テーラーメイドから発売されているM4アイアンとM2アイアン。どちらもマークダウンによりコスパが良いモデルです。人気の2つのモデルについて違いや共通点を徹底解説します。
目次
M4アイアンとM2アイアン
M4アイアンとM2アイアンは、共にMシリーズのアイアンです。M2アイアンは2017年に発売され、その後継モデルとして、M4 アイアンは2018年に発売されています。
どちらもアベレージ向けアイアンとして初級者から中級者におすすめです。
M4アイアンの注目点はリブコア
M4アイアンの最大の特徴の一つが、リブコアです。フェース内部に2本のリブが搭載されています。M4シリーズは、ドライバーにもスピードポケットの両端にリブが掛けられたハンマーヘッドが採用されていまして、2本で両端の剛性を高めるという同じコンセプトが採用されているように感じられます。
リブコアの効果としては、エネルギーロスを少なくし、スロットに挟まれたスコアライン上の反発力を高めてくれます。ちなみに、同時に発売されている上級者向けのM3アイアンにも搭載されています。
M2アイアンはジオコースティックバッジを搭載
M4アイアンにないM2アイアンの特徴として、打音と打感があげられます。ドライバーでも同じく、M2は打音・打感に拘ったテクノロジーが搭載されています。
バックフェースにジオコースティック・バッジが搭載されることで、打感と打音が適切にチューニングされますので、アイアンにフィーリングを求める方に配慮された構造となっています。
M4アイアンとM2アイアンのフェース
M4アイアン、M2アイアン共に、スコララインがびっちりと刻まれています。そして、左右両端に縦の溝、フェーススロットが搭載されている点が特徴的です。
フェーススロットは、トゥ寄り・ヒール寄りでのミスヒットに対して、ボール初速の低下を抑え、コントロール性も高めてくれます。
M4アイアンの方がつかまりが良い形状になっている
こちらはM4アイアンとM2アイアンを横から見た写真です。M4アイアンの方がFPが小さく、グースが効いているように見えますので、よりつかまりやすさが感じされます。
ソールの重量感もM4アイアンの方があり、弾道の安定性と球の上がりやすさを感じさせます。
ネックの曲がり具合を見ても、M4の方がフェースを奥に押し込んだ感がありますので、アドレスした際にボールのつかまり、球の上がりやすさが感じられそうです。
スピードポケットはM4、M2の両方に搭載
スピードポケットはM4アイアン、M2アイアンの両方に搭載されています。双方でスピードポケットの役割について異なる説明がなされていますが、基本的な働きとしては、フェース下部でのヒットの精度を高めてくれます。
スピードポケットに関する公式ページでの説明
- M4アイアン:フェース下部でヒットした場合の過剰なバックスピンを抑制。
- M2アイアン:フェース下部でのヒットをサポートし、スイートエリアを拡大。
M4アイアンとM2アイアンのスペック比較
M4アイアンのスペック
番手 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | PW | AW | SW |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロフト角(°) | 19 | 21.5 | 25 | 28.5 | 33 | 38 | 43.5 | 49 | 54 |
ライ角(°) | 60.5 | 61 | 61.5 | 62 | 62.5 | 63 | 63.5 | 63.5 | 63.5 |
FUBUKI TM6 | 38.875 | 38.25 | 37.625 | 37 | 36.5 | 36 | 35.75 | 35.75 | 35.5 |
REAX90 JP | 38.625 | 38 | 37.375 | 36.75 | 36.25 | 35.75 | 35.5 | 35.5 | 35.25 |
M2アイアンのスペック
番手 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | PW | AW | SW |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロフト角(°) | 19 | 21.5 | 25 | 28.5 | 33 | 38 | 43.5 | 49 | 54 |
ライ角(°) | 60.5 | 61 | 61.5 | 62 | 62.5 | 63 | 63.5 | 63.5 | 63.5 |
TM7-217 | 38.875 | 38.25 | 37.625 | 37 | 36.5 | 36 | 35.75 | 35.75 | 35.5 |
REAX90 JP | 38.625 | 38 | 37.375 | 36.75 | 36.25 | 35.75 | 35.5 | 35.5 | 35.25 |
最近のアイアンは年々ストロングロフト化していく傾向が散見されますが、ロフト・ライ・長さといった最も基本的なスペックは変更がありません。
重量面では、M4アイアンの方が5gほど軽量化されています。例えば5番アイアンのSで比較しますと、M4アイアンはFUBUKI TM6で358g、REAX90 JPで397g、M2アイアンはTM7-217で363g、REAX90 JPで402gです。
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