ダンロップから発売の13代目ゼクシオ、ゼクシオ13(2024)について、全モデルの特徴・適合ゴルファー・スペックを取り上げます。
目次
ゼクシオ13シリーズ(2024年モデル)
ダンロップのゼクシオシリーズは、2024年モデルとしてのリニューアルよより、遂に13代目となりました。
モデル名は「ゼクシオ13」で、「ゼクシオサーティーン」と読みます。
前作ではドライバーからパターまで発売されましたが、今作のゼクシオ13では、ドライバー、フェアウェイウッド、ハイブリッド、アイアンまでとなっています。
今作の特徴は、ドライバーでは新採用のBiFLEX FACEと進化したNEWアクティブウィングによる安定性の向上、アイアンでは低重心化による高弾道路線です。
BiFLEX FACE
BiFLEX FACE(バイフレックス・フェース)は文字通り「2種類(バイ)のフレックスを持つフェース」で、ウッドに取り入れられています。
フェース面はトゥ型とヒール側で形状や有効なフェース面積が異なります。当然、インパクトの際の撓み方も異なることから、敢えてフェース外周の幅を変えることで、異なった撓みの仕組みを実現させています。
トゥ側では外周幅を長くすることでボールインパクトをしっかり受け止め、ボディの撓みが効果的に働くようにしています。
反対にネック側は外周幅を短くすることでフェース面積を大きく確保し、フェースが大きく撓むようにしています。
これによりドライバーでは高初速エリアが25%も拡大していますので、より打点ブレに強くなっています。
NEW アクティブウィング
前作で搭載されたアクティブウィングは、ダウンスイング前半時のトゥダウンを抑えててくれ、正しいヘッド挙動を空力の力で導いてくれるテクノロジーです。
今作ではクラウンの突起構造を2つに増やしていて、より空力性能を高めてあります。
トゥダウンが起きるとフェースが右を向いてしまいますので、空力によりこの要因にょる右へのミスを抑えてくれます。
低重心化による高弾道(アイアン)
アイアンは引き続き4ピース構造が採用されていて、ヘッド内部やネックから上手に余剰重量を生み出すことで、更なる低重心化が図られています。
「高弾道アイアン、現る」というキャッチコピーからも分かる通り、ゼクシオ13アイアンは、しっかり高さが出せることを重視したモデルとなっています。
ゼクシオ13 ドライバー(13代目)
特徴・適合ゴルファー
ニューテクノロジーのBiFLEX FACEにより、高初速エリアが25%拡大していて、打点のブレに強さを発揮してくれます。
アクティブウィングは2枚に増えて進化・継承されていて、トゥダウンを抑えたスクエアなヘッド挙動をアシストしてくれます。
打感はゼクシオサウンドと呼ばれる澄み切った爽快さは残しつつ、高音がやや抑えられ、やり過ぎ感の無い心地良い打音になっています。
スペック
- ロフト角:9.5、10.5、11.5°
- ライ角:59°
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:45.5インチ
- クラブ重量:281g(R)
ゼクシオ13 フェアウェイウッド
特徴・適合ゴルファー
ドライバーに新採用されたBiFLEX FACEはフェアウェイウッド、ハイブリッドにも採用されていて、高初速エリアが拡大しています。
低重心化もさらに進められていて、高弾道・高初速による高く・大きな飛びが実現されています。
番手は3番・4番・5番・7番・9番と国産モデルとしてはスペックが多く用意されていますので、フェアウェイウッドを多用する方に適しています。
また、フェアウェイウッドが苦手で3番と5番の違いが出しづらいという方は、間の4番1本にまとめるという選択も可能にしてくれます。
スペック面ではヘッドに大きな変更はありませんが、クラブ長さは4番で0.25インチ、5番・7番・9番で0.5インチの長尺になっています。
スペック
番手 | 3 | 4 | 5 | 7 | 9 |
---|---|---|---|---|---|
ロフト角 | 15° | 16.5° | 18° | 20° | 23° |
ライ角 | 58° | 58.5° | 59° | 59.5° | 60° |
ヘッド体積 | 186cc | 174cc | 162cc | 147cc | 135cc |
長さ | 43.25” | 43” | 42.75” | 42.25” | 41.75” |
ゼクシオ13 ハイブリッド
特徴・適合ゴルファー
テクノロジー・構造面はフェアウェイウッドと同様で、ドライバーと同じくBiFLEX FACEが搭載されています。
高初速エリアは従来モデルと比べて20%拡大していますので、打点がブレてもミスになりにくくなっています。
前作と比べると、ネックとフェースの色分けがしっかりされていて、よりフェース面を正確に意識して構えやすくなっています。
スペック
番手 | H3 | H4 | H5 | H6 |
---|---|---|---|---|
ロフト角 | 18° | 20° | 23° | 26° |
ライ角 | 59.5° | 60° | 60.5° | 61° |
ヘッド体積 | 130cc | 129cc | 127cc | 125cc |
長さ | 40.75” | 40.25” | 39.75” | 39.25” |
ゼクシオ13 アイアン
特徴・適合ゴルファー
前作同様に4ピース構造が採用されています。ヘッド内部やネックから上手に余剰重量を生み出すことで、更なる低重心化が図られています。
ロフト角の設定は前作とほぼ変わりませんが、低重心化により球が上がりやすくなっていますので、高さを出してよりアイアンらしい弾道が出やすくなっています。
外観は大きく変わっていて、バックフェースから蓋がされていますが、ポケットキャビティ形状は引き続き採用されています。
7番アイアンでロフト角28°のため、強烈な飛びを特徴にしたディスタンス系アイアンではなく、アイアンらしい高さのある弾道を求める方に適しています。
スペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | カーボン | スチール |
---|---|---|---|---|
5 | 22 | 61.5 | 38.25 | 38 |
6 | 25 | 62 | 37.75 | 37.5 |
7 | 28 | 62.5 | 37.25 | 37 |
8 | 32 | 63 | 36.75 | 36.5 |
9 | 37 | 63 | 36.25 | 36 |
PW | 42 | 63.5 | 35.75 | 35.5 |
AW | 48 | 63.5 | 35.75 | 35.5 |
SA | 56 | 63.5 | 35.75 | 35.5 |