テーラーメイドのSIMシリーズから発売のSIM MAXアイアンとSIM MAX OSアイアンについて、違いを取り上げます。
目次
SIM MAXアイアンとSIM MAX OSアイアン
これまでのMシリーズは、M3アイアンとM4アイアン、M5アイアンとM6アイアンという形で、アスリート向けのM3・M5とアベレージ向けのM4・M6からアイアンがリリースされていました。
一転、SIMシリーズでは、アベレージ向けのSIM MAXからスタンダードとオーバーサイズの2種類のアイアンがリリースされています。
SIM MAX OSアイアンはヘッドサイズが大きい
SIM MAX OSアイアンの公式サイトでの説明は以下の通りとなっています。
SIM MAXアイアンをより軽く、よりビッグに! 基本性能は踏襲しつつ、さらにワイドなソールが低重心化を促進し、高弾道・低スピンでぶっ飛ぶ!
引用:taylormadegolf.jp
ヘッドサイズがSIM MAXよりも大きく、クラブ重量は10g軽くなっています。
フェースをワイドに使う方、軽いアイアンで振りやすさを確保したい方は、OSの方が適しています。
ちなみに、OSはOver Sizeの略で、大型を意味しています。
SIM MAX OSアイアンのソールはかなり厚め
左がSIM MAXアイアン、右がSIM MAX OSアイアンです。どちらのアイアンもソールはかなり分厚くとられています。
低重心・深重心になっていますので、ミスに対する許容性と球の上がりやすさを持たせようという意図が反映された形状です。
ソール幅がしっかりありますので、地面にヘッドがささりにくく、アイアンでダフりやすい人が扱いやすくなっています。
球が上がりやすいのはSIM MAXアイアン
どちらのアイアンも球が上がりやすくなるよう、低重心化されています。
ただ、ロフト角は大きく違いがありまして、7番アイアンで比べると、SIM MAXアイアンは28.5°、SIM MAX OSアイアンは26°となっています。
参考までに、キャロウェイのMAVRIKアイアンは27°、ゼクシオイレブンアイアンは28°ですので、SIM MAX OSアイアンは思い切ったストロングロフト、反対にSIM MAXアイアンは最近のモデルとしてはロフトを立てすぎてないアイアンと言えます。
SIM MAXアイアンは、OSよりも2.5°寝ていますので、とても球が上がりやすくなっています。
なお、スピン量はどちらのアイアンもあまり多くありませんので、球を止めたい方は、SIM MAX OSアイアンだと扱いにくい可能性があります。SIM MAXアイアンの方が前に行きすぎず、しっかり上がりますのでおすすめです。
どちらもグースネックで、つかまりが良い
左がSIM MAXアイアン、右がSIM MAX OSアイアンです。どちらもグースが効いたネックで、アドレスした時に球をしっかり捉えるイメージが持てます。
実際の弾道もしっかり球がつかまりますので、持ち球がドローの方は扱いにくいと思いますが、反対にスライスが出やすい方は、右へのミスがかなり抑えられると思います。
標準シャフトは同じ
標準シャフトはどちらのモデルも同じものが採用されています。写真上がTENSEI BLUE TM60カーボン、写真下がKBS MAX 85 JPスチールです。
軽さを特徴にしたモデルでは、5~10gほど軽いシャフトを採用することがありますが、SIM MAXシリーズのアイアンは全く同じシャフトで、スペックのラインナップも同じです。
SIM MAXアイアンとSIM MAX OSアイアンの試打・評価
SIM MAXアイアンとSIM MAX OSアイアンの試打・評価については、別記事にまとめてありますので、リンクを載せておきます。