プロギアのRSシリーズから発売のRS Fドライバー 2018年モデルについて取り上げます。
PRGR RSのドライバーは全部で4モデル!

左からRS E、RS RED、RS、RS Fドライバー
PRGRのRSシリーズは2018年にRSとRS Fの2種類、2019年にRS EとRS REDの2種類が発売され、全部で4モデルのラインナップとなっています。右から、2018年に発売のフェード仕様のSR Fドライバー、ドロー仕様のRSドライバー。そして、2019年に発売の軽量モデルのRS REDドライバー、つかまりの良いRS Eドライバーです。
POINT:RSシリーズの基本特性
- RSドライバー:ドローで飛ばす
- RS Fドライバー:フェードで飛ばす
- RS Eドライバー:簡単に飛ばす
- RS REDドライバー:スピードで飛ばす
本記事で取り上げるのは、RS Fドライバーです。
PRGR RS Fドライバー 2018は3代目モデル!

左から2016年、2017年、2018年モデル
RS Fドライバーは2016年に初代、2017年に2代目が発売され、2018年モデルは3代目となります。
2016・2017年のモデルは、トゥ側にウェイトが一つ搭載されていて、これはRSドライバーがヒール側なのと逆になっています。ウェイト位置からRSがドロー仕様、RS Fがフェード仕様であることが分かりました。

3代目の2018年モデルではウェイトが一つとなり、共にソール後方に搭載されていますので、ウェイト位置からはドロー・フェードの違いは分かりません。ただし、ヘッド形状により深重心・浅重心の差があり、重心角に差を生む形状となっています。RS Fドライバーの方が重心が浅いため、ヘッドがオートマチックに返りにくく、フェードが出やすいドライバーとなっています。
Wクラウンによりフェースがたわむ

RS Fドライバーは、RSドライバーと同様にクラウンの前方が斜めに傾斜しているWクラウン設計となっています。

出典:https://www.prgr-golf.com/product/driver/18-rs-driver.html
上図はRSドライバーのものですが、Wクラウン設計によりフェースが大きく撓むことで、反発性能が高まっています。
ヘッド形状はディープ

RS Fドライバーは、RSドライバーと異なりディープヘッドになっています。ヘッド体積は同じく460ccえすので、フェースが面長で、その分、ストレッチが短くアドレスするとコンパクトに見えます。

洋ナシ形状で、RSよりもヘッドが勝手にかえることなく、左のミスを恐れずに叩いていけそうです。
大きな慣性モーメントで、反発エリアも拡大!

出典:https://www.prgr-golf.com/product/driver/18-rs-driver.html
大きな慣性モーメントにより、一般的なドライバーと比べて反発エリアが約150%拡大しています。RS Fドライバーはフェースの縦方向の慣性モーメントが大きくなっていますので、上下方向の打点がバラつきに対して寛容性を発揮してくれます。
RS F ドライバー 2018の試打・評価
RS Fドライバーをマーク金井氏が試打して解説
フェード仕様のボールがつかまり過ぎないドライバーで、純正Diamanaシャフトでは、ヘッドスピード43~45m/sぐらいの人におすすめされています。
RS Fドライバーについて徹底解説–3upClub
前作のRSシリーズとの違いについても解説されています。RS Fについては、ドロー仕様というよりニュートラル、ストレートと言った感想が出ています。
メーカー公式PV
RSドライバー・RS Fドライバーについて、製品の特徴が詳しく解説されています。
RS Fドライバーのスペック
シャフトスペック |
S (M43) |
SR (M40) |
R (M37) |
ロフト角(°) |
9.5/10.5 |
9.5/10.5 |
10.5 |
体積(㎝3) |
460 |
460 |
460 |
フェースアングル(°) |
-3.5 |
-3.5 |
-3.5 |
ライ角(°) |
56.0 |
56.0 |
56.0 |
長さ(インチ) |
45.5 |
45.5 |
45.5 |
総重量(g) |
308 |
303 |
299 |
バランス |
D-2.5 |
D-2.0 |
D-1.5 |
シャフト重量(g) |
54 |
49 |
44 |
シャフトトルク(°) |
4.7 |
5.4 |
5.7 |
RS Fはフェードバイアス設計となっていますが、従来のウェイトをソールのトゥ側に搭載したいたものと異なり、重心深度を変えることで重心角を小さくし、ボールのつかまり・にげ具合を変えているようです。
フェードモデルといいながらも、そこまでつかまる感じはないという感想が印象的でした。2018年モデルでは、装着ウェイト数が異なったこともあり、フェード具合が弱まっているのかもしれません。
RS Fドライバーの販売価格と発売日
RS Fドライバーはの発売開始日は2018年7月13日です。標準シャフトはDiamana for PRGRで、発売価格は80,000円です。