ゴルファーの抱える悩みで代表的なものがスライスです。実際、アマチュアゴルファーの8割がスライサーだとも言われています。
スライス改善する方法としては、スイング改良と適したゴルフクラブ選びがありまして、スライサー向けのドライバーの選び方に関する興味深い動画がありましたので、取り上げます。
目次
スライサー向け!つかまりの良いドライバーの選び方
スライサー向けに、つかまりの良いドライバーの選び方について、3up CLUBさんにて議論・解説している動画がyoutubeで公開されています。
▼スライサー向けのドライバーの選び方の動画です。
こちらが「スライスに悩む人向け? 球がつかまるドライバーの選び方」と題した動画です。
動画の中では、ドローバイアスモデルとして3種類のドライバーが取り上げられ、実際に試打されています。
また、最近のツアープロも含めたドライバーの傾向についても、興味深い話が展開されています。
以下に、筆者の見解も含めながらテーマ別に要約していますが、時間がたっぷりある方は、上掲の動画をゆっくりとご覧になってみてください。
ドローバイアスは、ツアープロも使うようになってきた
本間ゴルフのツアーワールド GSドライバーは、谷原秀人プロが使っていて、優勝争いを演じてたことでも話題となっています。
動画の中でも触れられていますが、以前は、つかまりの良いドライバーはアスリートゴルファーやツアープロにとっては扱いにくいものと思われていました。
しかし、ここ最近の上級者向けのドライバーは、PING G425 LSTドライバー、SIM2ドライバーなども、球のつかまりが良くなっていて、一昔前とドローバイアスに対する認識がWELCOMEな方向に確実に変わってきています。
スライス改善のドライバーは、2タイプある
スライス改善のための特徴が盛り込まれたドライバーは、2タイプあると、関プロが述べられています。
1つは重心距離が短いタイプ、そしてもう1つは重心角が大きいタイプです。
以前は、重心距離を短くしてヘッドを動かせる、つまり、スクエアに返しやすいモデルが主流でしたが、最近は、プロギアが力を入れているように重心角を大きくしたドライバーが増えています。
重心距離を短くすると、どうしても慣性モーメントが小さくなってしまい、慣性モーメントを大きくする最近の傾向と合わないことが影響しているようです。
慣性モーメントを大きくすると、自然と重心角は大きくなりますので、副産物か相互作用か分かりませんが、スライス改善の要素として重心角を取り入れる動きが自然になっているように思います。
短い重心距離、大きい重心角、どちらが自分に合ってるか?
動画の中で、ゴルフライターの鶴原氏が、面白い疑問を投げかけています。
「ヘッドのターンのしやすさは、重心角が大きい方が良いか、重心距離が短い方が良いかは、打ってみないと分からないのか?」
鶴原氏自身は、重心角は弾道に影響が出ず、重心距離の方が影響が出るので、分かって選べると良いと述べられています。
鹿又さんの答えは、色々と試して打って感じた方が良いというものです。
関プロの答えは、重心距離が短いものが合う人は、ハンドファーストの人、重心角が大きいものが合う人は、ハンドレイトの人と述べられています。
筆者の感想としても、関プロの考えにとても近く、ハンドレイト、ハンドファーストで分ける考え方は、目安として良いように思います。
と言いますのも、ハンドレイトの場合、ヘッドの重みがフェースを開く方向に作用してしまい、スライスが出やすくなる感じがありますので、ハンドレイトの方は、深重心で大きな重心角のクラブをシャットにスイングするのが合っているように思います。
ハンドファーストの場合は、シャットというよりも自分でしっかり返すタイプになると思いますので、やはり、ヘッドを操りやすい重心距離が短いものが合っているように思います。
動画で紹介されていたスライサー向けドライバー5本
動画の中で、ドローバイアスの代表的なドライバーで、実際に試打されたものが3本、そして、重心角・重心距離ではない要素でスライス改善になっているドライバーを2本紹介されています。
筆者としては、強烈に大きな重心角を持つPRGRのegg5500ドライバーも取り上げて欲しかったので、次回の動画に期待です。
本間ゴルフ ツアーワールド GSドライバー
キャロウェイ BIG BERTHAドライバー
テーラーメイド SIM グローレ
ヤマハ インプレスUD+2ドライバー
ダンロップ ゼクシオ11ドライバー
まとめ
スライサー向けのドライバーの選び方について、取り上げました。
ドローバイアスのドライバーのタイプとして、重心角と重心距離の2つがあり、自分に合うのがどちらかを知ることが大事になります。
どちらが自分に合うのかを見極める方法については、お三方も唸っていましたので、なかなか難しい問題なのかもしれません。
ただ、関プロが最後の方で述べていたハンドレイト、ハンドファーストは、とても参考になると思いますので、その視点で一度考えて見るのも面白いと思います。