楽天モバイルの料金プランの変更の際に、「この楽天IDを移行に使うことはできません」と言うエラーが出て手続きが完了しない件が少なからず発生しています。
このエラーが出る原因、そして、解決方法について解説します。
目次
楽天モバイルの料金プランの変更について
楽天モバイルは、当初、格安SIMのMVNOでしたが、総務省から電波利用免許の交付を受け、NTT、KDDI、Soft Bankに次いで、第4のキャリアとなりました。
楽天モバイルとしては、電波網を整備するからには、それなりのユーザーが必要になるため、思い切った格安プランとして、「Rakuten UN-LIMIT V」や「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」を打ち出しています。
こうなると、MVNOの時に楽天モバイルを利用していた方は、新たなキャリアの下でのプランに移行したいという方が当然出て来ますし、楽天モバイルとしても勧誘しています。
上述のMVNOのプランからキャリアへのプランは、楽天モバイルのWEBサイトにあるメンバーズステーションから行えるのですが、この時、「この楽天IDを移行に使うことはできません」というエラーが出るケースが発生しています。
「この楽天IDを移行に使うことはできません」が出る理由
筆者自身、楽天モバイルのMVNOの時の「通話SIM」の「組み合わせプラン」を利用していました。
3.1GBまで高速通信が使えて、1,600円という内容ですから、以前のキャリアの基本プランと比べると1/3ぐらいで相当に格安です。
しかし、NTTドコモのahamoなど、菅内閣の圧力の中、キャリア3社が格安プランを打ち出したことで、楽天モバイルも「Rakuten UN-LIMIT V」の次のプランとして「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」を打ち出しました。
これまでの2,980円という金額が、通信料によって0円から段階性になるという興味をそそられるプランです。(実は、良いことばかりではなく、注意点もあるのですが、それはまた別の記事で解説します。)
筆者も「組み合わせプラン」から「Rakuten UN-LIMIT」への移行をしようと、楽天モバイルのWEBサイトにあるメンバーズステーションから試みたところ、ブログの題にも掲載しているあのメッセージ、「この楽天IDを移行に使うことはできません」が出ました。
このメッセージが出る原因・理由は簡単でして、楽天市場と楽天モバイルに登録されている自分自身の登録情報に差異があるためです。
例えば、以下のようなケースが有ります。
- 結婚していて苗字が変わったため、楽天市場の方だけ旧姓だった。
- 楽天市場の方は、生年月日は適当に入れていた。
筆者の場合、楽天市場のアカウントはかなり昔に作成していまして、その当時、生年月日を実際のもので入力するのは個人情報管理の面で危ういという空気があり、深く考えず適当に入力していました。
そして、適当に入力していたことさえ、忘れていました。
そのため、WEBからプラン変更の手続きを行ったところ、会員情報が一致しないため、「この楽天IDを移行に使うことはできません」というエラーが出て、手続きが何度やっても完了しませんでした。
解決方法は、自分の名前・生年月日を正しい内容に修正すること
解決方法について、WEBで事例を調べてみますと、楽天側のシステムのエラーだと書かれているケースがあります。
また、解決方法として、新たに楽天市場のアカウントをもう一つ作成したという内容もありました。
しかし、本質的には自分に関する登録情報の不一致ですので、登録内容を正しく修正することが第一です。
私の場合は、生年月日が異なっていまして、手続きとしては2つのことが必要となりました。
私が行った内容について、説明します。
名前・生年月日の修正
名前については、楽天市場の会員メニューから変更することができます。何らかの理由で苗字や名前が変わった場合、会員メニューから変更しましょう。
生年月日については少し厄介で、WEB上から自分で変更することはできません。ただ、これから説明する手順に従えば、数時間で変更することができます。
上記のリンクから楽天市場のヘルプのチャットに入って、生年月日を修正したい旨を伝えます。
担当の方の質問に答え、メールアドレスをお伝えすると、メールのやりとりで生年月日を変更することができます。
なお、生年月日の変更は一度だけという制限があります。事情からしても二度・三度と変更するのはありえませんので、この制限があるのは、ごもっともです。
楽天モバイルに連絡し、移行途中の情報を修正してもらう
自分の情報が正しく修正されると、万事解決したかのような気分になりますが、実際はそうではなく、もうひと手間必要です。
と言うのも、プラン変更手続きは、途中まで進んでしまっているからです。
既に、誤った個人情報がプラン変更の申請情報として伝達されているため、楽天市場の会員情報を変更しても、手続き途中の情報が修正されていません。
そこで、楽天モバイルの「RAKUTEN UN-LIMIT対応の問い合わせ」の番号「0800-600-0700」に連絡し、事情を伝えます。
筆者の場合は、誤って登録されていた生年月日もお伝えし、事情もお伝えしたところ、対応方法を内部で協議・確認が必要だったのか、対応を確認するとのことで、一度、電話を切って待つよう指示されました。
しばらくしてから、楽天モバイルより電話があり、楽天モバイルへの申請内容の方も修正した旨、連絡がありました。
そのため、電話で話しながら、プラン変更の手続きのボタンを押し、手続きの完了まで進むことができました。
その他の考えられるケース
筆者の場合は、楽天市場側の会員情報に誤りがありましたが、楽天モバイル側に登録した内容に誤りがある、情報が古いままという方もいると思います。
その場合は、当然、楽天モバイルの方に登録されている情報を正しく修正することで、対応できるのではないかと思います。
いずれにしても、「この楽天IDを移行に使うことはできません」というエラーが出る理由・原因は、ご本人情報の不一致です。
楽天市場、楽天モバイルのいずれか、または、両方の登録内容を確認し、誤りを修正して対応しましょう。