ROGUE スターフェアウェイウッド 試打・評価・徹底解説

キャロウェイのROGUEスターフェアウェイウッドについて取り上げます。

ROGUEのフェアウェイウッド

ROGUEは2018年に発売されているモデルです。JAIL BREAKテクノロジーが搭載されていることから、前年のGBB EPICの後継モデルと思われることもありますが、異なるモデルとなっています。ちなみに、GBB EPICの後継も出るは、2019年のEPIC FLASHとなります。

そして、GBB EPIC、ROGUE、EPIC FLASHはスターモデルとサブゼロモデルが発売されていて、アベレージゴルファー向け、上級者向けと位置付けがわけられています。ROGUEのフェアウェイウッドについては、スターモデルのみとなっています。

JAIL BREAK テクノロジーを搭載

GBB EPICで初めて登場したJAIL BREAKテクノロジーは、ROGUEで初めてフェアウェイウッドに搭載されました。

ヘッドの中に剛性を高めるために埋め込まれた2本の柱は、縦方向の無駄な振動を抑え、ヘッドを効率的に撓ませボールスピードをアップしてくれます。

ただし、JAIL BREAKは3、5、7番に搭載されていますが、恐らくサイズ上の問題から9番には搭載されていません。ユーティリティも4、5番のみで、7、9番には未搭載です。

フェースカップを搭載

フェース素材にはカーペンター455スチールが採用され、カップフェース構造となっています。オフセンター時でもボール初速の低下が抑えられます。

アンダーカット・インナーウェイトテクノロジー

出典:https://news.callawaygolf.jp/special/rogue/ut_fw/index.html

アンダーカット・インナーウェイトテクノロジーは、もともとアイアンのために開発されたもので、重心位置の自由度が上がります。ROGUE スターフェアウェイウッドにも搭載され、浅重心・低重心に設定されています。弾道としては、浅重心による低スピン効果、低重心による高打ち出しとなります。

POINT

  • 浅重心・低重心により、低スピン・高打ち出しの弾道

ロフト角調整機能は搭載されていない


アジャスタブルホーゼルは搭載されていませんので、ロフト角の調整機能はありません。ソールのスライディングウェイトも搭載されていません。ただし、スクリューウェイトはオプションで交換することができますので、重心調整を行うことはできます。

ROGUEスターフェアウェイウッドの試打・評価

ROGUEスターとGBB EPICのフェアウェイウッドを比較


同じヘッドスピードでもROGUEの方が10ヤード多く飛ぶそうです。

ROGUEスターフェアウェイウッドの試打解説


Speeder EVOLUTION for CW 50で試打した動画です。

ROGUEスターフェアウェイウッドのスペック

番手 3 5 7 9
ロフト角(°) 15 18 21 23
ライ角(°) 58.0 58.5 59.0 59.5
ヘッド体積(cc) 180 159 148 142
クラブ長さ (インチ) 43.25 42.75 42.25 41.75

番手は3(15°)、5(18°)、7(21°)、9(23°)の4種類が用意されています。9番はJAIL BREAKテクノロジーが搭載されていません。

ROGUEスターフェアウェイウッドの販売価格と発売日

ROGUEスターフェアウェイウッドの発売開始日は2018年2月23日です。メーカー公式サイトで紹介されているシャフトは5種類です。ただし、下記の最後にあるSPEED STARは、シャフトとグリップが変わり、クラブ全体をより軽量化したスピードスターバージョンとなります。

  • FUBUKI for CW 40(S/SR/R)
  • FUBUKI for CW 50(S/SR/R)
  • Speeder EVOLUTION IV FW 40(S)
  • Speeder EVOLUTION IV FW 50(S)
  • FUBUKI for CW SPEED STAR(SR/R)

マッスルバック、キャビティ、中空構造!アイアン形状と特徴を徹底解説!

マッスルバック、キャビティ、中空構造など、アイアンの形状は大きく3つに分類されます。本記事ではアイアンの形状の種類と特徴について解説していきます。

アイアンの形状は大きく3種類に分けられる

アイアンはヘッドの形状・構造から、大きく3つに分類することができます。小ぶりで薄いフェースが特徴のマッスルバックアイアン、バックフェースが薄くえぐられ、ヘッドの周辺に重量分配されているキャビティアイアン、そして、ヘッドの内部が空洞になっている中空アイアンです。

POINT:アイアンは3種類に分類される

  • マッスルバック:小ぶりでフェースが薄く、打感が良い。上級者向け。
  • キャビティー:バックフェースが窪んでいて、ヘッド周辺に重量配分されている。初心者向け。
  • 中空:ヘッド内部が空洞になっていて、ミスに強い。

マッスルバックアイアンの形状と特徴

マッスルバックアイアンとは!?

マッスルバックアイアンとは、フェースバックに窪みが無く、ヘッド周辺も分厚く肉盛りされていない小振りで薄いアイアンです。構造上、余剰重量が生み出されないため、ソールやヘッドの上下左右に重量配分もなされていません。

そのため、慣性モーメントは大きくなく、そして、ソールも厚くないため地面に刺さりやすく、扱いが難しいとされています。マッスルバックは上級者に好まれるのはそのためです。

マッスルバックアイアンのメリット・デメリット

マッスルバックアイアンは慣性モーメントを大きくするような重量配分がなされていませんので、小振りでスイートエリアが小さいのが特徴です。

メリットとしては、打感が良いこと、操作性が高いこと、ミスが分かりやすいことが挙げられます。特に操作性については、クラブがオートマティックに仕事をしてくれる初心者向けと真逆になりますので、打点や打ち方を変えることで弾道・スピンを巧みにコントロールしやすくなっています。

打点がばらつくと、飛距離ロスや無駄なスピンが大きく発生しますので、ある程度の技術が備わっていないと扱い切れないアイアンとも言えます。

一般的にマッスルバックのアイアンはオフセットが小さいため、ヘッドが一律に返ってしまうことがなく、弾道を打ち分けやすくなっています。

キャビティアイアンの形状と特徴

キャビティアイアンとは!?

キャビティアイアンは、バックフェースがえぐられていて、余剰重量がヘッド周辺部に分配されているのが特徴です。特にソールが分厚くなっている形状のものが多く、ヘッドが地面に刺さることなく振り抜きやすくなっています。

キャビティアイアンのメリット・デメリット

キャビティアイアンは、重量がヘッドの周辺に配分されていますので、慣性モーメントが大きく、打点のブレに強くなっています。ミスを許容してくれますので、直進性が高いのが特徴です。

余剰重量は特にソールを主としたフェース下部に配分される傾向が強く、ボールがロフト設定以上に上がりやすくなっています。その分、ロフトを立たせたモデルになると、飛距離も出やすくなります。

一般的にグースが効いているタイプが多いため、キャビティアイアンの特徴としては、打点のブレに強く、直進性が高く、つかまりが良いといった点が挙げられます。デメリットとしては、オートマチックに機能してくれる分、意図した球を繰り出すことが難しく、操作性は低いアイアンとなります。

中空アイアンの形状と特徴

中空アイアンとは!?

中空アイアンは、中がウッドや-ユーティリティのように空洞になっているアイアンです。ミスを許容してくれ、また、ボールも上がりやすく、安定した弾道を得られるのが特徴です。

中空アイアンのメリット・デメリット

中空アイアンは、ボールが上がりやすく、弾きも良く、ミスにも強いのが特徴で初級者・中級者に好まれます。操作性は高くないため、ボールを操作したい上級者には扱いにくいとされています。

形状がユーティリティに似ているため、ロングアイアンよりユーティリティの方が得意という方にも好まれます。

また、キャビティアイアンはキャビティ部分がポケット型になっているものや、凸凹とした形状のものがあり、芝や砂などが入り込んで維持管理に手間が掛かりますが、中空アイアンは厚みがありながらも、つるっとした形状のものが多く、ポケット的な構造もないため、維持管理しやすいのも特徴の一つです。

 

初心者向けのドライバー 2019年!おすすめ3種【初心者必見版】

2019年モデルのドライバーは、各社から新たなテクノロジーが搭載された製品も多く、注目のモデルが目白押しです。本投稿では、初心者におすすめのドライバー3種を紹介します。

そもそも初心者とは、どのようなゴルファーを指すのか?

なお、初心者の位置づけですが、実は初心者という表現はゴルフクラブのターゲット層を表す上では適当ではありません。理由は簡単です。初心者とは始めたばかりの人のことを指していて、中には初めから上手い人、直ぐにコツをつかんでしまう人もいます。

本来は、初級者・中級者・上級者と、ゴルフ歴ではなくスコアレベルで分け、更にヘッドスピード・持ち球などで細分化していくと、かなり適切な分類となります。

とは言え、「初心者」「ドライバー」で検索されるのは極々一般的と思いますので、本記事では、初心者=100をなかなか切れないゴルファー と位置付けて、おすすめのドライバーを紹介します。

人によって、悩みも違いますので、どのようなゴルファー向けかも合わせて紹介します。

PRGR RS Eドライバー【スライサー、打点がバラつく、ヘッドスピードが遅くない人向け】

適合ゴルファータイプ

  • 基本的にスライスばがり出る人
  • 打点がバラついて、なかなかセンターで捉えられない人
  • ヘッドスピードは遅い方ではない人

PRGRから発売されているRSシリーズのモデルで、2019年に新たに追加されたRS Eドライバーです。RS Eの「E」はEasyの頭文字で、やさしさに拘ったモデルです。

RS Eが拘ったやさしさは大きく二つあります。一つ目は打点のバラツキへの許容性です。重心が深くなっていまして、簡単に言えばヘッドのどっしり感が増しています。センターを外すと弾道がそれたり、飛距離のロスが発生しますが、重心が深いことでミスの程度を少なくしてくれます。

二つ目は大きな重心角です。重量がヘッド後方のヒール寄りに配置されることで、インパクトの際にヘッドが返りやすくなっています。スライスの大きな原因の一つがフェースが開いたまま戻らずにインパクトを迎えることですが、重心角が大きいことでヘッドが返りやすく、スライスが出にくくなっています。

POINT

  • 重心が深く、打点のバラつきを許容してくれる。
  • 大きな重心角でスライスが出にくい。

ブリヂストン PHYZドライバー 2019(5代目)【ヘッドスピードが遅い、軽いクラブが好き、スライサー向け】

適合ゴルファータイプ

  • ヘッドスピードが遅い人
  • 軽いクラブでシャフトのしなりで飛ばしたい人
  • スライスが出やすい人

ブリヂストンからPHYZドライバーは、3年振りに発売された5代目となるモデルです。ヘッドスピードが38m/s以下の一般的に遅いと言われる方向けのモデルです。

クラブの重量は一般的なものは300gぐらいですが、シニア向けと言われているXXIOが270gで軽量クラブと言われています。PHYZドライバーは更に軽い266gとなっています。シャフトもゼクシオより柔らかく、軽いヘッドでしならせて飛ばしたい方に向ているドライバーです。体力があり、ヘッド重量を感じながら、シャフトをしならせずにハードに叩きたい方には向きません。

POINT

  • 軽いヘッド、柔らかいシャフトで、しならせて飛ばせる。
  • 重心角が大きく、スライスが出にくい。

PHYZ 5 ドライバー 試打・評価・徹底解説

テーラーメイド Mグローレドライバー【外ブラを使いたい、飛距離が欲しい人向け】

適合ゴルファータイプ

  • 外国有名ブランドのクラブを使いたい人
  • とにかく飛ばしたい人

国内でも人気のブランドはありますが、やはりテーラーメイド、キャロウェイ、タイトリストといった外国ブランドは人気があり、このあたりのドライバーを使ってみたいという人も多いと思います。

これまでは初心者ではなかなかチョイスが難しかった外国ブランド、通称、外ブラですが、テーラーメイドからやさしいモデル、Mグローレドライバーがリリースされています。

M3、M4というアベレージ・アスリートゴルファーに人気のモデルのテクノロジーが搭載されていまして、それでいてクラブ重量が273g台で軽量モデルとなっています。テクノロジー面では、ツイストフェースが搭載されていて、弾道をセンターに戻す方向に働き、クラブの側がオートマチックに仕事をしてくれます。

POINT

  • テーラーメイドの軽量クラブでヘッドスピードが遅い人も使いやすい。
  • 話題のテクノロジー、ツイストフェースが搭載されている。

Mグローレ ドライバー 試打・評価・徹底解説

 

以上、初心者におすすめのドライバー3種類を紹介しました。この他にも、ゼクシオ10ドライバー、ヤマハのInpres UD+2ドライバーもおすすめですので、興味がある方は下記記事をご覧になってみてください。

XXIO ゼクシオ10ドライバー 試打・評価・徹底解説

inpres インプレス UD+2 アイアン2019 試打・評価・徹底解説

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中級者向けのドライバー 2019年!おすすめランキング

スピン量の少ないドライバー!おすすめランキング

 

タイトリスト TS2・TS3ハイブリッドの画像を公開

タイトリスト の新ブランドTSシリーズから、TS2・TS3のハイブリッドが発売される模様です。米国タイトリストから出されている最新情報をまとめます。

TS2・TS3ハイブリッド

出典 https://mediacenter.titleist.com/173433-now-on-tour-new-titleist-ts-hybrids-and-u-series-utilities

タイトリストの米国サイトにて、TS2、TS3ハイブリッドに関する情報が掲載されています。TS2、TS3は2018年後期にタイトリストから新たに誕生したブランド、TSから発売されていまして、これまでドライバーとフェアウェイウッドが発売されています。

当サイトでもTSについては、「TS2ドライバー 試打・評価・徹底解説」「タイトリスト TS4ドライバーの最新情報!動画もあり!」などを取り上げてきました。

SNSではU500、U510ユーティリティアイアンも公開されている

こちらはタイトリストの公式ツイッターの投稿です。TS2、TS3ハイブリッドに加えて、U500、U510ユーティリティアイアンも掲載されています。

市場では818ハイブリッドシリーズがマークダウンしていますので、新製品が登場する流れと符合します。

TS2・TS3ハイブリッドの特徴を絵解き

TS2・TS3ハイブリッドについては、まだスペックデータなど情報が公開されていませんので、公開されている画像から読み取ってみます。

公開されている画像を並べて、コントラストなどをかえて輪郭を際立たせてみた画像です。両モデルとも同じ写真に納まっていたものですので、大きさの比較も可能です。

  • 両方ともロフト角調整機能はついていると思われる。
  • フェアウェイウッドと比べた違いとして、アクティブ・リコイル・チャネルと呼ばれる溝は搭載されていないもよう。
  • TS3にウェイト調整機能はなさそう。
  • TS2のソールウェイトは前方に搭載され、スピン量調整されていそう。

ヘッド形状の違い

画像を見る限り、TS2の方が奥行きがあり、慣性モーメントを高めているように感じられます。

一方TS3はストレッチが短く見えるものの、トゥ側後方がぷっくりしています。逆に言えば、TS2の方がトゥ側がすっきりしていますので、重心角が大きくつかまりが良い設計になっているように見えます。

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TS2ドライバー 試打・評価・徹底解説

タイトリスト TS4ドライバーの最新情報!動画もあり!

TS4ドライバーの画像がSNSに出ている!

 

ストロングロフトのアイアンのメリットとデメリットを徹底解説!

ディスタンス系アイアンとして、ストロングロフトのアイアンが増えています。ストロングロフトとはどのようなアイアンか、そして、どのようなメリットとデメリットがあるか、本投稿で解説していきます。

最近増えている!ストロングロフトのアイアン

アイアンは大きく分けると飛距離重視のディスタンス系アイアンと操作性重視のアイアンに分けることができます。ディスタンス系アイアンは飛距離を生み出す仕掛けがありまして、その一つがストロングロフトです。

ストロングロフトとは?

ストロングロフトとは、ロフトが立っているものを意味します。ロフトが立つとは、ロフト角の数値が小さくなった状態でして、上図で言えば、フェース面が起き上がってきてシャフト軸に近づいてくる状態です。この状態をロフトが立つ・立っているとも言います。

ロフト角がいくつだとストロングロフトのアイアンなのか?

ストロングロフトとは、ロフトが立っていることを表しますが、具体的な定義はありません。一般的にはロフトが立っていないアイアンでも、前作よりロフト角が小さくなっていれば「ストロングロフトになった」と言うこともあります。

ただし、これまでのアイアンの主流スペックと最近のストロングロフト化したアイアンのスペックから言いますと、大凡、7番アイアンで27°以下のものが該当するようです。

最近は全体的にストロングロフト化している

時代を遡って変化を追う時に、長く販売されているモデルの存在が役立ちます。国内の人気ブランドXXIOは2000年に初代が発売されてから、今尚、ニューモデルが発売されていて、現在は10代目となります。

  • 初代ゼクシオアイアンの7番のロフト角:32°
  • ゼクシオ10アイアンの7番のロフト角:29°

スペックがなかなか変わらないことで知られるXXIOでも、最初と最新のモデルで比較すると7番のロフト角は3°差があり、ほぼ1番手分ぐらい時代の流れと共にロフトが立ってきています。

ストロングロフトのアイアンが飛ぶ理由

ストロングロフトのアイアンは構造上の特徴があります。ストロングロフトのアイアンは、マッスルバックではなくキャビティー構造で、ソール幅があります。ヘッドの下部に重量を持ってくることで低重心設計となっています。

ゴルフクラブのボールの打ち出し角は、ロフト角によって大きく決まりますが、同じロフト角でも、重心が低いヘッドの場合、ボールが上がりやすくなります。そのため、キャビディー構造・分厚いソールで低重心設計となっているアイアンは、そうでないアイアン以上にボールが高くあがりますので、その分、ロフトを立たせることができます。

ロフトが立つと、ボールに与えるエネルギーが上方から前方に移りますので、ボールの飛距離がアップします。

POINT

  • キャビティー・分厚いソールにより低重心となり、ボールが上がりやすい。
  • その分、ロフトを立たせることができ、インパクトエネルギーが上より前に進む方向に消費される。

ストロングロフトのアイアンのメリット・デメリット

ストロングロフトのアイアンのメリット

メリットは、何と言っても圧倒的な飛距離です。試打動画を見ていると、7番アイアンで200ヤードを大きく超えるものもあります。

もう一つはやさしさです。形状の特性から低重心であると同時に深重心になっています。重心が深いと慣性モーメントが大きくなりますので、ミスへの許容性が高くなります。弾道のブレが少なく、直進性が高い弾道で飛ばせます。

ストロングロフトのアイアンのデメリット

ストロングロフトのアイアンは飛距離が出てやさしいということで、デメリットがなさそうですが、2点ほど上げたいと思います。

一つ目は操作性です。やさしさ・直進性の反対側にあるのが操作性で、打点がブレてもクラブが許容してしまい、真っすぐ飛ばしてしまうということは、意図した弾道を繰り出しにくいと言えます。上級者で弾道を操作したい方には、真っすぐとんでしまい扱いにくいアイアンとなります。

二つ目はクラブセッティングです。アイアンはロングアイアン、ミドルアイアン、ショートに分類され、それぞれの番手間でロフト角が程よい間隔を取られています。上の番手のロフトが立ってきますと、ウェッジのロフトと開きが出てしまいますので、操作しにくい距離が出てしまう可能性があります。

実際、7番アイアンで25°というかなりのストロングロフトになっているゼクシオクロスアイアンでは、PWが37°になってしまっています。ゼクシオ10アイアンでは43°ですから、ストロングロフトにしたしわ寄せが出ています。

そこで、AWとSWの間にDWという新たな番手を加えて、距離の空白地帯が生じないように配慮されています。

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