PINGから発売のBLUE PINTアイアンについて取り上げます。
目次
BLUE PRINTアイアンは、PINGで初めてのマッスルバック
PINGのアイアンと言えば、中空構造をイメージされる方も多いと思います。しかし、今回、新しく発売のBLUE PRINTアイアンは、PING史上で初となるマッスルバックです。
モデル名の由来は、トップアスリートのための青写真(ブループリント)を具現化したことです。名実共にツアープロ向け、上級者向けのために作られたアイアンです。
軟鉄鍛造で打感が良い
ヘッド素材は8620カーボンスチールと公式ページに記載されていますが、ゴルフ業界で良く用いられる表現にするとS20Cです。
軟鉄鍛造ヘッドのため、打感はよく、捉えた打点位置の感じ取りやすさにも優れています。
ヘッドはコンパクト、ボールが大きく見える!
ヘッドはさすがにトップアスリート向けというだけあって、とてもコンパクトです。
上図はこの後で紹介するyoutube動画の1シーンですが、動画の中で語られているように、非常にボールが大きく見えます。
これはもう一般ゴルファーが見れば「難しい!」、トップアスリートが見れば「操作性が高い!」となります。自由自在にボールを操りたいツアープロには、扱いやすいアイアンとなります。
ソールは薄く、トゥ側にウェイトを搭載
初心者、アベレージゴルファー向けのアイアンと比べると、ソールの形状が全くことなります。やさしいアイアンはソール幅が広く、ダフリにくく滑ってくれるようになっています。アドレスしたときにソール後方がトップブレードの後ろに見えるぐらい分厚いモデルがあります。
ブループリントアイアンは、スパンと斧で切り落としたかのようにソールの後方部がなく、薄い作りになっています。いわゆる難しいアイアンです。
ただし、軟鉄鍛造でありながらもトゥ側にウェイトが搭載され、トゥ・ヒールのバランスが調整されていますので、やさしさも取り入れられています。
ノーオフセットの操作性高いネック
ネックはきれいなストーレートで、オフセットは極限までなくしています。グースが全くありません。
ゴルファーがイメージした通りにボールを操作したい。そんな意図が明確に表れた形状です。
ブループリントアイアンの試打・評価
みんなのゴルフダイジェストによるブループリントアイアンの試打・評価
さすがにツアープロ向けアイアンということで、良さを説明しつつ、難しさについても伝えています。
- 鍛造のマッスルバックで、打感はとても良い。どこに当たったかよくわかる。
- フェースが小さくて、操作性が高い。
- ドロー・フェード、低く・高くなど、実践向きのアイアン。
- ソールが非常に薄いので、滑ってくれたりといったお助け機能はない。
ブループリントアイアンのスペック
ヘッド スペック
クラブ | クラブ長 | ロフト角 | ライ角 | オフセット | バウンス | スイングウェイト |
2 | 39.25 | 17.5° | 58.3° | 0.14 | 4.0° | D1 |
3 | 38.75 | 20.0° | 59.0° | 0.12 | 5.0° | D1 |
4 | 38.25 | 23.5° | 59.8° | 0.1 | 6.0° | D1 |
5 | 37.75 | 27.0° | 60.5° | 0.08 | 7.0° | D1 |
6 | 37.25 | 30.5° | 61.3° | 0.06 | 8.0° | D1 |
7 | 36.75 | 34.0° | 62.0° | 0.05 | 9.0° | D1 |
8 | 36.25 | 38.0° | 62.8° | 0.04 | 10.0° | D1 |
9 | 35.75 | 42.0° | 63.5° | 0.03 | 11.5° | D1 |
PW | 35.5 | 46.0° | 64.1° | 0.02 | 13.0° | D1 |
シャフト
シャフト名 | フレックス | 重量(g) | トルク | キックポイント |
---|---|---|---|---|
N.S.PRO 950GH | R | 94.5 | 2 | 中 |
S | 98 | 1.9 | ||
N.S.PRO MODUS3 TOUR 105 | R | 103 | 1.9 | 元 |
S | 106.5 | 1.7 | ||
X | 112 | 1.6 | ||
N.S.PRO MODUS3 TOUR 120 | S | 114 | 1.7 | 中・元 |
X | 120 | 1.6 | ||
DG S200 | S | 129 | 1.6 | 元 |
ブループリントアイアンの発売日と販売価格
ブループリントアイアンの発売日は、2019年8月8日です。販売価格は32000円です。