e-Taxという国税庁のWEBサイトを使うと、ネットで確定申告を提出することができます。
税務署に出向かなくて済むため、とても便利なサービスです。
作りも非常に良く出来ていますが、申告書の送信のところでチェック機能が甘いところがあり、実際、筆者は意図せず確定申告を2回送信してしまいました。
本記事では、確定申告をe-Taxで2回送信してしまった場合の対処方法について、送信の時期により対処方法は異なりますので、それぞれ解説します。
目次
確定申告をe-Taxで2回送信してしまう2つのパターン
確定申告は、e-Taxで2回(以上)送信しているケースは、大きく以下の2つに分かれます。
- パターン1:確定申告の期限内に2回(以上)送信している。
- パターン2:確定申告の期限内に1回送信し、期限後に2回目を送信している。
パターン1と2の違いは、申告期限を跨っているか否かです。
これにより、対処方法が変わってきますので、それぞれ解説します。
パターン1の場合の対処方法
パターン1は、確定申告の期限内に2回(以上)送信している場合です。
この場合、2回目の送信の内容に誤りが無ければ、何もする必要はありません。
申告期限内であれば、何度送信しても良く、最後に提出したものが最新・最終版としてみなされるためです。
もし、2回目に送信したものが誤っている場合、申告期限内に正しいものを送信しましょう。
パターン2の場合の対処方法
パターン2は、確定申告の期限内に1回送信し、期限後に2回目を送信している。
筆者はこちらのパターンです。期限内に1度、e-Taxから確定申告の送信を済ませましたが、納付の為のQRコードを印刷しようと思い、再度、作成データを読み込んで提出書を開きました。
そして、QRコードの作成に進む過程で、申告書の送信があり、期限後に2回目の送信をしてしまった次第です。
2回目を誤って送信してしまったわけですが、この場合の対処方法は、税務署に連絡して、2回目の送信を破棄してもらうことになります。
<税務署に2回目の送信を破棄してもらう方法>
- 提出先の税務署に電話で連絡し、確定申告を誤って送信したことを伝える。
- 恐らく、担当部署に電話が回されます。
- そこで、申告書の受付番号を伝えて、破棄を依頼します。
以上で対応完了です。
この作業自体も、Lineの投稿削除みたいに、ある程度の期限内であればe-Taxからできれば良いのですが、現時点では対応していないようです。
まとめ
確定申告をe-Taxで誤って2回送信してしまった場合について、対処方法を解説しました。
e-Taxの運用は、マイナバーカード無しでも利用できるようになったり、コロナの影響もあってか、年々、簡素化され便利になってきています。
2回送信してしまった場合の対処方法も、この先、変わってくる可能性がありますので、兎にも角にも不明点は提出先の税務署に問い合わせるのが確実です。