心者必見版】

スピン量の少ないドライバー!おすすめランキング

中級者向けのドライバー 2019年!おすすめランキング

飛距離が出るドライバー ランキング 2018~2019年モデル!スコア100前後のアベレージゴルファー向け

初心者が失敗しないドライバー選び!やってはいけないこと、やるべきこと

 

XXIO ゼクシオ プライム ドライバー 2019試打・評価・徹底解説

ダンロップのゼクシオプライムドライバー2019について取り上げます。

XXIO ゼクシオプライムドライバー 2019

ゼクシオプライムドライバーは、レギュラーモデルよりも軽量で、主にシニアを中心として好まれているモデルです。10代目となる2019年モデルは、これまでのゴールド主体のカラーリングから黒を基調として重厚感が高まったデザインとなっています。

参考までに、こちらは9代目の2017年モデルになります。ザ・シニア向けといった印象の金ピカなデザインでした。

ヘッドは安心感ある丸形

ヘッド形状は概ね丸形です。ヒール寄りの方が肉厚な形をしていますが、大型でストレッチも十分な安心感のある形状です。

この投影面積から分かるヒールに重量感のあるフォルムから、つかまりの良さが感じられます。

クシオ10ドライバー レギュラーモデルは2カラーから選べる!

フェースはネックの方までシルバーになっていて、シャフト軸がフェース側に寄った設計になっています。

これにより、重心距離が短くなりますので、ヘッドが返りやすくボールのつかまりが良くなっています。スライスに悩むゴルファーには、適した設計となっています。

また、カップフェース構造となっていますので、反発エリアが広く、ミスに対しても強さを発揮してくれます。

左:2019年モデル、右:2017年モデル

前作とフェースを並べてみますと、ヒール寄りのフェース高が増しているように感じられます。ライ角は2°増して60°となっていますので、ボールのつかまりに寄与してくれる上、水辺面に対して、スクエアに構えやすくなっています。

前作の9代目ゼクシオプライム 2017からの変更点

2年前の9代目ゼクシオプライムドライバー2017と比較すると、スペック面で注目しておきたい変更点がいくつかあります。

2017年モデル 2019年モデル
ライ角 58° 60°
長さ 46インチ 46.5インチ
クラブ重量 252g 250g
シャフト トルク(R) 6.6 6.8

基本的にはレギュラーモデルのゼクシオ9から10の変更と似ていて、ライ角と長さが変更しています。ライ角は2°大きくなっていますので、つかまりの良さが感じられ、スライスに悩む方には良い変更点と言えます。

そして、クラブ長さは0.5インチ(1.27cm)長くなっています。クラブが長くなると、いつものスイングであることを前提とすると、遠心力の効果によりヘッドの運動エネルギーは大きくなり、飛距離アップにつながります。一般的にクラブが長くなると振り辛くなる方向に働きますが、クラブ重量は2g軽量化され、ついに250gになりました。ヘッドの重さに悩む方には、ふりやすさが増します。

シャフトはトルクが2°小さくなっていますので、若干ねじれにくくなっています。長くなって柔らかくなると、扱いづらくなりますが、ヘッドがややしっかりすることえ、長尺化により振りづらさを打ち消してくれそうです。

POINT:前作からの変更点

  • ライ角が2°増している。
  • クラブが0.5インチ長くなっている。
  • クラブ重量が2g軽くなっている。

ゼクシオプライムドライバー2019の試打・評価

屋外練習場で試打している動画です。スライスする気配は感じられず、何より球が高く上がっています。ヘッドスピードが速い方は扱えませんが、シニアでヘッドスピードが速くない方、体力的に軽めのヘッドを使いたい方にはおすすめです。

ゼクシオプライムドライバー2019のスペック

ロフト角 10.5/11.5°
ライ角 60°
ヘッド体積 460cc
標準シャフト SP-1000カーボン
長さ 46.5インチ
フレックス SR/R/R2
シャフト重量 38/36/36g
クラブ重量 250g(Rスペック)
トルク 6.6/6.6/6.7
キックポイント

ロフトは前作同様10.5°と11.5°の2種類です。クラブ重量がRスペックで250gジャストまで来ましたので、軽めのクラブを扱いたい方に好まれるモデルです。

ゼクシオプライムドライバー2019の販売価格と発売日

ゼクシオプライムドライバー2019の発売開始日は2019年3月9日です。販売価格は、標準シャフトのゼクシオプライム SP1000 カーボンシャフトが装着されたモデルで115,000円(税抜き)となっています。

 

PING GLIDE3.0ウェッジの最新情報まとめ

★追記:GLIDE3.0ウェッジの公式情報が出ましたので、特徴・スペック・発売日等を改めて別記事にまとめました。

GLIDE 3.0ウェッジ!4種のソール形状を徹底解剖!スペック・発売日も公開!

PING のGLIDE3.0ウェッジについて、最新情報をまとめます。

PING GLIDE 3.0ウェッジがツアーに登場した!

2019年も調度折り返し地点となり、新製品情報が少なくなってきたところで、PINGのGLIDE3.0ウェッジの情報が出てきました。

デトロイトで開催のRocket Mortgage ClassicでGLIDE3.0ウェッジが登場しました。

ちなみに、現在のバージョンはGLIDE2.0ウェッジでして、4種類のソールで人気のモデルとなっていますが、2年前の発売のため、新たなモデルが期待されるタイミングでもあります。

出典:https://clubping.jp/product/product2017_glide20.html

バックフェースには銘器EYE2の文字が!

出典:https://www.tigerdroppings.com/rant/golf/ping-glide-30/84126573/

GLIDE3.0の画像の中には、銘器と言われるEYE2の文字が見えるものもあります。PINGからの公式発表はまだありませんので、SNSやゴルフ系メディアの情報をリソースとした情報となりますが、3.0のグラインドは、前作の4種の内、ESが廃止され、SS、TS、WSの3つと、新たにEYE2が加わるのではないかと言われています。

GLIDE3.0ウェッジの特徴

  • 材質は、i210と同じスチールが使われ、約 50% 柔らかいエラストマーCTPも採用されている。
  • ハイドロパール3.0という、水をはじき、ラフやウェットな状況下でのショットが安定するよう改善されている。
  • ヘッド周辺部に重量配分され、重心が再配置されている。
  • ソール形状は何種類か用意されている。

 

この投稿をInstagramで見る

 

GolfWRXさん(@golfwrx)がシェアした投稿

GLIDE 3.0ウェッジ!4種のソール形状を徹底解剖!スペック・発売日も公開!