PRGR Q(キュー) 試打・評価・徹底解説

プロギアから発売のQ(キュー)について取り上げます。

PRGR Q(キュー)は4スペックある

上2番手と下2番手で特徴が異なる

PRGR のQ(キュー)は、4種類のスペックが用意されています。

クラブの種別について、メーカーのプレスリリースでは「オールラウンドギア」と表現されていて、はっきりとした区分けは示されていないようです。

ただ、ゴルフ系ショッピングサイトでは、上2つの番手がフェアウェイウッド、下2つの番手がユーティリティとして扱われています。実際、クラブの特徴面からも、その区分けが相応しいと思います。

4種類のスペックの違い

番手 ロフト角 ヘッド体積 フェース角 ライ角 長さ
Q18 18 164 0 58.5 40.5
Q23 23 162 0 58.5 39.5
Q28 28 96 -2.5 58.5 38.5
Q33 33 98 -2.5 60.5 37.5

Q18、Q23はヘッド体積が大きく、フェース角がスクエアです。

残りのQ28、Q33はヘッド体積がぐっと小さく、フェース角が-2.5°で、しっかりつかまえる形状になっています。

上記のスペックデータでは触れられていない点として、Q28、Q33では、フェースのトップラインがシャフトの中心軸より後ろに下がっていて、所謂、グースが効いた形状になっています。

振り抜けの良いソール形状

出典:https://www.prgr-golf.com/product/utility/18-q.html

Qの特徴として、ソール形状が船底のようにシャープになっています。この形状を取ることによって、傾斜地など、様々なコンディションのライで楽に振り抜きやすくなっています。

Q(キュー)が役立つ9つのケース

独特な形状のQについて、役に立つ9つのケース・理由が上記の動画で解説されています。

Qを使うことのメリットが分かりやすく説明されていますので、検討されている方は、ご覧になることをオススメします。

Q18、Q23について

Q18、Q23は、ロフトが立ったヘッドサイズが大きいモデルで、フェース・クラウンにチタン、ソールにステンレスが用いられています。

低重心設計となっていますので、ボールが上がりやすいのが特徴です。

Q28、Q33について

Q28、Q33は、ロフトが寝ていて、ヘッドサイズが50~60cc小さくなっています。

出典:https://www.prgr-golf.com/product/utility/18-q.html

こちらのクラブはフェースの位置が特徴的です。メーカー公式サイトでは「FPを大きくしていて、ボールが拾いやすくスピンが掛かりやすい」と説明されています。

もう一つ付け加えておきたい点は、フェースのトップラインがかなり後ろに下がっている点です。グースが効いた形状になっていますので、しっかりボールをつかまえやすくなっています。

Q(キュー)フェアウェイ・ユーティリティの試打動画

「Heavenwood ヘブンウッド」という番手はいったい何?どんなクラブか徹底解説!

キャロウェイのフェアウェイウッドで時々見かける「Heavenwood ヘブンウッド」という番手について解説します。

Heavenwood ヘブンウッドとは?

キャロウェイのフェアウェイウッドの中で、番手に数字ではなく「Heavenwood」と記されているものがあります。

本記事では、「Heavenwood」という番手がどういったものかについて取り上げます。

ちなみに、キャロウェイの過去のモデルにビッグバーサヘブンウッドという2004年のモデルがありますが、こちらの話ではありません。フ

※ちなみにこちらがBB Heavenwoodです。

Heavenwood ヘブンウッドはロフト角が大きく、球が上がりやすい

さて、Heavenwoodという番手ですが、文字から推測できるように「天に届くほど高く上がるウッド」という意味があります。

通常、フェアウェイウッドは番手が下がるに連れて、ヘッド体積・クラブ長さは縮小し、ロフト角は大きく(寝る)なります。その結果、弾道は高く上がり、距離は短くなっていきます。

Heavenwoodは、上位番手のスペックでありながら、ロフト角だけが大きくして(寝かせて)あります。特徴としては、フェースが寝ていますのでボールを捉えて上げやすく、ミスが出にくくなっています。加えて、ヘッド体積は大きくクラブは長いため、飛距離も出やすくなっています。

「4番に7番のヘッドを挿している」イメージ

Heavenwoodがあるフェアウェイウッドについて、スペックを見てみると特徴が見えてきます。

こちらはUSのROGUEフェアウェイウッドのスペックです。

番手 ロフト角 ヘッド体積 ライ角 長さ バランス
3+W 13.5° 171 55.00° 43.00″ D2
3W 15° 171 57.00° 43.00″ D2
4W 17° 162 57.50° 42.75″ D2
5W 19° 152 58.00° 42.50″ D2
Heavenwood 20° 161 57.50° 42.75″ D2
7W 21° 142 58.50° 42.00″ D2
9W 23° 136 59.00° 41.50″ D2
11W 25° 134 59.50° 41.00″ D2

ライ角・クラブ長さ・体積を見ると、4番ウッド相当で、ロフト角だけが7番ウッド相当になっています。

バランスも揃えてありますので、重量感は同じままスイングすることができます。

Heavenwoodがあるフェアウェイウッドはコレだ!

実際にどのようなモデルでHeavenwoodがあるかを見てみますと、USのキャロウェイサイトを見ますと、EPICFLASHやROGUEにもありますので、USでは一般的な番手となっています。

一方、日本では全てのモデルにあるわけではなく、一部のフェアウェイウッドに限られています。最近のモデルでは以下の2種類でHeavenwoodがラインナップされています。

スチールヘッド XR フェアウェイウッド

ビッグバーサ ベータ フェアウェイウッド

ステルスの全フェアウェイウッド・レスキューを一挙紹介!発売日も決定!ステルスPLUS・ステルス

テーラーメイドから2022年に発売のステルスシリーズ。フェアウェイウッドとレスキュー(ユーティリティ)は2タイプのモデルが発売となっています。

ステルスのフェアウェイウッド、レスキューのそれぞれ2タイプについて、スペック・発売日・発売価格について取り上げます。

ステルスシリーズのフェアウェイウッド

ステルスシリーズのフェアウェイウッドは、ステルスPLUSフェアウェイとステルスフェアウェイの2機種です。

前作のSIM2では、ドローモデルが加わった3機種ありましたので、モデル数は減った形となっています。

ステルスPLUSフェアウェイウッド

特徴

ステルスPLUSフェアウェイは、アスリートゴルファー向けのハードな方のモデルで、SIM2フェアウェイの後継となります。

  • ソールに金属プレートが搭載され低重心になっている
  • ヘッドが小ぶりで操作性がある
  • 強靭で反発性能に優れたZATECチタン製のフェースが採用されている
  • ロフト角・ライ角の調整機能が搭載さている

ヘッド体積は、ノーマルなステルスフェアウェイと比べると15cc小ぶりで、意図した弾道を繰り出しやすくなっています。

スペック

番手 3番 5番
ロフト角 15 19
ライ角 57 57.5
ヘッド体積 175 150
長さ 43.25 42.25

ステルスフェアウェイウッド

特徴

ステルスフェアウェイウッドは、ヘッド体積・投影が大きく、直進性を重視したヘッド設計で、SIM2 MAXフェアウェイとなります。

  • ロフト角・ライ角調整機能はなく、ネック周りがすっきりとしいる
  • 投影が大きく、安心感がある
  • クラウンのカーボンエリアがトゥ側ソール面まで拡大されている

操作性よりも直進性や寛容性を求める方向けとなります。3番のロフトを1.5°寝かせた3HLがあり、長い距離のフェアウェイで球を上げたい人に適しています。

スペック

番手 3番 3HL 5番 7番
ロフト角 15 16.5 18 21
ライ角 57 57 57.5 58
ヘッド体積 190 190 165 165
長さ 43.25 43.25 42.25 41.75

ステルスシリーズのレスキュー

ステルスシリーズのレスキューは、フェアウェイウッドと同様にステルスPLUSレスキューとステルスレスキューの2機種です。

レスキューには以前からドローモデルがなく、前作のSIM2シリーズでも2機種です。

ステルスPLUSレスキュー

特徴

ステルスPLUSレスキューは、フェースのトゥが高い四角型で、アイアンライクなユーティリティです。

ヘッドの後ろも大きく過ぎず、アイアン感覚で構えやすくなっています。

強い球を打ちたい、アイアンとのつながりを重視したい方に適しています。

  • アイアンライクな形状で、アイアン感覚で振りやすい
  • ロフト角・ライ角の調整機能が搭載されている

スペック

番手 2番 3番 4番
ロフト角 17 19.5 22
ライ角 58 58.5 59
長さ 40.75 40.25 39.75

ステルスレスキュー

特徴

ステルスレスキューは、フェースが丸型ウッド形状で、ウッド型のユーティリティです。

ヘッド後方が長く取られていて、深重心になっていますので、寛容性があり、ウッド感覚で振り抜くことができます。

球も上がりやすいため、高さを出してグリーンを狙いたい方に適しています。

  • ウッド型のユーティリティで、球が上がりやすい
  • 4種類の番手があり、19°~28°までカバーしている

スペック

番手 3番 4番 5番 6番
ロフト角 19 22 25 28
ライ角 60 60.5 61 61.5
長さ 40.25 39.75 39.25 38.75

まとめ

テーラーメイドの2022年の新シリーズ「ステルス」のフェアウェイウッドとレスキュー(ユーティリティ)について取り上げました。

フェアウェイウッドは、難しいモデルとやさしいモデルに分かれいますが、レスキュー(ユーティリティ)は、形状がアイアン型とウッド型に分かれています。

まずは、アイアンとウッドのどちらが得意かで、レスキューの形状を選ばれると良いと思います。

タイガーウッズの復帰戦で、ステルスPLUSドライバー・フェアウェイウッドが使われた!

テーラーメイドの2022年モデル「ステルス」のドライバー2種が、適合リストに掲載された件を、少し前に取り上げました。

ステルス ドライバーがルール適合リストに掲載!ステルスとステルスPLUSの2機種

今度は、タイガーウッズの自動車事故後、初となる復帰戦にて、実物映像が確認されました。

しかも、まだR&Aの適合リストに掲載の無い「ステルス」のフェアウェイウッドも確認されています。

タイガーウッズの復帰戦で使われた「ステルス」のドライバーとフェアウェイウッド

こちらがMYGOLFSPYにてSNSに投稿されたタイガーウッズのキャディバッグです。噂通り、赤いウッドが確認できます。

ドライバーの方は、適合リストでも確認されているものと同じモデルで、2機種ある内のアスリート向けと思われる「STEALTH PLUSドライバー」です。

そして、その隣にあるフェアウェイウッドは、3番15°のスペック表記が確認でき、さらにソールに「PLUS」の文字も確認できます。

こちらは「STEALTH PLUSフェアウェイウッド」ということになります。

STEALTH PLUSドライバー

出典:golfwrx

こちらはGOLFWRXのフォーラムに投稿された映像です。ウェイトは少しだけドロー設定にしています。

つかまりを求めたのか、重心距離を短くして操作性を高めたのか分かりませんが、SIM2にはなかったMWTを活用しています。

STEALTH PLUSフェアウェイウッド

出典:golfwrx

こちらはステルス PLUSのフェアウェイウッドです。

ロフト角は-1.5°で13.5°にして、かなりフェースを立てています。

3番ウッドは、SIMフェアウェイウッドも同時に入れていて、そちらは14.25°という設定になっています。

2本の3番ウッドで、ロフトを細かく刻んで飛距離を調整しているのかもしれません。

ステルスはフルカーボン!?

出典:golfwrx

ドライバーの方にヒール側に「カーボンウッド」の文字が確認できましたが、フェアウェイウッドの方はヒール側の映像が無いため確認できません。

フェアウェイウッドはフェースがドライバーと違って赤色ではありませんので、恐らくチタン素材と思われます。

カーボンウッドの意味が「フェースもカーボン」ということだとすると、カーボンウッドに該当するのはドライバーのみということになりそうです。

テーラーメイドのステルス関連記事

ステルス ドライバーがルール適合リストに掲載!ステルスとステルスPLUSの2機種

ステルス ドライバーの画像を確認!

 

G425 SFTフェアウェイウッド USモデルの特徴・違い

PINGのG425 SFTフェアウェイウッドのUSモデルについて、詳しく取り上げます。

G425 SFTフェアウェイウッド USモデル

ヒール寄りウェイトが直進性をアップ

G425 SFTフェアウェイウッドは、スタンダードモデルのG425 MAXフェアウェイウッドと比べると、ソール後方のウェイトがややヒール側に寄っています。

ドローバイアスになることで、右への弾道の曲がりが抑えられますので、右へのミスを減らしたい方に適しています。

MAXよりも大きなヘッドサイズ

ヘッド体積は前作と比べると1ccのアップですが、スタンダードタイプのG425 MAXフェアウェイウッドと比べると、12~14cc大きくなっています。

ドローバイアスだけでなく、深重心による大きな慣性モーメントにより、寛容性も備わっています。

タービュレーターを廃止し、アライメントを採用

G425シリーズのフェアウェイウッドでは、空力対応のタービュレーターがクラウンから外されています。

新たに3ドットのアライメントマークが描かれていますので、従来モデルよりも、安心してセットアップしやすくなっています。

タービュレーターは、外観に対してネガティブな印象を持つ方もいましたので、これまで突起が気になっていた方にとっては、構えやすくなっています。

可変スリーブを搭載

出典:https://ping.com/en-us/clubs/drivers/g425-max

前作と同様に、USモデル・日本モデル共に可変スリーブが搭載されています。

合計8つの調整ポジションへの切替が可能で、ロフト角は±1.5°まで、ライ角は3°フラットに切り替えることができます。

G425 SFTフェアウェイウッドのスペック

番手 3 5 7
ロフト角 16° 19° 22°
長さ 43″ 42.5″ 42″
ライ角 57.0° 57.5° 58.0°
ヘッド体積 189cc 178cc 168cc
バランス D0 D0 D0

日本モデルのスペックと比較すると、ロフト角、ヘッド体積、長さなどは同じですが、ライ角は日本モデルの方が1°アップライトになっています。

スタンダードのG425 MAXフェアウェイと比較すると、ロフト角は1.5°寝ています。一般的なフェアウェイウッドと比較してもロフトは1°寝ていますので、球の上がりやすさを持たせたスペックになっています。

また番手もG425 MAXフェアウェイは9番がありましたが、G425 SFTフェアウェイは7番までの3種類となっています。

G425 SFTフェアウェイウッドの標準シャフト

  • ピン Alta CB 65 Slate
  • ピン Tour 65
  • ピン Tour 75
  • 三菱 Tensei AV Orange 75
  • アルディラ Rogue White 130 MSI 70
  • アルディラ Rogue White 130 MSI 80
  • アルディラ Rogue White 130 MSI 70

ピン Alta CB 65 Slate

フレックス 重量 打ち出し角
Soft Regular 61.0g
Regular 63.0g 中高
Stiff 67.0g
X-Stiff 71.0g

ピン Tour 65

フレックス 重量 打ち出し角
Regular 53.0g
Stiff 57.0g 低中
X-Stiff 62.0g

ピン Tour 75

フレックス 重量 打ち出し角
Regular 64.0g
Stiff 70.0g 低中
X-Stiff 76.0g

三菱 Tensei AV Orange 75

フレックス 重量 打ち出し角
X-Stiff 71.0g 低中
Regular 66.0g 中高
Stiff 68.0g

アルディラ Rogue White 130 MSI 70

フレックス 重量 打ち出し角
Regular 61.0g

アルディラ Rogue White 130 MSI 80

フレックス 重量 打ち出し角
Stiff 71.0g 低中
X-Stiff 75.0g

G425 SFTフェアウェイウッドのUSモデルと日本モデルの違い

ヘッドのスペックについては、番手・ロフト角のラインナップはUSモデルと日本モデルで同じですが。ライ角はUSモデルの方が1°フラットとなっています。

シャフトはUSモデルも日本モデルも多数用意されていて、選ぶことができます。なお、シャフトラインナップは異なっています。

ウェイト、可変スリーブが搭載されている点も同じですので、基本的な違いはライ角とシャフトと考えて良いでしょう。

USシャフトは、同じフレックスでも1フレックス硬いと言われていますので、普段より柔らかいスペックを選択すると良いでしょう。

G425 SFTフェアウェイウッドのUSモデルの購入・価格

USモデルと日本モデルでは、一般的にUSモデルの方が安いケースが多いです。

PINGのドライバーについても、ネットでの市場価格を見比べてみますと、日本モデルの方が6千円ほど高くなっています。

USモデルは、日本でも取り扱われるショップが年々増えていて、シャフトの違いでUSモデルを好まれる方がいる一方で、価格が安いことで選ばれる方もいます。

日本で購入する場合、ネットでの取り扱いも増えています。フェアウェイゴルフUSAさんでは、アメリカ国内の各メーカから直接仕入れた正規品(正規ライセンス商品)を取り扱われていますので、安心して購入することができます。

▼フェアウェイゴルフUSAさんのサイト