少し前にステルスドライバーの映像がSNSで確認された件を取り上げました。
今度は、R&Aのドライバールール適合リストで、テーラーメイドに申請情報が確認されました。
これまでは噂レベルの域を出ない状態でしたが、遂に、テーラーメイドのドライバーは「ステルス」であることが確認されました。
目次
適合リストに掲載されたステルスドライバーは2機種
出典:R&A
適合リストに掲載されたのは、Taylormade Golf CompanyによるStealthの文字が入った4機種です。
内2機種はLH、つまりレフティーモデルですから、実質、2機種となります。
- ステルスドライバー
- ステルスプラスドライバー
上段2つがステルスドライバーで、ソールがシンプルなデザインになっています。ネジ状のウェイトも見当たらず、M6やSIMを思わせるようなデザインです。
下段2つがステルスプラスドライバーで、こちらはMWTと呼ばれるスライダー式のウェイト調整機能が搭載されています。
それでは、この2機種の特徴を詳しく見ていきましょう。
ステルスドライバーの特徴
出典:R&A
ステルスドライバーは、ウェイト調整機能がなく、SIM2にあったソール前方のネジ状のウェイトもありません。
SIMシリーズで特徴的だったイナーシャジェネレータと呼ばれるソール中央に縦に走る構造は、引き続き搭載されています。
特に、最深部には金属ウェイトと思われるものが装着されていますので、深重心・低重心で、寛容性と直進性を高めたモデルと思われます。
言うなれば、M6、SIM MAX、SIM2 MAXといった系譜を継ぐドライバーと言えそうです。
<適合リストに掲載されている内容>
- ロフト角:8、9、10.5、12°
- ソール:CARBONWOOD、SPEED POCKET
- バック:weight port
- ホーゼル:twelve lines(恐らく調整ポジション)
- フェース:60X CARBON、TWIST FACE
注目したいのは、ソールのカーボンウッド、フェースの60Xカーボンです。
SIM2で見られたアルミニウムの文字がありませんので、フェースにもカーボンとなると、フルカーボンのドライバーになっている可能性が高いと思います。
ステルス プラスドライバー
出典:R&A
ステルスプラスドライバーは、MWTと呼ばれるウェイト調整機能が搭載されています。
MWTはSIM2では廃止にしていましたが、敢えて復活したということは、ドロー・フェードの重心調整のニーズは高かったということの現れでしょう。
<適合リストに掲載されている内容>
- ロフト角:8、9、10.5°
- ソール:CARBONWOOD、SPEED POCKET
- バック:weight port
- ホーゼル:twelve lines(恐らく調整ポジション)
- フェース:60X CARBON、TWIST FACE
やはりステルスプラスドライバーでも、ソールのカーボンウッド、フェースの60Xカーボンの文字が確認できます。
テーラーメイドのドライバーは、特に軽量化に力を入れていて、前作のSIM2ではアルミニウムを採用してチタンからの脱却に一歩踏み込んでいました。
今回は、フェースにまでカーボンを採用していますので、いわば軽量化の最終系とも言えるのではないかと思います。
気になるのは耐久性、そして、打感ですが、どのような仕上がり具合かは、今後、実物が市場に回ってきてからのお楽しみというところです。
フェースは赤色
出典:reddit.com
適合リストの映像はソール側からのものになるため、クラウンやフェース、サイドの様子は分かりません。
ただし、SNSに出ていた映像からは、赤色のフェースが確認されています。
六角形のハニカム構造で組まれたようにも見え、強度面もしっかりテクノロジーを組み込んで仕上げているようです。