ベーブ・ルースはほぼ二刀流ではなかった!大谷は余裕で上回る可能性が大きい!

大谷翔平の2021年の二刀流での活躍が目覚ましく、連日、ニュースで取り上げられています。

日本で大騒ぎなのは勿論のこと、本国アメリカでもメディアやスター選手も興奮気味にこの偉業をリスペクトを持って伝えています。

驚くべき活躍は、ベーブ・ルースの再来とまで言われていますが、ベーブルースはほぼ100年前に活躍した選手です。

野球の神様とも呼ばれるベーブ・ルースと大谷翔平は、どこまで似ていて、どのような違いがあるのか、調べてみました。

超一流のスター選手たちが、こぞって大谷翔平を評価!

これは2021年のオールスターの映像です。

最初にAロッドことアレックス・ロドリゲスが興奮気味に大谷翔平の凄さについて語っています。最後に言った「メジャーリーグがジョークのように思える」という例えは、メジャーリーグを卑下しているのではなく、大谷翔平がこなしていることがアン・ビリーバブルであることを表しています。

次いで、ビッグ・パピーことデビッド・オルティーズも、打者も投手もそれぞれで調整の難しさがあり、それを同時にこなしていることに驚いています。

最後に、ビッグハートことフランク・トーマスは(愛称つけるの好きだな)、投手をやめて打者に専念して欲しいぐらい、凄まじい打者成績だと伝えています。

アップトンとサバシアは、早い段階から世界で最高の選手と評価

大谷翔平については、サバシアが相当前から世界NO.1の選手と評していたのはご存知の方も多いと思います。

そして、大谷翔平とチームメイトのアップトンが、初めて見た時の衝撃を語っています。

バッティングでは打球音が行かれていて、ピッチングではイラつくとギアチェンジして100マイルにスプリットで簡単に仕留めてしまう姿を目の当たりにして、大谷翔平の凄さを瞬く間に認めてしまったそうです。

実はベーブ・ルースよりも凄い!?

大谷翔平はベーブ・ルースの再来、野球の神様であるベーブ・ルースに近づける選手といった言われ方をします。

一方で、大谷翔平は既にベーブ・ルースを超えているという意見もあります。

ベーブ・ルースと言えば、ほぼ100年前に活躍した選手で、日本の野球界を見ても分かる通り、今と昔とでは野球の質は大きく異なっています。

例を挙げればきりがなく、球種の多さ、球の速さ、球場の広さ、選手の分業化(特にピッチャー)などにより、あらゆる面で隙が無いくらいハイレベルになっています。

そのような中で、大谷翔平はバッターとピッチャーをこなし続け、ホームラン37本、15盗塁、5勝(2021年7月30日時点)の成績を上げていることは、既にこれまでの常識を大きく超えてしまっています。

上掲の動画では、ベーブ・ルースが活躍していたころの選手の実状、そして、二刀流の時期はほんの1年だったことなど、興味深い比較がなされています。

そのようなことを考慮に入れると、大谷翔平は、既にベーブ・ルースを超えているという意見は、かなり支持されるように思います。

ベーブ・ルースの二刀流は、本当に1年か?

大谷翔平とベーブ・ルースを比較する上で、ベーブ・ルースの二刀流の期間は短いという話は、とても重要な点となります。

そこで、打者成績と投手成績を並べてみました。

年度 チーム 打者成績 投手成績
打数 本塁打 打率 登板 勝数 負数 防御率
1914 BOS 10 0 0.200 4 2 1 3.91
1915 92 4 0.315 32 18 8 2.44
1916 136 3 0.272 44 23 12 1.75
1917 123 2 0.325 41 24 13 2.01
1918 317 11 0.300 20 13 7 2.22
1919 432 29 0.322 17 9 5 2.97
1920 NYY 457 54 0.376 1 1 0 4.5
1921 540 59 0.378 2 2 0 9
1922 406 35 0.315 1 1 0 3
1923 522 41 0.393 1 1 0 5
1924 529 46 0.378 0 0 0
1925 359 25 0.29 0 0 0
1926 495 47 0.372 0 0 0
1927 540 60 0.356 0 0 0
1928 536 54 0.323 0 0 0
1929 499 46 0.345 0 0 0
1930 518 49 0.359 0 0 0
1931 534 46 0.373 0 0 0
1932 457 41 0.341 0 0 0
1933 459 34 0.301 0 0 0
1934 365 22 0.288 0 0 0
1935 BSN 72 6 0.181 0 0 0

たしかに、10試合以上登板し、300打席以上だったのは1918年と1919年のみで、1920年からのヤンキースへの移籍後は、ほぼ野手としてのプレーで、その後の16年間での登板数はわずかに5試合です。

大谷翔平が真にベーブ・ルースを超えるには、本塁打30本10勝が必要!

ベーブルースが二刀流として活躍していた2018年と2019年の成績を、改めて見てみましょう。

<1918年>

  • 317打席、20本塁打、打率0.300
  • 登板20試合、13勝7敗、防御率2.22

<1919年>

  • 432打席、29本塁打、打率0.322
  • 登板17試合、9勝5敗、防御率2.97

やはり打者としての出場が増えるにつれ、投手としての成績は落ちていて、本塁打は30本を超えていませんが、それでも素晴らしい成績であることには違いはありません。

この成績こそが、真にベーブ・ルースを超えたかどうかを評価するためのリアルな数字と言えます。

大谷翔平は2021年、既に37本塁打、5勝を記録しています。ピッチングの方は内容的には7勝ぐらいになっていても可笑しくありませんが、運に恵まれなかった試合が多く、勝ち星はあまり伸びていません。

一流投手としては、最低限10勝はボーダーラインになると思いますし、やはりベーブ・ルースの1919年の成績、29本塁打・9勝を超えてこそ、ベーブ・ルースを超えたと言えるのではないでしょうか。

つまり、ベール・ルースを超えるには、30本塁打・10勝が基準になると思います。

 

古田敦也が身震いしたイチローの凄さ!上原とのオールスター対決で見せた読みの切替

イチローの凄さ。

それは万人が知るところで、枚挙にいとまがないですが、その中でも伝説的な出来事がいくつかあります。

本記事では、球界きっての名捕手、古田敦也が身震いしたと言われているイチローとの対戦を取り上げます。

舞台はオールスターでのイチローVS上原

古田敦也が身震いしたと言われるイチローが登場する舞台は、1999年のオールスターです。

この年のオールスターは、上原浩治と松坂大輔のスーパールーキーの先発。

これだけでも痺れるようなマッチングですね。

そして、衝撃のシーンは1回の裏のパリーグの攻撃。

先頭打者は、西武の松井稼頭央。まだホームランバッターとしての覚醒はしていませんが、この年、3年連続の3割で盗塁王も獲得し、球界最高のリーディングオフマンです。

高めのストレートをテンポよく投じ、ファール、空振り、空振りで三球三振。

ネクストバッターはロッテの小坂誠。先ほどと打って変わってスライダー、フォーク、フォークで、見逃し、空振り、空振りでまたも三球三振。

俄然、スタジアムが盛り上がる中、登場するのはイチローです。

イチローvs上原、勝負の分かれ目は、上原の「首振り」

2者連続の三球三振で、1回から早くも最高のボルテージに達したこの試合。

3番打者で登場するのは、勿論、イチローです。

この年のイチローは、一軍定着から6年目を迎えた年で、翌年を最後にメジャーへ渡っています。ちなみに、打率は翌年に.387という生涯最高打率を記録していますが、超打率はこの年の1999年が.572で最高で、ある意味、最も強打者だった時です。

小坂との勝負とは打って変わって、一球目はインハイストレートをびしっと決めるも僅かにボール。

二球目は先ほどよりやや低めながらも高めの真っ直ぐ、コースはさらにきついインコースで、イチローが思い切り空振り。

上原のストレーとは誰も打ち返せないかのうな、そんな球状の反応が大きな歓声となって球状の盛り上がりを更に高めます。

三球目も強気のインハイにキレイなストレートですが、僅かにボール。

ここまでイチローに3級続けてインハイストレーとは、上原の凄さを物語っています。

そして、4球目。

ここで上原はフォークボールを放ってイチローは大きく空振り。

この後、イチローは古田に何か語り掛けていますが、どんな内容かは当事者のみが知るのみです。

そして、勝負の5球目。

古田はストレートのサインを出しますが、上原はここで首を振ります。

選んだ球種は先ほど空振りを奪ったフォークボールです。

結果、イチローは見事に球種を読み切って、センターバックスクリーンにホームランを叩き込みます。

4球目はフォークボールを空振りしていますが、上原が首を振って球種を変えたのを見て、狙い球をフォークボールに絞ったイチローに対して、古田はその凄さに寒気が生じて身震いしたそうです。

こういった事情を知ってから観てみると、改めてイチローの凄さにこちらも鳥肌が立ちます。

【後日談】上原は本当はストレートを投げたかった

この件について、上原浩治自身が引退後に当時の事情を語っています。

5球目、古田敦也からのサインはストレートでしたが、イチローに当ててしまいそうという予感があり、サインに首を振ってフォークボールを選択したそうです。

球界の至宝ですから、オールスターというお祭り感のある中で、致命的なデッドボールなど決して許される雰囲気ではないでしょう。

結果、フォークボールを選び、それを読み切ったイチローにキレイに仕留められたという一場面です。

打たれた上原も後悔を口にしつつ、この勝負・この結果は良い思い出だと思っているように見えます。

トップアスリートの勝負であるからこそ、勝ち負けに関係なく、満足感があり、今もそれが残っているのかもしれませんね。

このホームランを見て、笑顔の松坂大輔も印象的です。