本間ゴルフから発売のTR20シリーズのアイアン3種類について、違いを取り上げます
目次
ツアーワールド TR20 アイアンは3種類ある
本間ゴルフのツアーワールドから発売のTRシリーズは、3種類のアイアンが発売となっています。
左からポケットキャビティーのTR20-Pアイアン、軟鉄鍛造キャビティーのTR20-Vアイアン、軟鉄鍛造マッスルバックのTR20-Bアイアンです。
左から右に行くほど難しい、上級者向けのモデルとなっています。
TR20アイアンのソールとブレードを比較
※左:TR20-P、中:TR20-V、右:TR20-B
TR20-Pはポケットキャビティー形状のためソールもブレードも厚めです。TR20-Vも軟鉄鍛造ですがキャビティー形状のためやや厚みがあります。TR20-Bはマッスルバックのためフェースもソールも薄く仕上がっています。
左にいくほど、球が上がりやすく、直進安定性が高い形状となっています。
TR20アイアンのネック形状を比較
※左:TR20-P、中:TR20-V、右:TR20-B
右のマッスルバックのTR20-Bアイアンがもっともストレートですっきりしてみえますが、基本的にどのモデルもくせがなくすっきりしたしたネックとなっています。
ツアーワールドはアスリート向けモデルですので、グースがあってつかまり感が出ているものはなく、どれも狙った通りの弾道を放てそうなネック形状となっています。
TR20アイアンのフェースを比較
※左:TR20-P、中:TR20-V、右:TR20-B
こちらはフェース画像を並べたものです、縮尺が統一されていませんので、大きさ比較は行えませんが、形状の違いは確認できます。
TR20-PアイアンはL字型のカップフェースが採用されていて、フェース幅広い面でボール初速が出やすくなっています。打点ミスに対して、飛距離のロスが出にくいのが特徴です。
TR20-Bアイアンは、トゥとヒールのフェースの高低差をつけることで、つかまりの良さを感じられる形状に工夫されています。
TR20アイアンのロフト角
アイアンの飛距離性能を探る上で、ロフト角設定がとても参考になります。同じ番手、特に7番のロフト角を比べることで、球の上がりやすさが分かります。
モデル | TR20-P | TR20-V | TR20-B |
---|---|---|---|
7番のロフト角 | 30° | 32° | 34° |
左のモデルほど、ロフトが立っていますので、ボールをより前に飛ばそうという意図が反映されています。
右のモデルほどロフトが寝ていますので、しっかり上げて止めやすいアイアンです。
まとめ
本間ゴルフのツアーワールドの2020年モデル、TR20アイアンについて、3種類のモデルを形状、スペックを比較しました。
ツアーワールドはアスリート向けのブランドですが、3種類の中で最もやさしいTR20-Pアイアンは、ポケットキャビティー構造が採用されています。ミスへの寛容性も備えていますので、中級者、技術向上を目指すアベレージゴルファーの方が充分使えるアイアンです。