タイトリストのTSRドライバーがPGAツアーに登場

タイトリストの2022年モデルは、TSRドライバー

タイトリストの2022年のニューモデルとなるTSRドライバーが、PGAツアーのトラベラーズ・チャンピオンシップに登場しました。

2018年からスタートしているTSシリーズの3代目となり、2代目に当たる現行のTSiシリーズは2020年の後期に発売されていますので、大凡、1年半ぶりのリニューアルとなります。

ツアーに登場ということで、R&Aのドライバー適合リストにも掲載されていまして、TSRドライバーは、現在、TSR2・TSR3・TSR4の3機種が確認されています。

TSR2ドライバー

*出典:R&A

デザイン面で、TSとTSiはかなり変化がありましたが、TSiとTSRはかなり似ています。

特にTSR2ドライバーに関しては、もともとソール後方にウェイトがあるシンプルな構造で、今回も同じです。

ただ、後方ウェイトの位置がソールとクラウンの間にありますので、より深い位置に設置されているようです。

TSR3ドライバー

*出典:R&A

TSR3ドライバーも、現行のTSi3ドライバーととても良く似ています。

最大の特徴である移動式ウェイトは、同じ形式で搭載されていまして、ポジションの数も5つで同じです。

可変スリーブも組み合わせると、かなり自由度の高い弾道調整が可能となり、より自分の好みの弾道に近づけることができるモデルとなりそうです。

TSR4ドライバー

*出典:R&A

3機種のドライバーの中で、最も変化が見られるのがTSR4ドライバーです。

現行のTSi4ドライバー、その前のTS4ドライバーでは、ソール前方にのみウェイトが搭載されていました。

しかし、今回のTSR4ドライバーでは、ソール前方のウェイトは引き続き搭載されていますが、ソール後方にTSR2と同じような位置にウェイトがもう一つ追加されています。

後方ウェイトは慣性モーメントを増大させる、つまり、弾道の安定性を高める効果がありますので、簡単に言えば、やさしい方向に寄せている可能性が高そうです。

まとめ

TSシリーズは、初代、2代目と1~4のモデルがありました。現時点で確認されているTSRドライバーは、2~4の3機種です。

1は軽量モデルで、特に日本市場では注目度の高いモデルのため、今後、ラインナップに追加されるかどうかが興味深いところです。

TS4ドライバー USモデルの特徴・違い

タイトリストのTSシリーズから発売のTS4ドライバーのUSモデルについて、詳しく取り上げます。

TS4ドライバー USモデル

TS4ドライバーは上級者向けの430ccヘッド

出典:タイトリストHP

タイトリストのゴルフクラブは、ツアープロの要望を取り入れて開発されていると言われていまして、中・上級者にて好んで使われていました。

しかし、917シリーズの次のモデルについては、「スピード」に拘ったゴルフクラブ開発が行われ、新たにTSシリーズが誕生しています。

TSシリーズのドライバーは全部で4種類あります。数字が小さいほど簡単なモデルとなっていて、TS1は軽量ドライバー、TS2はアベレージ~セミアスリート、TS3はセミアスリート~上級者、TS4は上級者向けと言われています。

TS4ドライバーの最大の特徴の1つがヘッドサイズです。TS1、TS2、TS3は460ccヘッドですが、TS4ドライバーは430ccとかなり小ぶりなヘッドとなっています。テーラーメイドのM5ツアーも小ぶりな435ccですが、それよりも更に5cc小ぶりとなっています。

大型ヘッドに違和感を感じているゴルファーもいますので、上級者で小ぶりなヘッドが好みという方には、TS4ドライバーは貴重な選択肢です。

浅重心で低スピンの強い弾道が出る

TS4ドライバーはウェイトがソール前方に搭載されています。重心が浅くなっていますので、低スピンで吹け上がらず、強い弾道が出やすくなっています。

モデル TS1 TS2 TS3 TS4
高さ
スピン 超少

TS4ドライバー USモデル・日本モデルのスペック比較

モデル US 日本
ロフト角(°) 8.5、9.5、10.5 8.5、9.5、10.5
ライ角(°) 58.5 58.5
ヘッド体積(cc) 430 430
長さ(インチ) 45.5

TS4ドライバー USモデルの標準シャフト

USモデルでは、以下のシャフトが公式サイトで紹介されています。

  • Mitsubishi KUROKAGE Black Dual Core SFW 50
  • Mitsubishi Tensei AV Series Blue SFW 55
  • Project X HZRDUS Smoke Black 60
  • Project X HZRDUS Smoke Yellow 60
  • Project X Even Flow T1100 White 65

TS4ドライバーのUSモデルと日本モデルの違い

ロフト角、ライ角、ヘッド体積は、USモデルと日本モデルで同じとなっています。スペック面や外観からは違いが特に見出せませんでした。

USモデル、日本モデルというより、カスタムモデルですので、標準シャフトというものがなく、シャフトの選択による差異が大きくなると思います。

なお、シャフトの硬さについては、USモデルの場合、同じスペックでも1フレックス硬いと言われています。USモデルを購入する場合、このあたりを考慮して普段より1つ柔らかめを選択すると良いと言われています。

TS4ドライバーのUSモデルの購入・価格

価格については、一般的にUSモデルの方が安いケースが多く見受けられます。

タイトリストでは公式サイトで発売がないため、小売価格の表示がありませんので、楽天で調べてみましたが、シャフトがまちまちですので価格にばらつきがあります。日本モデル、USモデル共に7万円前後で取引されています。

USモデルを購入したいという方で、ショッピングモールでの購入が不安という方は、フェアウェイゴルフUSAさんがオススメです。

アメリカ国内の各メーカから直接仕入れた正規品(正規ライセンス商品)を取り扱われていますので、安心して購入することができます。

▼フェアウェイゴルフUSAさんのサイト


TS3ドライバー USモデルの特徴・違い

タイトリストのTSシリーズから発売のTS3ドライバーのUSモデルについて、詳しく取り上げます。

TS3ドライバー USモデル

TS3ドライバーはセミアスリート~アスリート向け

出典:タイトリストHP

タイトリストのゴルフクラブは、ツアープロの要望が反映されていて、上級者向けのクラブと言われていました。

しかし、2019年に発足したTSプロジェクトでは、「スピード」をテーマにして開発が行われ、これまでの917、915といったツアー色の強いシリーズとは異なり、新たなモデルとしてTSシリーズが誕生しています。

TSシリーズは全部で4種類のドライバーがあり、TS1は軽量ドライバー、TS2はアベレージ~セミアスリート、TS3はセミアスリート~上級者、TS4は上級者向けと言われています。

ソール後方に調整可能なウェイトを搭載

TSシリーズのドライバーは、ウェイトの搭載箇所に特徴が表れています。

TS3ドライバーは最も調整機能に優れたドライバーで、ソール後方の横向きの棒状のウェイトは、両端のウェイトの位置を変えることで、ニュートラル、ドロー、フェードの弾道切替が可能となっています。

中弾道・低スピンで強い球が出る

モデル TS1 TS2 TS3 TS4
高さ
スピン 超少

TS3ドライバーの弾道は、打ち出しが中ぐらいに抑えられ、低スピンの強い弾道で飛ばすことができます。

ヘッドも伝統的な形状となっていて、思い切り叩きハードヒッターに好まれています。

TS3ドライバー USモデルのスペック

  • ロフト角:8.5、9.5、10.5°
  • ライ角:58.5°
  • ヘッド体積:460cc
  • 長さ:45.5インチ

TS3ドライバー USモデルの標準シャフト

USモデルでは、以下の5種類のシャフトが公式サイトで紹介されています。

  • Mitsubishi KUROKAGE Black Dual Core SFW 50
  • Mitsubishi Tensei AV Series Blue SFW 55
  • Project X HZRDUS Smoke Black 60
  • Project X HZRDUS Smoke Yellow 60
  • Project X Even Flow T1100 White 65

TS3ドライバーのUSモデルと日本モデルの違い

ロフト角のラインナップ、ライ角は同じですが、クラブ長さに違いがあります。

USモデルの方は45.5インチですが、日本モデルではTour AD 60で45.25インチ、Tour AD VR-6、Speeder 661 EVOLUTION Vで45インチとなっていて、日本モデルの方が0.25~0.5インチ短尺となっています。

シャフトはUSと日本で共に公式サイトで5種類掲載されていますが、種類は全て異なっています。

なお、シャフトの硬さについては、USモデルの場合、同じスペックでも1フレックス硬いと言われています。USモデルを購入する場合、このあたりを考慮して普段より1つ柔らかめを選択すると良いと言われています。

TS3ドライバーのUSモデルの購入・価格

価格については、一般的にUSモデルの方が安いケースが多く見受けられます。

タイトリストでは公式サイトで発売がないため、小売価格の表示がありませんので、アマゾンで調べてみましたところ、日本モデル、USモデル共に、当記事執筆時点では3~3.5万円で購入できるようです。

USモデルを購入したいという方で、ショッピングモールでの購入が不安という方は、フェアウェイゴルフUSAさんがオススメです。

アメリカ国内の各メーカから直接仕入れた正規品(正規ライセンス商品)を取り扱われていますので、安心して購入することができます。

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TS1ドライバー USモデルの特徴・違い

タイトリストのTSシリーズから発売のTS1ドライバーのUSモデルについて、詳しく取り上げます。

TS1ドライバー USモデル

TS1ドライバーは軽いクラブを使いたいゴルファー向け

出典:タイトリストHP

タイトリストのゴルフクラブは、ツアープロの意見や要望を取り入れて開発されていて、アスリートゴルファー向けのクラブと言われていました。

しかし、この方向性が一転し、タイトリストの中にTSプロジェクトが立ち上げられ、「スピード」をテーマにしてゴルフクラブ開発が行われ、新たなシリーズとしてTSシリーズが生み出されています。

TSシリーズは全部で4種類のドライバーがあり、TS1は軽量ドライバー、TS2はアベレージ~セミアスリート、TS3はセミアスリート~上級者、TS4は上級者向けと言われています。

TS1ドライバーは、275gという驚きの軽さが実現されていまして、日本でいうところのゼクシオやPHYZと同じクラブ重量帯となっています。

軽いクラブを使いたい方は、これまで国産ブランドが主流でしたが、遂にタイトリストのクラブも選択肢に入りました。

高弾道・程よいスピン量の弾道

TS1ドライバーの弾道は、高弾道で、かつ、適度にスピンが入りますので、揚力を得ながら飛ばすことができます。

モデル TS1 TS2 TS3 TS4
高さ
スピン 超少

特に球が上らないという悩みを抱えている方の場合、ロフト角が12.5°という珍しいハイロフトスペックがありますので、高打ち出しで飛ばすことができます。

つかまりも良く、ミスへの許容性が高い

ヘッド形状はヒール寄りに体積が確保された丸型です。スライスが出やすい方は、しっかりとボールを捉えやすくなっています。

また、重心の深さもありますので、打点のバラつきに対して強さを発揮してくれます。

TS1ドライバー USモデル・日本モデルのスペック比較

モデル US 日本
ロフト角(°) 9.5、10.5、12.5 9.5、10.5、12.5
ライ角(°) 58.5 59
ヘッド体積(cc) 460 460
長さ(インチ) 45.75 45.75

TS1ドライバー USモデルの標準シャフト

USモデルでは、以下のシャフトが公式サイトで紹介されています。

  • Fujikura Air Speeder 35/40
  • Mitsubishi Fubuki MV 39/45

ちなみに、日本モデルは以下のシャフトです。どちらもエアスピーダーがありますので、より軽いクラブにしたい方にはおすすめのシャフトです。

  • Titleist Diamana 50
  • Titleist AiR Speeder

TS1ドライバーのUSモデルと日本モデルの違い

ロフト角、クラブ長さは同じですが、ライ角がはUSモデルの方が0.5°フラットになっています。

TS1ドライバーの特徴の一つが、これまでにないクラブの軽さです。日本モデルとUSモデルでもエアスピーダーが標準で用意されていて、クラブ重量を軽量にすることができます。

なお、シャフトの硬さについては、USモデルの場合、同じスペックでも1フレックス硬いと言われています。USモデルを購入する場合、このあたりを考慮して普段より1つ柔らかめを選択すると良いと言われています。

TS1ドライバーのUSモデルの購入・価格

価格については、一般的にUSモデルの方が安いケースが多く見受けられます。

タイトリストでは公式サイトで発売がないため、小売価格の表示がありませんので、楽天で調べてみましたところ、日本モデル、USモデル共に、当記事執筆時点では5万円前後で購入できるようです。USモデルの方が5千円程高めのようです。

USモデルを購入したいという方で、ショッピングモールでの購入が不安という方は、フェアウェイゴルフUSAさんがオススメです。

アメリカ国内の各メーカから直接仕入れた正規品(正規ライセンス商品)を取り扱われていますので、安心して購入することができます。

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TSi4ドライバー USモデルの特徴・違い

タイトリストのTSiシリーズから発売のTSi4ドライバーのUSモデルについて、詳しく取り上げます。

TSi4ドライバー USモデル

ヘッドサイズ430ccの小ぶりなヘッド

前作のTSシリーズでは、「4」のモデルのTS4ドライバーが後から追加発売となりました。後継のTSiシリーズでも、TSi4ドライバーが追加でラインナップに加わっています。

前作同様、430ccの小振りなヘッドで、TSiシリーズのドライバーの中で、唯一、460ccではないヘッドとなっています。

前寄りにウェイトが搭載され、浅重心で低スピン

TSi4は、ウェイトがソール前方に搭載されていて、前作同様に浅重心設計となっています。

低スピンの強い弾道が出やすく、ヘッドスピードが速いハードヒッターに適したモデルです。

逆に言えば、深低重心ではないため、この「4」のモデルの特徴をプラスに発揮させるには、自分の力である程度、球を上げられる力量が求められます。

フェースには航空宇宙分野の新素材、ATI 425チタンを採用

TSiシリーズの特徴の一つが、フェース素材を切り替えたことです。

航空宇宙の分野で用いられるATI425チタンがゴルフで初めて使用され、吸い付くような打感が実現されています。

ロフト角・ライ角の調整機能は搭載

出典:https://www.titleist.com/product/tsi4-driver/651C.html

ネックにはロフト角・ライ角の調整機能、SURE FITが搭載されています。ウェイトもオプションで別重量に交換することが可能で、より自分好みの弾道に近づけることができます。

TSi4ドライバー USモデルのスペック

ヘッド

  • ロフト角:8.0、9.0、10.0°
  • ライ角:58.5°
  • ヘッド体積:430cc
  • 標準長さ:45.5インチ
  • 弾道高さ:中
  • スピン量:極めて低い

シャフト

USの公式サイトでは、注目シャフトとして8種類掲載されています。内、3種類がツアーADのプレミアムシャフトです。

  • HZRDUS Smoke Yellow 60
  • Tensei AV White Raw 65、75
  • Kuro Kage Black DC 5G SFW 50、60
  • Tensei AV Blue RAW SFW 55、65
  • HZRDUS Smoke Black RDX 60、70
  • Premium Tour AD DI 5、6、7、8
  • Premium Tour AD IZ 5、6、7、8
  • Premium Tour AD XC 5、6、7、8

TSi4ドライバー USモデルと日本モデルの違い

ロフト角のラインナップ、ヘッド体積はUSモデルと日本モデルで同じです。日本モデルでは、タイトリストセレクトストア限定でのカスタム専用モデルのため、その他のスペックは掲載されていません。

シャフトについては、同じフレックスでもUSモデルの方が1フレックス硬いと一般的に言われています。USモデルの方を購入される場合、このあたりを考慮して、日本で使っているものより1つ柔らかめのスペックを選択されると良いと言われています。

TSi4ドライバー USモデルの購入・価格

価格については、一般的にUSモデルの方が安いケースが多く見受けられます。

日本ではセレクトストア限定のモデルとなり、標準シャフトというものがありませんので、価格を比べることはできませんでした。

USモデルを購入したいという方で、ショッピングモールでの購入が不安という方は、フェアウェイゴルフUSAさんがオススメです。

アメリカ国内の各メーカから直接仕入れた正規品(正規ライセンス商品)を取り扱われていますので、安心して購入することができます。

▼フェアウェイゴルフUSAさんのサイト