M6ドライバー USモデルの特徴・違い

テーラーメイドのM6ドライバーのUSモデルについて、詳しく取り上げます。

M6ドライバー USモデル

大きなウェイトによる低重心設計

M6ドライバーは、クラウンだけでなくソールにもコンポジット構造が採用されていて、ヘッドの軽量化が実現されています。

余剰重量により低重心・深重心が実現されていて、特にソールに縦に走るM6のロゴ部分には、46gの大きなウェイトが可能となっています。

低・深重心により、より球が上りやすく、直進性に優れています。

ロフト角・ライ角の調整が可能

ネックには可変スリーブが搭載されていて弾道を調整することができます。

予め定められた8つのポジションに切り替えることで、ロフト角・ライ角・フェース角を変更することができます。

また、可変スリーブはMシリーズ・SIMシリーズと互換性があるとユーザーの間では言われているようです。

ツイストフェース・スピードインジェクションを搭載

M6ドライバーのフェースには、M3・M4で初めて搭載されたツイストフェースが搭載されています。これにより、打点がハイトゥ・ローヒール方向にブレても、弾道をセンターに戻してくれる働きがあります。

スピードインジェクションは、ルール上限を超えた反発性能のヘッドを、フェース前面からレジンを注入することで、ルール上限に合わせたチューニングが行われています。最大反発が文字通り実現されています。

M6ドライバーのスペック

  • ロフト角:9、10.5、12°
  • ライ角:56~60°
  • ヘッド体積:460cc
  • 長さ:45.75インチ
  • スイングウェイト:D3

M6ドライバーのシャフト

公式サイトでは、以下の2つのシャフトが紹介されています。

  • Fujikura Atmos Orange 5
  • Fujikura Atmos Black 6

Fujikura Atmos Orange 5

硬さ 重量 トルク チップサイズ 高さ スピン
S 55G 5.1 0.335 中~高
R 54G 5.2 0.335 中~高 中~多
A 53G 5.4 0.335 中~多

Fujikura Atmos Black 6

硬さ 重量 トルク チップサイズ 高さ スピン
X 67G 4.2 0.335
S 66G 4.2 0.335 低~中
R 65G 4.2 0.335 低~中

M6ドライバーのUSモデルと日本モデルの違い

ヘッドのスペックについては、日本モデルではロフト角が9、10.5°の2種類ですが、USモデルではこれに12°が加わった3スペックとなっています。球が上りづらい方が、より選びやすくなっています。

シャフトはUSと日本で基本的に異なっています。またUSモデルの場合は、同じフレックスでも1フレックス硬いと言われています。このあたりを考慮すると、普段より1つ柔らかめを選択すると良いでしょう。

M6ドライバーのUSモデルの購入・価格

価格については、一般的にUSモデルの方が安いケースが多く見受けられます。

公式サイトでのSIMドライバーの掲載価格を見てみますと、USは$349.99、日本は32,000~37,000円となっていますので、M6ドライバーはスペックによりますが日本モデルもかなり安く購入できます。

USモデルはネットで普通に購入できる

USモデルの購入については、日本の小売りでも取り扱いが増えていますので、ネットで普通に購入することができます。

特にオススメなのが、フェアウェイゴルフUSAさんです。アメリカ国内の各メーカから直接仕入れた正規品(正規ライセンス商品)を取り扱われていますので、安心して購入することができます。

▼フェアウェイゴルフUSAさんのサイト


M6アイアンとM4アイアンは、どちらがおすすめか?【適合ゴルファーを徹底解説】

テーラーメイドからSIMシリーズが登場し、俄然、コストパフォーマンスが良くなったM6アイアンとM4アイアン。

この二つのアイアンは今尚人気のモデルです。

どういった特徴があって、どのようなゴルファーに適しているか、取り上げてみたいと思います。

M6アイアンとM4アイアンの位置づけ

M6アイアンは2019年、M4アイアンは2018年に発売のモデルで、どちらもMシリーズのやさしい方のアイアンです。

2020年のSIMシリーズでは、SIM MAXアイアンとSIM MAX OSアイアンの2機種が発売されていて、ヘッドサイズが大きいSIM MAX OSアイアンが、M6、M4と継承関係にあると言われています。

M6アイアンとM4アイアンの特徴と違い

▼石井プロによるM6アイアンとM4アイアンの解説が分かりやすい。

試打ラボしだるでご存知の方も多い石井プロが、両者のモデルについて解説されています。

M4アイアンはミスに強い、M6アイアンは飛距離性能に優れている。

それぞれのモデルの特徴を一言で説明するとこのようになると思います。

M4アイアンはミスに強い

M4アイアンで特に注目したい点は、ヘッド内部のリブコアと、フェースのスコアラインの両サイドに施されたフェーススロットです。

出典:taylormadegolf.jp

リブコアは左右の両端を補強したもので、M6やSIMではスピードブリッジに置き換わったとも言えそうです。フェーススロットは、スコアラインの両脇に施されたスリットで、ミスヒットを許容してくれます。M4アイアンの特徴としては、ミスに対する許容性が高い点が挙げられます。

M6アイアンは飛距離が出る

M6アイアンの飛距離性能について、スピードブリッジが効果的に働いてくれます。

他のアイアンでは見ない独特なバックフェース形状をしていまして、ヘッド上部と下部をブリッジを掛けることでつないで、剛性を高めています。

公式サイトでは、スピードブリッジの剛性効果により、スピードポケットや薄肉フェースが実現されていると説明がありましたが、関プロの説明によると、上下をつなぐことで、フェースが撓んで最適なところで押し戻してくれる効果があるとのことです。

飛距離性能を求める方は、M6アイアンがおすすめです。

M6アイアンはフィーリングにも拘っている

出典:taylormadegolf.jp

もう一つ、M6アイアンについて触れておきたい点は、バックフェースにHYBRARダンパーが搭載されている点です。これにより、打音と打感が最適化されています。

飛び系アイアンは、打感や打音を犠牲にしたものが多く見受けられますが、M6アイアンは飛距離性能と同時にフィーリングも求めるゴルファーのニーズに対応しています。

上級者が好む軟鉄鍛造の柔らかいフィーリングとはことなりますが、ディスタンス系のバチーンという強烈な弾きが苦手という方には、試してもらいたいアイアンです。

M4アイアンの方が約0.5インチ短い

番手 4 5 6 7 8 9 PW AW SW
ロフト角(°) 19 21.5 25 28.5 33 38 43.5 49 54
ライ角(°) 60.5 61 61.5 62 62.5 63 63.5 63.5 63.5
M6長さ 39.25 38.625 38 37.5 37 36.5 36 36 35.75
M4長さ 38.875 38.25 37.625 37 36.5 36 35.75 35.75 35.5

こちらはM6アイアンとM4アイアンのスペックを比較した表です。ロフト角・ライ角は同じセッティングですが、クラブ長さに違いがあります。

例えば、7番アイアンで比べると、M6アイアンは37.5インチと若干長め、M4アイアンは0.5インチ短い37インチです。長い方が同じスイングができれば飛距離が出ますが、難しさは増します。

スペックの設定から、M6アイアンはより飛距離を重視したモデルで、M4アイアンは比較すると振りやすいモデルと言えます。

まとめ

M4アイアンとM6アイアンについて、特徴をまとめてみます。

  • M4アイアンは、ミスに強い、振りやすい。
  • M6アイアンは、飛距離が出る、打感にも拘っている。
  • M4アイアンの方が一つ前のモデルのため、安価でコスパが良い。

M4アイアンは、飛距離が出て、ミスにも強く、弾道の安定性も高いため、今尚、人気のアイアンです。コスパも良いため、総合力の高いアベレージゴルファー向けのアイアンを求めるならM4アイアンはとてもおすすめです。

飛距離が欲しい、出来るだけ新しいモデルを使いたいという方は、M6アイアンがおすすめです。

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M5アイアンとM6アイアンの違いを徹底解説!

テーラーメイドの2019年のMシリーズからは、M5アイアンとM6アイアンの2種類のモデルが発売されています。

この2つのモデルについて、どのような特徴、どのような違いがあるかを取り上げます。

M5アイアンとM6アイアンの関係

M5アイアンとM6アイアンは、2019年のMシリーズから発売のモデルです。

M5アイアンはコンパクトで操作性があり、M6アイアンは飛距離と寛容性に優れています。

スピードブリッジ、スピードポケットはどちらも搭載

出典:https://www.taylormadegolf.jp/m5-m6-irons-jp.html

M5、M6アイアンは、バックフェースに斜めのリブ構造が設けられたユニークな形状をしています。

スピードブリッジと呼ばれるこの構造が採用されることで、スピードポケットの搭載や薄肉フェースの実現が可能となっています。

この辺りの主要なテクノロジーは、M5、M6アイアンの双方に搭載されています。

M5の方がヘッドはコンパクトで操作性が高い

左がM5アイアン、右がM6アイアンです。ヘッドはM5アイアンの方がコンパクトに仕上がっていて、弾道を操作したい方に好まれる形状です。

軽量化のために設けられたホーゼルの凹みについても、M5アイアンはアドレスした時に見える部分は削られていませんので、違和感なく構えやすくなっています。

対して、M6アイアンの方は360°削られていますので、外観よりも軽量化による最適重心を重視した形になっています。

M5アイアンはトゥ側にタングステンウェイトを搭載

出典:https://www.taylormadegolf.jp/m5-m6-irons-jp.html

M5アイアンはトゥ側にタングステンウェイトが搭載されています。慣性モーメントを大きくする効果がありますので、コンパクトなヘッドシェイプでありながら、やさしさを高めた重心設計となっています。

M6はグースがあり、しっかりボールがつかまえられる

ネック形状を比較してみると、左のM5アイアンはオフセットが少ないですが、M6アイアンはFPが小さくグースが効いた形状で、ボールをしっかりつかまえやすくなっています。

M6アイアンは、しっかりつかまることで、右へのミスが出にくく、飛距離が出やすくなっています。

一方、M5アイアンは、ストレートに近いネック形状ですので、イメ―ジした弾道を実現しやすくなっています。

トップブレードもM6の方が厚めで、オフセンターヒット時のミスをより小さく抑えてくれます。

ソールはM6の方が厚い


ソールは右のM6アイアンの方がかなりしっかりとした形状になっています。

低重心に加え、深重心となっていますので、打点のバラツキに対して、強さを発揮してくれます。

M6アイアンの方がストロングロフト

7番アイアンのロフト角を比較すると、M5アイアンは30°で、アスリート向けほどではありませんが、アベレージ向けよりは寝ていますので、調度中間的で、セミアスリート向けです。

M6アイアンは28.5°となっていますので、この時期のアベレージ向けとしては標準的なロフト設定です。もちろん一昔前のアイアンと比べれば、随分とストロングロフトにはなっています。

M5アイアン・M6アイアンの試打・評価

M5アイアン、M6アイアンの試打・評価については、別記事にまとめてありますので、リンクを載せておきます。

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M6アイアン USモデルと日本モデルの違いを徹底解説

テーラーメイドのM6アイアンのUSモデルと日本モデルの違いについて取り上げます。

M6アイアンの特徴

M6アイアンは、2019年のMシリーズから発売されているアベレージ向けアイアンです。

同時に発売されているM5アイアンは、ややヘッドサイズがこぶりで、セミアスリート向けとなりますので、飛距離、やさしさを重視する方は、M6アイアンがおすすめです。

M6アイアン 試打・評価・徹底解説

M6アイアンのUSモデルと日本モデルは異なる

M6アイアンだけでなく、殆どのテーラーメイドのモデルは日本モデルだけでなく、USのテーラーメイドが取り扱っているUSモデルが存在します。

全世界的にみれば、USモデルの方がスタンダードで、日本モデルはアジア向けに調整されたモデルとなります。

それでは、この両者の違いについて見ていきましょう。

M6アイアンのUSモデルと日本モデルの違い

USモデルと日本モデルの値段の違い

USモデルの存在については、ご存知の方もいると思います。実際、日本の小売りでも発売されていますので、簡単に購入することもできます。

日本モデルがあるにもかかわらず、USモデルが流通する理由の一つに値段の違いがあります。

例えば、本記事執筆時点での最新モデル、SIM MAXアイアンの公式サイトでの価格を見ますと、日本モデルは6~PWの6本セットで105,000円ですが、USモデルでは5~PWの7本セットと1本多いにも関わらず約750ドル(82,500円)で、かなりの価格差があります。

USモデルと日本モデルのシャフトの違い

USモデルと日本モデルでは、シャフトの硬さが違うという話は、耳にしたことがある方もいると思います。同じSでもUSモデルの方が硬く、だいたい1スペック違うと言われています。

さらに、標準シャフトの種類そのものもUSモデルと日本モデルで異なっているケースが大半です。

  • M6アイアンUSモデルのシャフト
    カーボン:FUJIKURA ATMOS ORANGE(S、R、A)
    スチール:KBS MAX 85(S、R)
  • M6アイアン日本モデルのシャフト
    カーボン:FUBUKI TM6 2019(S、R)
    スチール:REAX85 JP(S、R)

上記の通り、M6アイアンではカーボン・スチール共に、標準シャフトが異なりますので、シャフトの違いからUSモデルの方を好んで買われる方もいます。

USモデルと日本モデルのスペックの違い

USモデルと日本モデルの違いは、シャフトやウェイト重量、可変スリーブの有無など、パーツ要素の強い部分で多く見受けられます。

しかし、ロフト角やライ角など、スペックそのものが異なっている場合もありますので、事前に確認して把握しておくことが重要です。

実際、M6アイアンではUSモデルと日本モデルで、スペックだけでなく、クラブセッティング(番手構成)も異なっています。

モデル US 日本
番手 ロフト角 ライ角 長さ ロフト角 ライ角 長さ
(カーボン)
長さ
(スチール)
4 19° 61.5° 39.25″ 19° 60.5° 39.25″ 39″
5 21.5° 62° 38.62″ 21.5° 61° 38.625″ 38.375″
6 25° 62.5° 38.00″ 25° 61.5° 38.00″ 37.75″
7 28.5° 63° 37.50″ 28.5° 62° 37.50″ 37.25″
8 33° 63.5° 37.00″ 33° 62.5° 37.00″ 36.75″
9 38° 64° 36.50″ 38° 63° 36.50″ 36.25″
PW 43.5° 64.5° 36.00″ 43.5° 63.5° 36.00″ 35.75″
AW 49° 64.5° 36.00″ 49° 63.5° 36.00″ 35.75″
SW 54° 64.5° 35.75″ 54° 63.5° 35.75″ 35.5″
LW 59° 64.5° 35.50″

日本モデルは4~9番、PW、AW、SWというクラブセッティングですが、USモデルではLW(ロブウェッジ)があります。

また、ロフト角は同じですが、ライ角が日本モデルの方がややフラットになっています。これは身長の差をアジャストしているのかもしれません。

まとめ

M6アイアンのUSモデルと日本モデルの違いについて取り上げました。

価格の違い、シャフトの種類の違いに加えて、番手のラインナップ、スペックにも違いがあります。

USモデルと日本モデルのどちらが良いか、USと日本の双方の公式サイトで詳細情報を確認することができますので、購入される方は、事前に見比べてみることをおすすめします。

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M5・M6フェアウェイにROCKETモデルがある!?

テーラーメイドのM5 ・M6 ROCKETについて取り上げます。

M5・M6フェアウェイのROCKETとは!?

テーラーメイドのM5、M6シリーズのフェアウェイウッドは、日本ではM5フェアウェイウッド、M6フェアウェイウッドの2種類が発売されています。

USモデルではここにドローモデルのM6フェアウェイウッド D-TYPEが加わり3種類となっています。

では、M5 ROCKET、M6 ROCKETとはどういったモデルか?実は、新たなモデルがあるわけではなく、ROCKETは、M5フェアウェイウッド、M6フェアウェイウッドの中の一つの番手です。なお、日本モデルではROCKETはなく、USモデルとなります。

ROCKETは3番より上の番手

出典:https://www.taylormadegolf.com/

こちらはUSサイトのM5、M6フェアウェイウッドのスペック表です。3番の上にROCKET 3という番手があります。これがM5 ROCKET、M6 ROCKETと言われているものです。

前作のM4フェアウェイでは、3HL、5HLといった、ロフトが寝た番手がありましたが、ROCKET 3は反対にロフトが1°立った14°となっています。

M5の方ではヘッド体積が公表されていまして、通常の3番と同じ161ccです。ロフトを立たせ、より前方向にエネルギーが消費され力強い弾道で飛ばそうというモデルです。

 

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こちらがM5フェアウェイウッドのROCKET 3です。ネック部分の番手表記には、しっかりとROCKETと記載されています。

ノーマルな3番と見比べてみても、調整機能やヘッドに記載されているテクノロジーの文言にも違いはないようです。

 

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こちらがM6フェアウェイウッドのROCKET 3です。ツイストフェース、スピードポケットが搭載され、ノーマルな3番と搭載されているテクノロジーに違いはないようです。

M5・M6フェアウェイウッド ROCKET 3の入手方法

M5・M6フェアウェイウッドのROCKET 3はUSモデルのみで用意されている番手となります。入手する場合は、USモデルを購入する形になります。

USモデルといっても、日本語のUSモデル専門サイトから簡単に購入することができます。歴史があり、安心感があり、おすすめなのはフェアウェイゴルフUSAさんです。