コブラゴルフの2020年モデル、KING スピードゾーンアイアンについて、試打・評価をまとめました。
目次
KING SPEEDZONE アイアンは2種類ある
コブラゴルフのKING スピードゾーンからは、2種類のアイアンが発売されています。左がKING スピードゾーンアイアン、右がKING スピードゾーン ONE LENGTHアイアンです。
名前からも推測できる通り、右のアイアンはワンレングスで、全ての番手で同じ長さに統一されています。振りやすい7番アイアンの長さに合わせてあるため、全番手を同じスイングで扱えるのが特徴です。
本記事では、ワンレングスではなく番手別に長さが異なる一般的な方のタイプ、写真左のKING スピードゾーンアイアンを取り上げます。
KING SPEEDZONE アイアン
KING スピードゾーンアイアンは、コブラで初となるカーボンファイバーのトップラインが採用されています。超低重心・ストロングロフトで、打ち出しの高さとボールスピードの速さが特徴のアイアンです。
カーボンファイバートップライン
トップラインにカーボンファイバーが挿入されていて、スチールの場合と比べて3gの軽量化が実現されています。
PWRSHELL フェース・インサート
大きな溝と深くなったアンダーカットにより、ボールスピードとフェース全体の打ち出しがアップしています。
高慣性モーメント
ヘッドのヒール側とトゥ側には、ウェイトが極限まで搭載されています。これにより重心が低く、高い慣性モーメントが実現されています。
心地良いフィーリング
バックフェースには振動を抑えてくれるバッジが搭載されています。これにより、オフセンターヒット時においても打音・打感の良さが実現されています。
KING スピードゾーンアイアンを計測・試打
シャフトは、N.S.PRO ZELOS 8(S)で試打されています。動画の中では7番のロフトが28.5°と紹介されていますが、公式サイトの掲載値は27.5°です。
重心が長めで深めなのが、振っていると分かるそうです。つかまるアイアンではなく、普段より右に出やすいと感想を述べられています。
KING スピードゾーンアイアンを試打評価
KING SPEEDZONEアイアンは、ロフトが立っているわりに、ヘッドのトップが軽量化され低重心になっていて、球の上がりやすさを持たせています。
芯が広いため、外しても気付かないぐらいで、スチールの標準シャフトがZELOS 8で、軽くて楽に振れるそうです。
簡単なユーティリティを振ってる感じがして、アイアンで飛距離が欲しい人におすすめされています。
KING スピードゾーンアイアンをコースで試打
こちらの動画では、7番のロフトが28°と紹介されていますが、公式サイトの掲載値は27.5°です。
ソールに段差がついていて、ダフリにくくなっているので、安心して打てるそうです。スピン量は抑えられていて、高さで止めるアイアンだと解説されています。
KING SPEEDZONE アイアンのスペック
番手 | ロフト角 | ライ角 | オフセット | 長さ |
4 | 19.0° | 62.0° | 5.4 | 39.25″ |
5 | 21.0° | 62.5° | 4.6 | 38.50″ |
6 | 24.0° | 63.0° | 3.9 | 37.75″ |
7 | 27.5° | 63.5° | 3.2 | 37.25″ |
8 | 32.0° | 64.0° | 2.7 | 36.75″ |
9 | 37.0° | 64.5° | 2.1 | 36.25″ |
PW | 42.5° | 65.0° | 1.7 | 35.75″ |
GW | 48.0° | 65.0° | 1 | 35.50″ |
SW | 54.0° | 65.0° | 1 | 35.25″ |
クラブセッティングは4~9番、PW、GW、SWとなっています。7番アイアンのロフト角は27.5°で、クラブ長さは37.25インチです。
ストロングロフトのディスタンス系アイアンの中では、標準的なロフト角設定です。この類のアイアンは、一般的なものよりかなり長尺にしたものが多くありますが、7番の標準を37インチと考えると、やんわりと長めになっています。