ダンロップのゼクシオ8ドライバーについて取り上げます。
目次
XXIO ゼクシオ8ドライバー
ゼクシオ8ドライバーは、国内No.1の人気モデル、ゼクシオの8代目モデルです。爽快な打球音、クラブの軽さ・やさしさが特徴のドライバーです。
スイング慣性モーメントという新たな発想!
ゼクシオ8ドライバーは、「スイング慣性モーメント」という新たな考え方を採用しています。「いつものスイングで、もっと速く、もっと遠くへ飛ばせる ゼクシオ エイト ドライバー」という表現が添えられ、クラブの側からスイングを変えていく工夫が取り入れられています。
出典:https://golf.dunlop.co.jp/newsrelease/2013/nws_s64.html
スイング慣性モーメントについては、まずこちらの図を見ると分かりやすくなっています。アイススケートの選手が高速回転する場面があります。その時、手を体の近くに寄せて、回転体である体を小さくすることで回転を速くしています。
これと同じ理論で、ヘッドを体から近いところを回転させることで、スイングスピードをアップさせるというものです。
こちらの動画でも説明されていますので、詳しく知りたい方はご覧になってみてください。
ゼクシオ8はヘッドが1g重くなっている
ゼクシオ8ドライバーでは、ヘッド重量が1g増えています。理論上は運動エネルギーがアップしますので飛距離アップにつながりますが、1gというのは恐らく実感できないぐらいの重量で、あまり大きな飛距離アップにはつながらないようにも思います。それよりも注目すべき点は、ヘッドが1g重くなりましたがグリップは10g、シャフトは1g軽くなっていますので、クラブ重量が10g軽量化されている点です。
ヘッドが1g重くなったというより、クラブ全体として軽量化したことによって、ヘッドスピードが遅めの方にとっては振りやすくなり、スイングスピードがアップすることによる飛距離アップの効果が生まれやすくなると思います。
重心位置はヒール寄りに!
出典:https://golf.dunlop.co.jp/newsrelease/2013/nws_s64.html
クラウンの軽量化により余剰重量が生まれていて、ヒール寄り、ヘッド後方に重心位置が移動しています。これにより、つかまりが良く、ミスに強く、高い打ち出しの弾道となります。
フェースはカップフェース構造が採用されています。
ゼクシオ7からの変更点
ゼクシオ7ドライバーから買い替えをされる方は、スペックの変更点が気になるところだと思います。ロフト角、ライ角、シャフト長さといった基本的なスペックは変わっていませんが、クラブ重量が282gから272gに変わっています。10g変わっていますので、かなり軽く振れるドライバーに仕上がっています。
また、軽量化した箇所は主にシャフトになりますので、相対的にヘッドの重量感は増しています。実際、バランスはD1、D2からD3、D4に変わっていますので、このあたりも差は感じられるかもしれません。
ゼクシオ8ドライバーの試打・評価
ゼクシオ8ドライバーをヘッドスピード43m/sで試打
ヘッドスピード43m/sで試打した結果、スピン量が5000を超えていて、ヘッドスピードが遅い方が適していることが改めて分かる動画です。
ゼクシオ8ドライバーの打球音
屋外で打つと打球音・響き具合が良くわかります。ゼクシオは改めて良い音がするのが分かります。
ゼクシオ8ドライバーのスペック
ロフト角 | 8.5/9.5/10.5/11.5/12.5° |
ライ角 | 58° |
ヘッド体積 | 460cc |
標準シャフト | MP-900カーボン |
長さ | 45.5インチ |
フレックス | S/SR/R/R2 |
シャフト重量 | 49/47/44/43g |
クラブ重量 | 282g(Rスペック) |
トルク | 5.6/5.7/5.8/5.9 |
キックポイント | 中 |
ロフトは8.5°から12.5°まで1°刻みで5種類あります。ゼクシオ7よりクラブ重量が10g軽くなっていますので、よりヘッドスピードが遅めの方が振りやすいドライバーとなっています。
ゼクシオ8ドライバーの販売価格と発売日
ゼクシオ8ドライバーの発売開始日は2013年12月7日です。販売価格は、標準シャフトのゼクシオ M8900 カーボンシャフトが装着されたモデルで、80,000円(税抜き)となっています。