ゼクシオから発売となる11代目モデル、ゼクシオ11ドライバー。更なる飛距離アップを実現すべく、新たな仕掛けが搭載されています。
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ゼクシオ11ドライバーは、重量設計が変わった!
ゼクシオは初代から2代目のところでクラブ重量がアップしましたが、それ以降は軽くなるか同重量かで、軽量化の一途を歩んできました。(厳密に言えば、初代から2代目はヘッド体積が305ccから350ccに大幅アップした時代ですので、密度で言えば軽量化されています。)
前作のゼクシオ10代目となるゼクシオ10ドライバーでは、ついに270gまで軽量化され、次のモデルはどうなるのか?カーボンを前面に採用して、思い切り軽量化に踏み切るのかと、勝手に可能性を推測していました。
が、ゼクシオ11ドライバーはまさかの重量アップとなりました。
- ゼクシオ10ドライバー:270g
- ゼクシオ11ドライバー:280g
クラブ重量は10gアップしています。
重量アップの秘密は、グリップエンド側にある!
出典:http://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2019/sp/2019_p03.html
ゼクシオ11ドライバーでは、グリップの内側部分にシリコンラバーブッシュが搭載されています。グリップの中というより、正確にはシャフトのエンド部分に装着しているようです。
このシリコンラバーブッシュが10gとなっていますので、ゼクシオ10からの増加重量とぴったりと一致します。もちろん、シャフトが軽量化されているとプレスリリースで述べられていますので、クラウン、ソール、フェース、ホーゼル、シャフトなど、各部位の重量は微妙に前作と差異があるとは思いますが、大まかに見ればグリップエンド側に10gの重量負荷が追加されたと見て良さそうです。
ウェイトプラス・テクノロジーとは!?
ゼクシオでは、グリップ側に重心を寄せた設計を「ウェイトプラス・テクノロジー」と呼んでいます。
それって「カウンターバランスじゃないの?」と捉える方もいると思いますが、ゼクシオの開発メンバーの方は、単なるカウンターバランスではないと否定しています。
メーカーの製品PVでも解説されていますが、グリップ側に重量を寄せることで、ヘッドが軽く感じられ、テイクバック時のヘッド重量による負荷が下がり、スイングやトップの位置のバラツキが抑えられます。
ゼクシオはここ何世代かスイングの改善にもクラブの側から取り組んでいますので、基本コンセプトは踏襲しながらも、実現方法として新たな考え方を提案してきた形になります。
実際、ヘッドが側が重いよりも、手元側の重量がしっかりしている方が、トップポジションが安定するのは想像に難しくありません。
ヘッドが重く感じる、スイングが安定しない、トップがなかなか定まらないという方は、新たなクラブ重量設計でリニューアルしたゼクシオ11ドライバーが解決してくれるかもしれません。
ゼクシオ11ドライバーのスペック
ロフト角 | 9.5° | 10.5° | 11.5° |
ライ角 | 59° | ||
ヘッド体積 | 460cc | ||
長さ | 45.75インチ | ||
フレックス | S/SR/R/R2 | ||
標準シャフト | MP-1100 カーボン | ||
クラブ重量 | 280g(R) |