ダンロップから発売の12代目ゼクシオ、ゼクシオ12(2022)について、全モデルの特徴・スペックを取り上げます。
ゼクシオ12シリーズ 2022

出典:dunlop.co.jp
ダンロップのゼクシオのシリーズ12代目、ゼクシオ12。
クラブの種類は、ドライバー、フェアウェイウッド、ハイブリッド、アイアン、パターが発売となっていて、一通り全てのクラブを揃えることができます。
今作の特徴は、アクティブウィングとリバウンドフレームの2つです。
アクティブウィング

アクティブウィングは、ウッドに搭載された空力コントロールの新たなテクノロジーです。
空力というと、空気抵抗を抑えてヘッドスピードを上げるものが極々一般的ですが、スイングを大事にするゼクシオは、敢えて空気抵抗を発生させることで、ダウンスイング中に発生しやすいフェースオープン、トゥダウンを抑える目的で採用されています。
リバウンドフレーム
リバウンドフレームは、スリクソンに搭載されたテクノロジーで、ヘッドの剛性を柔と剛で組み合わせることによって、大きな撓みが生み出されます。
このメカニズムはスリクソンのドライバーだけでなく、ゼクシオプライムのウッドやゼクシオボールにも採用されています。
そして、ゼクシオ12ではアイアンにも取り入れられ、ヘッド剛性の違う構造を組み合わせた飛びのメカニズムは、ゼクシオ全体で採用されています。
ゼクシオ12 ドライバー(12代目)
特徴・適合ゴルファー
新開発のアクティブウィングが搭載され、ダウンスイング中にフェースが開く、トゥが下がるといったブレが抑えられます。
前作のゼクシオ11で搭載されたカウンターバランス効果を生むウェイトプラステクノロジーも継承されていて、より正確で安定したスイングがしやすくなっています。
282gの軽量クラブで、ヘッドスピードが遅めの方が楽に振れ、爽快な金属音で心地良く飛ばすことができます。
右へのミスも出にくく、球の高さも出ますので、スライスを抑えたい方、楽に振りたい方におすすめです。
スペック
- ロフト角:9.5、10.5、11.5°
- ライ角:59°
- ヘッド体積:460cc
- 長さ:45.75インチ
- クラブ重量:282g(R)
ゼクシオ12フェアウェイウッド
特徴・適合ゴルファー
ドライバーと同様に、新開発のアクティブウィング、リバウンドフレームが搭載されています。
また、WEIGHT PLUSフルラバーグリップも採用されていますので、アクティブウィングとの相乗効果で、より安定して正確なスイングがしやすくなっています。
番手は3、4、5、7、9と細かく用意されていて、ロフト角でみると15°~23°までカバーされています。
シャローフェースで球をしっかり上げげくれて、ミスに対する強さも備わっていますので、フェアウェイウッドが苦手な方にとって、とても扱いやすいです。
スペック
番手 |
3 |
4 |
5 |
7 |
9 |
ロフト角 |
15° |
16.5° |
18° |
20° |
23° |
ライ角 |
58° |
58.5° |
59° |
59.5° |
60° |
ヘッド体積 |
185cc |
174cc |
162cc |
147cc |
136cc |
長さ |
43.25” |
42.75” |
42.25” |
41.75” |
41.25” |
ゼクシオ12ハイブリッド
特徴・適合ゴルファー
ゼクシオでは数世代前からユーティリティではなく、ハイブリッドという名称になっています。
呼び方こそ変わりましたが、同じウッド系ユーティリティであることには変わりは無く、世代が違っても同じ感覚で扱いやすくなっています。
ハイブリッドにもアクティブウィングとリバウンドフレーム、そして、ウェイトプラステクノロジーが搭載されていて、安定した正確なスイングをしやすくなっています。
前作同様、四角いフェースで、フェースのトップラインはオフセットになっていますので、ウッド系ユーティリティではありますが、ややアイアンライクに構えやすくなっています。
スペック
番手 |
H3 |
H4 |
H5 |
H6 |
ロフト角 |
18° |
20° |
23° |
26° |
ライ角 |
59.5° |
60° |
60.5° |
61° |
ヘッド体積 |
129cc |
128cc |
126cc |
124cc |
長さ |
40.75” |
40.25” |
39.75” |
39.25” |
ゼクシオ12アイアン
特徴・適合ゴルファー
ゼクシオ特有のパーツが細分化された構造で、ステンレスボディ、タングステンウェイト、チタンフェースなどが組み合わされています。
アイアンにも柔・剛の剛性の組み合わせ構造によるリバウンドフレームが採用されていて、撓み効果で飛距離が出やすくなっています。
ディスタンス系アイアンでありながら、ロフト角は7番で28°ありますので、飛距離が出せつつ、球もしっかりと上がりやすくなっています。
アイアンらしいグリーンを狙える弾道で、楽に振れてゴルフとしての楽しさが味わえるアイアンです。
スペック
番手 |
ロフト角 |
ライ角 |
カーボン |
スチール |
5 |
22 |
61.5 |
38.25 |
38 |
6 |
25 |
62 |
37.75 |
37.5 |
7 |
28 |
62.5 |
37.25 |
37 |
8 |
32 |
63 |
36.75 |
36.5 |
9 |
37 |
63 |
36.25 |
36 |
PW |
42 |
63.5 |
35.75 |
35.5 |
AW |
48 |
63.5 |
35.75 |
35.5 |
SA |
56 |
63.5 |
35.75 |
35.5 |
ゼクシオブレードパター(2022)
特徴・適合ゴルファー
ゼクシオ12と合わせて、高慣性モーメント設計のゼクシオブレードパターが発売となっています。
ちなみに、前作のゼクシオ11の時はマレットタイプでしたので、ゼクシオ12の今作では異なるタイプのパターといことになります。
ソールの左右にはタングステンニッケルウェイトが搭載されていて、ヘッドがブレにくい高慣性モーメント設計となっています。
スペック