テーラーメイドのM4ドライバーについて取り上げます。
目次
テーラーメイド M4ドライバー
M4ドライバーは、Mシリーズドライバーの2018年モデルで、2017年に発売のM2ドライバー 2017の後継モデルになります。同時に発売されているM3ドライバーがアスリート向けモデル、M4ドライバーはアベレージゴルファー向けモデルと言われています。
M4ドライバーの最大の特徴は、ツイストフェース!
M4ドライバーの最大の特徴は、フェースにあります。テーラーメイドでは50万発にも及ぶ打球データを解析し、ゴルファーの打点がフェース面上でハイトゥ・ローヒールに集中してバラけることを見つけ出しました。そして、この打点のブレにクラブ側から対処するために、フェースを捩じる(ツイスト)という今までにない解決方法を生み出しました。これがツイストフェースです。
ツイストしていると聞くと、真っすぐ打てるのかと思ってしまいそうですが、実際には目で見て分かるか分からないかぐらいの捩じれ具合です。
ツイストフェースのメカニズム
出典:https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0468573_03.pdf
ハイトゥ、ローヒールの打点からの弾道がどのように修正されるかについて、プレスリリースから抜粋した上図にて詳しく説明されています。
ちなみに、ツイストフェースはその後に発売されているMグローレドライバー、M5ドライバー、M6ドライバーにも搭載されていますので、テーラーメイドとしては自信のあるテクノロジーだと感じられます。
ハンマーヘッドは2つのリブがフェースの反発を高めてくれる!
ソール前方のフェースの直ぐ後ろにあるスロットには、2本のリブが設けられています。これにより、スイートエリアが拡大し、高い反発性能ももたらしてくれます。これにより、慣性モーメントが大きくなっているため、ツイストフェースによる効果と相まって、弾道の直進性が高くなっています。
ちなみに、こちらがM2 2017年モデルになります。ポケットの大きさも増しているように見えます。
M4ドライバーのフォルム
ホーゼル部分にはロフト角の調整機能が搭載されています。M3にはソールにウェイト調整機能も搭載されていますが、M4はロフト調整機能のみとなります。
ヘッドを横から見た画像です。ブラックとシルバーをベースとして、前作ではアクセントカラーがイエローだったのが、レッドに変わり、落ち着きがありながらもシャープさが感じられます。
M4ドライバーの試打・評価
M4ドライバーをマーク金井氏が試打
マーク金井氏はM3よりM4の方が好きだそうです。
M4ドライバーとM2ドライバーの試打動画
M4ドライバーとM2ドライバーの両方を試打した打ち比べ動画です。
3up CLUBによる解説動画
じわじわと人気が出ている3up CLUBにて、M3ドライバーとM4ドライバーのどちらが買いかを議論している動画です。
M4ドライバーのスペック
ロフト角 | 9.5/10.5° |
ライ角 | 58° |
ヘッド体積 | 460cc |
標準シャフト | FUBUKI TM5 |
長さ | 45.75インチ |
フレックス | S/SR/R |
シャフト重量 | 54/52/50g |
クラブ重量 | 299/297/295g |
バランス | D2.5 |
トルク | 4.6/5.0/5.2 |
キックポイント | 中 |
ロフトは9.5°と10.5°の2種類が用意されています。クラブ重量は標準シャフトを装着したモデルでは約300gとなっています。前作のM2 2017年モデルと比べても1~2g重くなっただけですが、バランスはD2からD2.5になっていますので、振ってみると、若干、重量感を感じるかもしれません。
M4ドライバーの販売価格と発売日
M4ドライバーの発売開始日は2018年2月16日です。メーカー公式サイトで紹介されているシャフトは3種類あります。
- FUBUKI TM5(S、SR、R): ¥65,000+税
- Tour AD IZ-6(S):¥82,000+税
- Speeder 661 EVOLUTION Ⅳ(S):¥82,000+税