タイトリストから発売のTSiシリーズは、前作のTSシリーズに引き続き、市場では評価されているようです。
TSi2・TSi3ドライバーの双方とも、評価が高く人気がありますが、TSi3ドライバーについて書かれている記事が興味深かったので、取り上げてみたいと思います。
目次
TSiシリーズはプロからの評価が高い
以前にTSiシリーズを取り上げた記事でも触れましたが、TSi2・TSi3ドライバーは、即座にツアープロが使い始めたことで、注目度が高まったように思います。
≫ Titleist TSi2 & TSi3 Driver Review(タイトリスト TSi2・TSi3ドライバー評価)–英語ページ
上記のサイトによれば、タイトリストを使用する48人のツアープロの内、28人がTSiドライバーを使用しているとのことです。
割合にすれば約6割、しかも、ニュードライバーを手渡されて1週間での出来事ということも更なる驚きです。
TSi3ドライバーを解説した記事が興味深い
大手のゴルフメディア「ALBA」さんにて、TSi3ドライバー1本にフォーカスした記事が出ていました。
≫ タイトリストの『TSi3 ドライバー』ってどんなクラブ?
今の時期ですと、ゴルフ業界を牽引する外ブラ2社、テーラーメイドとキャロウェイがニュードライバーを発売する時期ですから、ゴルフメディアはその記事で溢れています。
このタイミングで、昨年後期に発売されたタイトリストのTSi3ドライバーを特集しているということ自体が興味を惹かれます。
TSi3ドライバーが売れている理由は、やっぱり飛ぶから!
ALBAさんでの記事は、お二方がTSi3ドライバーについて解説されています。
最初に登場するのはゴルフショップの方です。その方の店舗では、やさしい方のTSi2ドライバーではなく、アスリート向けのTSi3ドライバーの方が売れているということです。
売れている理由について、「ヘッドスピードが速い人が吹き上がらない」「ボールが潰れる感触がある打感」「振り抜ける感じがする」といったことが述べられています。
最も大きな理由としては、「試打するとトラックマンで過去最高記録が出る」ことだそうです。
ドライバーは、やはり飛距離が出ることが性能を感じる上で一番分かりやすいです。
つかまり、操作性、打ち出し高さ、スピン量など、重要な要素は他にもありますが、ドライバーを新調して飛距離が落ちてしまうというのは、心情的にも受け入れにくいのは想像に難しくありません。
TSi3ドライバーが支持される最大の要因は、「飛ぶから」ということのようです。
TSi3ドライバーが飛ぶ理由
引用:https://www.titleist.co.jp/golf-clubs/drivers/tsi3/
TSiシリーズで驚かされた点の一つに、素材が挙げられます。
フェースはドライバーの大重要なパーツです。そしてこのフェースの素材に、TSiシリーズでは「ATI 425チタン」という新たなチタン素材が採用されています。
航空宇宙の分野で採用されている素材で、高強・強度が優れています。
強靭なフェース素材だが、打感は良い
フェース素材の強度が増すと、弾き系の強い打感になるのかなと、上級者としては懸念を抱いてしまいそうですが、実際はその逆です。
硬度や強度が増すと、硬い打感や甲高い音が出ると思われがちですが、『ATI 425』は軟らかい打感としなやかな音が特徴です。
*引用:https://www.gew.co.jp/news/g_64722
TSi3ドライバーは、吸い付くような打感があり、この点も上級者に好まれている理由となっています。
逃げ顔も上級者に好まれる
写真左がTSi2ドライバー、右がTSi3ドライバーです。ヘッドシェイプはTSi2ドライバーの方がヒール寄りとヘッド後方に体積が確保されていて、つかまりとミスに対する許容性が感じられます。
一方、TSi3ドライバーの方は、いわゆる洋ナシ型で操作性の高さ、思い切り叩けるイメージが持てます。
もう一つ注目したい点は、フェースのトゥ側です。TSi3ドライバーの方は、トゥ側が逃げていますので、左につかまり過ぎてしまう感じがありません。
ヘッドスピードが速く、思い切り叩いて行くタイプのゴルファーが、安心して構えやすい顔となっています。
TSi3ドライバーの試打・評価
TSi3ドライバーの全体的な評価については、しだるTVさんの試打動画にて詳しく述べられています。
シャフトも標準シャフトとプレミアムシャフトの両方で試打されていますので、TSiシリーズでポイントとなるシャフト選びにも参考になります。