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【楽天モバイルの無料通話】事前に知っておくべき2つの注意点

楽天モバイルは、格安スマホを提供するMNVOから、キャリアとして認可を受けMNOとなりました。

そして、菅内閣の下、携帯事業者が相次いで値下げプランを発表する中、楽天モバイルは契約件数を一気に確保すべく、「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」という魅力的なプランを打ち出してきました。

中でも注目されている内容の一つが、「通話無料」です。

「通話無料」は文言だけ見ると夢のようなサービスですが、実際に利用するに当たって注意点が2つありますので、詳しく解説します。

目次

「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」の通話無料について

楽天モバイルは、他社から回線を借りて格安スマホを提供するMVNOとして携帯事業に参入し、その後、総務省から認可を受け4番目のMNOとなりました。

自社回線を所有するとなると、それなりの契約件数が必要となりますので、思い切った魅力的なプラン、「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」を打ち出しています。

この中で、プラン料金が通信料に応じた従量段階性を採用されていて、月に1GBまでであれば無料というのにも驚きですが、通話も無料という仕組みが導入されています。

ただし、この通話無料は、一般的な電話とは異なる部分がありますので、「通話無料」に惹かれている場合、中身を予め把握し、理解しておくことが重要です。

通話無料となるのは、「Rakuten Linkアプリ」を利用した場合のみ

通話無料と言うのは、もちろん電話の受信は今も昔も無料ですから、発信の話となります。

通常、スマホでの電話は、デフォルトでインストールされている通話アプリを使います。そして、楽天モバイルでもデフォルトの通話アプリを使って電話を掛けると、これまでと同様に有料となってしまいます。

発信の通話が無料となるのは、「Rakuten Link」という楽天モバイル専用のアプリをインストールし、そのアプリから電話を掛けた場合に限られます。

アプリからの電話と言っても、LINEやSkypeのような通話とは異なり、電話番号で掛けることができますので、使い方は電話と同じです。

ただし、この「Rakuten Link」を使った通話は、2つほど課題がありますので、詳しく順に説明していきます。

「Rakuten Link」での通話に関する課題、その1:通話品質

「Rakuten Link」は、楽天が提供している無料アプリです。

インストールし、ログインして利用設定を行うと、直ぐに使うことができます。

LINEやスカイプと大きく異なる点として、以下の4つが挙げられます。

  • 相手がRakuten Linkを使っていなくても、電話を掛けられる
  • 電話番号で掛けられる
  • 相手の番号は、他の携帯会社や固定電話でもOK
  • WiFi接続できれば電話を掛けられる

操作している限りでは、普通の電話と何ら違いがありませんし、上記の4点は課題ではなくメリットです。しかもかなり良い内容のメリットです。

では課題はというと、通話の品質にあります。

大凡、推測出来た方もいると思いますが、WiFi環境であれば通話ができるということで、これはつまり通常の電話とは仕組みがことなります。

実際に筆者が掛けてみたところ、LINEやSkypeのように、途中で途切れたり、時差が出ることがあります。

家族のと通話であれば、相手も事情が分かっていますから、通話が不自然だったり、途中、聞こえない部分があっても、理解が得られると思います。

しかし、目上の方やビジネスシーンでの電話だとすると、スムーズな会話が難しいと思いますので、そういった場面での利用は適切ではないと感じました。

通話無料といっても、こういった側面がありますので、特にビジネス利用が主だった方は、スマホの通話が全て無料にできるという訳にはいかないように思います。

「Rakuten Link」での通話に関する課題、その2:電話の受信

もう一つの課題は、電話の受信についてです。

先程の課題その1で触れた通り、Rakuten Linkでの通話は、品質面で課題があります。利用するとなると相手や場面を選んでというのが現実的ではないかと思います。

それならば通話アプリとRakuten Linkアプリを使い分ければ良いと考える方もいると思います。

実際、発信は、Rakuten Linkアプリを立ち上げるか、通話アプリを立ち上げるかで、使い分けが可能です。

課題となるのは、受信の方です。

Rakuten Linkアプリを設定して、ログインしたままにしておくと、受信は全てRakuten Linkで受けることになり、通話アプリで受けることができません。

Rakuten Linkアプリでの通話は、先程の課題その1の通り、品質面に懸念があります。

受信は通話アプリで全て受けた方が良いと思いますが、Rakuten Linkアプリを入れた時の状態では、通話アプリで受信することができません。

ただし、Rakuten Linkアプリをログアウトしておけば、通話アプリで受信が可能ですが、Rakuten Linkアプリを使って無料で電話を掛けようとした場合、改めてログインする必要がありますし、通話後、再びログアウトしておく必要があります。

この操作を電話受信の都度、行うとなると、とても面倒ですので、現実的ではないと思います。

※なお、受信を通話アプリで受けれないという課題は、実は解決方法がありますので、別の記事で取り上げます。

【完全解決】Rakuten Linkアプリではなく、通話アプリで着信する方法【2種類の解決方法を詳しく解説】楽天モバイル
楽天モバイルは、Rakuten Linkというアプリを使うと国内通話が無料になります。 そのため、楽天モバイル利用者は、Rakuten Linkを使用している方がかなり多いと思います。 一方で、Rakuten Linkが入っていると、既存の...

まとめ

楽天モバイルの通話無料について、事前に把握しておきたい点2つを取り上げました。

ちなみに筆者は楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT Ⅵプランを契約していまして、通話無料のサービスを使うことができます。

筆者としては、電話番号で掛ける電話が極めて少ないため、Rakuten Linkアプリによる通話はほぼ使っていません。

家族との通話はLINE通話です。

楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT Ⅵプランは、通話無料というより、従量段階性の料金プランに魅力を感じた方におすすめしたいです。

 

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