ゴルフクラブを選ぶのは、楽しくもありますが難しくもあります。
最近、ゴルフのyou tuberとなった横田真一プロが、ゴルフショップが集まる新橋で、ガチにアイアンを選ぶ様子を公開しています。
契約フリーのプロならではのリアルな話が聞けて、とても参考になりますので、取り上げてみます。
目次
横田真一プがアイアンをガチで選ぶ
横田真一プロが、ゴルフショップが多数集まる新橋で、古いモデルから最新モデルまでをじっくり吟味して、ガチでアイアンを選びます。
そして、動画の中で冒頭に述べていて、
この企画のメインメッセージと
「最新が最良とは限らない」
というものです。
この発言が、動画の後半でポイントとなってきます。
▼こちらがアイアンをガチ選びする動画です。
ここから下の記事は、動画の中で紹介されたアイアン、主だった話を取り上げています。
動画の内容を手っ取り早く知りたい方、見終わった後にポイントを振り返りたい方は、是非、ご覧になってください。
動画の中で紹介された銘器と呼ばれるアイアン
mizunoラバー、pingラバーなど、特定のメーカーを好んでいるプロゴルファーに、本音ではどのモデルが良かったか、横田真一プロの人脈を生かして事前にヒアリングされています。
契約プロとしては、ニューモデルをアピールする役割があるため、昔のモデルが気に入っていても、ニューモデルを推さなければいけないそうです。
ゴルフで成績を残すためにはクラブ選びが重要ですが、ツアーを回る上ではスポンサーの存在も重要なので、過去モデルを使いたくても使いづらいという、プロの切実な悩みは、リアルなものがあります。
しがらみがない状態として、匿名にて教えてもらった銘器は、以下の3つです。
MIZUNO MP15アイアン
2014年に発売のアイアンで、独特なキャビティー形状により左右方向の慣性モーメントが大きく、打点のブレに強いアイアンです。
製造終了品のため、某プロはこのアイアンをえらく気に入っていて、5セット買い漁ってストックしているとのことです。
MIZUNO MP62アイアン
2008年のモデルで、こちらの生産終了しています。入手したい場合は、中古で探すこととなります。
7番のロフト角は35°となっていますので、しっかり上げて止めて狙うアイアンです。
PING G25アイアン
2013年に発売のG25アイアンです。Gシリーズのアイアンですが、プロも使っているということで注目されたモデルです。
横田真一のアイアン選びのポイントは、「被ってない」
アイアンを1時間半かけて隈なく見ていく中で、連発されていたキーワードが「被ってない」です。
「被ってない」の意味するところについては、視聴者からの質問も何件かあり、正確な意味はご本人にしか分からないところだと思います。
ただ、鍛造を進めていて、その理由が鋳造だと冷えて固まる際にフェースが内を向いてしまう、といった趣旨の説明をされています。
「グースでもドローが打てるモデルがある」という話もされているので、「被る=つかまりが良い」に近い印象を受けます。
単純に考えると、フェースが閉じているということになると思われるのですが、もう少し複雑なようで、横田真一プロは改めて説明するという一先ずの回答をされています。
(当記事執筆時点では、回答と思われる動画はまだ確認できていません)
▼反響が大きかったためか、「被ってる・被ってない」を取り上げた動画がアップされています。
しかし、最終的に選んだアイアンは、全て新しいモデルというオチ
動画の冒頭の方で、
「最新が最良とは限らない」
と述べられていましたが、
最終的に選んだアイアンは、以下の4種類です。
全て最新モデルという結果で、動画の本来の趣旨をひっくり返す結果となってしまいました。
ただ、援護射撃ではありませんが補足したいのは、恐らく、「じっくり使ってみたい」という関心度が、モデル選びのかなりの部分を占めているように感じられましたので、「ベストアイアン」ではなく、「今、使ってみたいアイアン」という解釈に近いのではないかと思います。
PING i210アイアン
渋野日向子、鈴木愛が現在使っているモデルです。バックフェースにエラストマーが搭載されていて、無駄な振動を吸収して優れた打感をもたらしてくれます。
トッププロ2人が使っていますが、扱いやすい素直なアイアンです。
PING G410アイアン
Gシリーズのアイアンで、この後にG710アイアンというディスタンス系が出ましたので、アベレージゴルファーからセミアスリートがコアターゲットとなっているアイアンです。
横田真一プロが選ぶモデルとしては、やさしめで意外でしたが、7番のロフト角が30°ですので、ギリギリ止められるスペックではないかと思います。
PING BLUEPRINTアイアン
鍛造が良いと言っていましたが、鋳造で、しかも、最新のアスリート向けアイアンです。
PINGで初となるマッスルバックということで注目されているモデルで、お値段は1本32,000円と高額ですが、ルックスも使い勝手も評価が高いアイアンです。
タイトリスト T100アイアン
タイトリストのTシリーズアイアンの中で、アスリート向けとして位置づけられているアイアンです。
結局のところ、最初の方で紹介した銘器と呼ばれるモデルは一切選んでおらず、PINGとタイトリストの最新のアイアンだけを選んだ形となっています。
「最新が最良とは限らない」
というメッセージと真反対の結果になってしまい、落ちが付いた結果となっています。
いずれにしても、「被ってる・被ってない」という基準が、アイアン選びの際の最重要なふるいになっていましたので、「被ってる」の横田真一プロの詳しい解説が待たれるところです。
本文中でも触れましたが、「被ってる・被ってない」はやや話題になっていて、横田真一プロが解説動画をアップされています。下記記事で詳しく取り上げましたので、リンクを載せておきます。