ダンロップからXXIOクロスアイアンの2代目モデルが発売されています。
2021年のニューモデルでは、新たにコンセプトアイアンとして、#0(ゼロ)が発売されています。
ロフト角が17°で、アイアンという名が馴染まないこのクラブの活用方法について取り上げます。
ゼクシオクロスアイアン #0(ゼロ)の位置づけ
ゼクシオクロスアイアンの#0(ゼロ)は、ロフト角が17°で、アイアンとは思えないようなスペックです。
ゼクシオクロスアイアンのロフトピッチから考えていくと、上の番手は2°間隔になっていて、6番が23°、5番が21°ですので、17°は3番相当となります。
とは言え、一般的な3番アイアンというと20°前後ですから、17°は1.5~2番相当と考えるのが妥当でしょう。
ゼクシオクロスアイアン #0(ゼロ)は、5番ウッド・3番ハイブリッド相当
さて、ゼクシオクロスアイアン 2021年モデルの#0ですが、アイアンセットの中の1つとして使うには、一番上の5番とはロフトピッチが空きすぎていますので上手くありません。
そもそも、ゼクシオクロスアイアンは7番で25°の超ストロングロフト仕様ですので、5番よりも上のアイアンは必要ない方が殆どかと思います。
では、#0(ゼロ)をどのように活用できるかですが、そもそも#0(ゼロ)の位置づけについて、ダンロップ社にてゼクシオレギュラーモデルのゼクシオ11でどの辺りに相当するかが目安として示されています。
出典:https://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2020/sp/2020_sp64.html
上図によると、フェアウェイウッドでは5番、ハイブリッドでは3番相当のクラブということになります。
クラブ | 番手 | ロフト角 | 長さ |
---|---|---|---|
XXIO11 FW | 5番 | 18° | 42.25インチ |
XXIO11 HYBRID | 3番 | 18° | 40.75インチ |
XXIO CROSS | #0 | 17° | 39.25インチ |
実際、ロフト角を見比べてみても、この辺りが適当であることが分かります。
ウッドが苦手な方は、#0(ゼロ)で置き換えできる!
5番ウッドは3番ウッドよりも楽に扱えます。そして、ハイブリッドは1本持っておくとゴルフが楽になります。
とは言え、ウッド系がどうしても苦手な方もいます。
そういった場合、5番ウッド、3番ハイブリッドを苦手ながらに使われている方は、ゼクシオクロスアイアンの#0(ゼロ)を取り入れるという選択肢が考えられます。
ゼクシオクロスアイアンは、超ストロングロフト・超ワイドソールのディスタンス系アイアンで、対象ユーザーが絞られるアイアンです。とは言え、アイアンの番手が上になると難しさがありますので、ゼクシオクロスアイアンの想定ユーザーが楽に#0(ゼロ)を扱えるかというと、疑問符が付きそうに思います。
#0(ゼロ)に限って言えば、アベレージゴルファー・セミアスリートが使うことえ、クラブセッティングを改善することができそうなクラブです。
ゼクシオの公式サイトでは、アイアンの中で紹介されていますが、フォルムからは、アイアンやアイアン型ユーティリティというより、ウッド系ハイブリッドのクラウンだけシースルーにしたようにも見えます。
フォルムも特徴的ではありますが、この尖った位置づけのコンセプトアイアン。ピタッとはまると比類のない強烈な武器になりそうです。