M2アイアン USモデルの特徴・違い

テーラーメイドのM2アイアンのUSモデルについて、詳しく取り上げます。

M2アイアン USモデル

スピードポケットがミスを許容

M2アイアンはソールにスピードポケットが搭載されています。特にフェース下方でのオフセンターヒット時に、ミスの許容性を発揮し、飛距離の大幅な落ち込みを抑えてくれます。

グースが効いたつかまり感のあるネック

ネック形状はオフセットがあり、グースが効いた形状となっています。

ボールのつかまりを良くしてくれますので、つかまえて大きく飛ばしやすくなっています。

また、トップブレードが厚めになっていますので、フェース外周部に剛性があり、ミスへの許容性が高くなっています。

低重心で高弾道を実現

M2アイアンはソールがしっかりめになっていて、重心が下に集められています。

低重心設計により、ボールが上がりやすくなっています。

ロフト角は7番で28.5°と、ややストロングロフトですが立ち過ぎていませんので、ボールの上がりやすさと飛距離のバランスに優れています。

とにかく飛ばしたい人というより、中程度の飛び系で、球が上がって打感も良いものを求める方におすすめです。

M2アイアンのスペック

番手 ロフト角 ライ角 オフセット 長さ バランス
4 19° 61.5° 5.8mm 38.88″ D2
5 21.5° 62° 5.2mm 38.25″ D2
6 25° 62.5° 4.7mm 37.63″ D2
7 28.5° 63° 4.2mm 37.00″ D2
8 33° 63.5° 3.5mm 36.50″ D2
9 38° 64° 3.0mm 36.00″ D2
PW 43.5° 64.5° 2.6mm 35.50″ D2
AW 49° 64.5° 2.2mm 35.50″ D2

標準シャフト

  • M2 REAX S-75G
  • M2 REAX R-65G
  • M2 REAX A-55G
  • REAX 88HL by FST S

M2アイアンのUSモデルと日本モデルの違い

ヘッドのスペックについては、ロフト角、ライ角、長さはUSモデルと日本モデルで違いがありません。アイアンはロフト角が異なるケースがありますが、M2アイアンは同じ設定となっています。

ただし、クラブセッティングには違いがありまして、USモデルにはSWがなく、日本モデルには4番がありません。全体本数は変わりませんが、1番手ずれています。

シャフトの種類については、2017年の発売当時、日本ではカーボンがTM7-216、スチールがREAX-90 JPでしたが、当記事執筆時点では日本でもワールドワイドモデルとなっていて、カーボンがREAX 17、スチールがREAX88 HLとなっています。

また、シャフトの硬さについては、USと日本で基本的に異なっています。またUSモデルの場合は、同じフレックスでも1フレックス硬いと言われています。このあたりを考慮すると、普段より1つ柔らかめを選択すると良いでしょう。

M2アイアンのUSモデルの購入・価格

価格については、一般的にUSモデルの方が安いケースが多く見受けられます。

しかし、M2アイアンについては、USと日本の公式サイトでの価格を見てみますと、USはカーボンシャフトの4~Pの7本セットが$599.99、日本はカーボンの5~Pの6本セットで29,900円となっています。日本の方はセットが1本少ないので、単品でSWを加えても34,883円です。

1ドル110円で計算すると約30,000円ぐらいの差があります。

USモデルはネットで普通に購入できる

USモデルの購入については、日本の小売りでも取り扱いが増えていますので、ネットで普通に購入することができます。

特にオススメなのが、フェアウェイゴルフUSAさんです。アメリカ国内の各メーカから直接仕入れた正規品(正規ライセンス商品)を取り扱われていますので、安心して購入することができます。

▼フェアウェイゴルフUSAさんのサイト


M2アイアン 試打・評価・徹底解説

テーラーメイドのMシリーズの人気アイアン、M2アイアン 2017年モデルについて取り上げます。

M2アイアン 2017の特徴

2017年Mシリーズアイアンのやさしい方のモデル

2017年のMシリーズアイアンは、M1アイアンとM2アイアンの2種類となっています。M2アイアンはやさしい方のモデルとなっております。

  • M1アイアン:飛びと操作性を備えたアイアン
  • M2アイアン:飛びと寛容性を備えたアイアン

360°アンダーカットキャビティにより低重心化を実現

出典:https://www.taylormadegolf.jp/

ヘッド周辺部の裏側が360°薄肉化された構造が採用されています。これにより生み出された余剰重量がヘッド下部に配分されることで、低重心化が実現されています。

7番アイアンで28.5°のストロングロフト設計ですが、ボールが上がりやすい重心設計となっています。

2種類の溝が反発性能を高めている

出典:https://www.taylormadegolf.jp/

ソールにはテーラーメイド十八番のスピートポケットと呼ばれる溝が施されています。さらに、フェース前面のスコアラインを挟むように、縦に2本の溝が施されています。

この2つの溝により、スイートエリアが広がり、優れた反発性能を発揮してくれます。

打感・打音を生み出すバッジを搭載

出典:https://www.taylormadegolf.jp/

2017年モデルのM2シリーズの特徴として、ジオコースティックと呼ばれるフィーリングを高める仕組みが搭載されています。

M2アイアンでは、ジオコースティック・バッジが搭載され、ディスタンス系アイアン特有の打感と打音の問題を解消してくれています。

M2アイアン 2017のスペック・発売価格

番手 5 6 7 8 9 PW
ロフト角 21.5 25 28.5 33 38 43.5
ライ角 61 61.5 62 62.5 63 63.5
長さ 38.25 37.625 37 36.5 36 35.75
バランス D1

M2アイアンは5~9、PWの6本セットで、4、AW、SWが単品となっています。

同時にリリースされているM1アイアンと比べると、7番のロフトは2°立っています。操作性を求める方は、M1アイアンを検討されると良いでしょう。

発売価格は、装着シャフトにより異なります。

  • TM7-217シャフト
    6本セット(5~PW):108,000円+税
    単品(4、AW、SW):18,000円+税
  • REAX90 JP
    6本セット(5~PW):96,000円+税
    単品(4、AW、SW):16,000円+税

M2アイアン 2017の試打・評価

  • M2の良いところは、ロフト立ってるがシャフトがそんなに長くなくて打ちやすい。
  • 球が上がりやすい。
  • M2の打感は、カツーンという感じはある。

M4アイアンとM2アイアンの違いを徹底比較!

テーラーメイドから発売されているM4アイアンとM2アイアン。どちらもマークダウンによりコスパが良いモデルです。人気の2つのモデルについて違いや共通点を徹底解説します。

M4アイアンとM2アイアン

M4アイアンとM2アイアンは、共にMシリーズのアイアンです。M2アイアンは2017年に発売され、その後継モデルとして、M4 アイアンは2018年に発売されています。

どちらもアベレージ向けアイアンとして初級者から中級者におすすめです。

M2アイアンは2017年に発売、M4は後継モデルとして2018年に発売。

M4アイアンの注目点はリブコア

出典:https://www.taylormadegolf.jp/m3-m4-irons_jp.html

M4アイアンの最大の特徴の一つが、リブコアです。フェース内部に2本のリブが搭載されています。M4シリーズは、ドライバーにもスピードポケットの両端にリブが掛けられたハンマーヘッドが採用されていまして、2本で両端の剛性を高めるという同じコンセプトが採用されているように感じられます。

リブコアの効果としては、エネルギーロスを少なくし、スロットに挟まれたスコアライン上の反発力を高めてくれます。ちなみに、同時に発売されている上級者向けのM3アイアンにも搭載されています。

M2アイアンはジオコースティックバッジを搭載

出典:https://www.taylormadegolf.jp/M_irons_sp.html#m_m2first

M4アイアンにないM2アイアンの特徴として、打音と打感があげられます。ドライバーでも同じく、M2は打音・打感に拘ったテクノロジーが搭載されています。

バックフェースにジオコースティック・バッジが搭載されることで、打感と打音が適切にチューニングされますので、アイアンにフィーリングを求める方に配慮された構造となっています。

M4アイアンとM2アイアンのフェース

左:M4、右:M2

M4アイアン、M2アイアン共に、スコララインがびっちりと刻まれています。そして、左右両端に縦の溝、フェーススロットが搭載されている点が特徴的です。

フェーススロットは、トゥ寄り・ヒール寄りでのミスヒットに対して、ボール初速の低下を抑え、コントロール性も高めてくれます。

M4アイアンの方がつかまりが良い形状になっている

左:M4、右:M2

こちらはM4アイアンとM2アイアンを横から見た写真です。M4アイアンの方がFPが小さく、グースが効いているように見えますので、よりつかまりやすさが感じされます。

ソールの重量感もM4アイアンの方があり、弾道の安定性と球の上がりやすさを感じさせます。

左:M4、右:M2

ネックの曲がり具合を見ても、M4の方がフェースを奥に押し込んだ感がありますので、アドレスした際にボールのつかまり、球の上がりやすさが感じられそうです。

スピードポケットはM4、M2の両方に搭載

スピードポケットはM4アイアン、M2アイアンの両方に搭載されています。双方でスピードポケットの役割について異なる説明がなされていますが、基本的な働きとしては、フェース下部でのヒットの精度を高めてくれます。

スピードポケットに関する公式ページでの説明

  • M4アイアン:フェース下部でヒットした場合の過剰なバックスピンを抑制。
  • M2アイアン:フェース下部でのヒットをサポートし、スイートエリアを拡大。

M4アイアンとM2アイアンのスペック比較

M4アイアンのスペック

番手 4 5 6 7 8 9 PW AW SW
ロフト角(°) 19 21.5 25 28.5 33 38 43.5 49 54
ライ角(°) 60.5 61 61.5 62 62.5 63 63.5 63.5 63.5
FUBUKI TM6 38.875 38.25 37.625 37 36.5 36 35.75 35.75 35.5
REAX90 JP 38.625 38 37.375 36.75 36.25 35.75 35.5 35.5 35.25

M2アイアンのスペック

番手 4 5 6 7 8 9 PW AW SW
ロフト角(°) 19 21.5 25 28.5 33 38 43.5 49 54
ライ角(°) 60.5 61 61.5 62 62.5 63 63.5 63.5 63.5
TM7-217 38.875 38.25 37.625 37 36.5 36 35.75 35.75 35.5
REAX90 JP 38.625 38 37.375 36.75 36.25 35.75 35.5 35.5 35.25

最近のアイアンは年々ストロングロフト化していく傾向が散見されますが、ロフト・ライ・長さといった最も基本的なスペックは変更がありません。

重量面では、M4アイアンの方が5gほど軽量化されています。例えば5番アイアンのSで比較しますと、M4アイアンはFUBUKI TM6で358g、REAX90 JPで397g、M2アイアンはTM7-217で363g、REAX90 JPで402gです。

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テーラーメイド「M」シリーズとは?

テーラーメイドのMシリーズは、「マルチマテリアル構造を活用し、クラブ開発の限界を超える」というコンセプトを持ったゴルフクラブです。マルチマテリアルとは複合素材という意味で、チタンだけでなくグラファイト・コンポジットを取り入れる等、複数の素材でヘッドを作り上げています。

最初のMシリーズであるM1ドライバーは、 2015年12月5日に発売され(2016年モデル)、毎年、新たなモデルがリリースされています。年度順にリリースされたモデルを紹介します。

2016年 M1 460/430ドライバー 2016

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2016年M2ドライバー 2016

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M2ドライバー 2016 試打・評価・徹底解説

テーラーメイドのM2ドライバー 2016年モデルについて取り上げます。

テーラーメイド M2ドライバー 2016年モデルと2017年モデル


M2ドライバーの初代モデルは2016年に発売されています。翌年には同じM2ドライバーという名称で2017年モデルが発売されていますので、M2ドライバーは年代違いで2種類存在します。
写真左が2017年モデルで、右が初代の2016年モデルです。本記事では初代の2016年モデルのM2ドライバーを取り上げます。

M2のMの意味はMulti Material(マルチマテリアル)

M1ドライバー、M2ドライバーのMは、Multi Material(マルチマテリアル)の頭文字を取っています。マルチマテリアル、つまり複合素材をヘッドに用いているということで、チタンとカーボンが用いられています。

カーボンは航空素材と同じように軽量化に寄与しますので、カーボン比率を高めていくことで余剰重量が生まれ、重心設計の自由度が増し、低スピン、高弾道、高慣性モーメントといった特徴を持たせやすくなります。

大きめのスピードポケットを搭載

ソールの前方には、大きめのスピードポケットが搭載されていて、エアロバーナーの後継とも言われています。

クラウンの軽量化による余剰重量で、低重心化を実現!

クラウンにカーボンが用いることでヘッド全体の軽量化が図られています。生み出された余剰重量によりソール後方のウェイト搭載が可能となり、低重心設計のドライバーに仕上がっています。

M1、M2の公式説明動画です。

ロフト角調整機能を搭載!

M2ドライバーは、M1ドライバーに搭載されている重心調整機能がありませんが、ホーゼル部にはロフト角の調整機能が搭載されています。専用のトルクレンチを使って、調整することができます。

アドレス時にフェース面が認識しやすく、構えやすい

クラウン前方がホワイトになっていますので、黒いフェースが視認しやすくなっています。

M2ドライバーの試打・評価

プロが2人がM1/M2ドライバーを試打

コースでM1、M2を使って試打している動画です。

M1/M2ドライバーの評価・解説

田中秀道プロが詳しく解説してくれ、ジェイソン・ディもコメントしています。

M2ドライバーのスペック

ロフト角 9.5/10.5/HL(12)°
ライ角 58°
ヘッド体積 460cc
長さ 45.75インチ
標準シャフト TM1-216
フレックス S/SR/R

ロフトは9.5°、10.5°、高い打ち出しのHL(12°)の3種類となっています。

M2ドライバーの販売価格と発売日

M2ドライバーの発売開始日は2016年3月11日です。標準シャフトのTM1-216を装着したモデルの販売価格は、63,000円(税抜き)です。