テーラーメイドの人気アイアン、M6アイアンとM4アイアンの違いについて取り上げます。
目次
M6アイアンとM4アイアンの関係
M6アイアンは2019年のMシリーズとして発売されているアイアンです。同時にM5アイアンも発売されていまして、M6アイアンがアベレージゴルファー向け、M5アイアンが中・上級者向けと言われています。
一方、M4アイアンは2018年のMシリーズから発売されていまして、同様にM3アイアンが同時発売されています。M6アイアンは、M4アイアンの後継モデルとして位置づけられています。
POINT
- M6アイアンは、M4アイアンの後継モデル。
- M6、M4アイアンは初心者・中級者向け。
M6アイアン・M4アイアンの特徴
まず両モデルのメーカーの説明を見てみましょう。
M6アイアンのメーカーによる概要説明
「真っすぐ、より遠くへ伸びる橋」
「スピードブリッジ」は高弾道・高初速・優れた打感のすべてに貢献。 M5とM6のアイアンはより速く、より遠くへ、そしてまっすぐな弾道の架け橋を生み出す。
M4アイアンのメーカーによる概要説明
「より真っすぐ、より遠く、より高く」
M4アイアンは、直進性と飛距離を新たなレベルに上げるべく、アイアンラインナップの中で最大飛距離を目指し設計された。
M6・M4アイアンのメーカー主張の特徴について
いずれもポケットキャビティ、厚いソールで、初級者~中級者をターゲットとしたオーソドックスなアイアンです。メーカーによるアピールも「直進性」「飛距離」を謳っています。M6の方は、さらに「高弾道」も挙げています。
ただし、M4も低重心による高弾道と説明されていますので、どちらも特徴や位置づけは同じと考えて良いでしょう。
POINT
- M6、M4アイアン共に、直進性・飛距離性能・高弾道がセールスポイント!
バックフェース・フェース裏側から形は異なるものの、剛性を高めている
M6アイアンもM4アイアンもヘッドの剛性を高める構造が採用されています。
M6はスピードブリッジと呼ばれる斜めの橋がバックフェースに架けられ、ヘッドの捩じれを抑え、エネルギーロスを抑え、剛性が高められることえ軽量化・低重心化を可能としています。
M4アイアンはフェースの両端にリブコアが設置され、反発力を高め、エネルギーロスを抑えてくれます。
実現方向は異なりますが、意図していることは同じと考えて良いでしょう。
スピードポケットは引き続き搭載されている
M6アイアン、M4アイアンの両方にスピードポケットが搭載されています。フェース下部での反発を高め、スイートエリアを広くしてくれます。
ソールはどちらも厚めで、ダフりにくい
ソールはM6アイアン、M4アイアン共にかなり肉厚になっています。バックフェースを見ると、M6の方が重量感があるように見えますので、低重心化がさらに進められ、球が上がりやすくなるように配慮されているようです。
フェーススロットは廃止されている
こちらは正面から見たフェースを並べた画像です。M4アイアンは、M2アイアンに引き続きスコアラインの両脇にフェーススロットと呼ばれる溝構造が施されていましたが、M6アイアンではフェーススロットが無くなっています。
役割としては、スピードポケットとほぼ同じになりまして、何故、廃止されたかは不明ですが、リブコアが廃止されている点からも、剛性を高め・低めの部分で、斜めのスピードブリッジの方が効果的という検証結果が出たのではないかと思われます。
ネックはどちらもつかまり重視のグース形状
M6、M4アイアンのどちらもFPは小さく、グースがかなり効いています。はどちらも初心者・中級者向けに、つかまりを意識したモデルであることが分かります。
参考までにM6と同時に発売されているM5アイアンと並べたのが上の画像です。中・上級者向けのM5アイアンの方はストレートネックのノーオフセットで、操作性を高めたネック形状になっていることが確認できます。
M6アイアンとM4アイアンの基本スペックの比較
番手 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | PW | AW | SW |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロフト角(°) | 19 | 21.5 | 25 | 28.5 | 33 | 38 | 43.5 | 49 | 54 |
ライ角(°) | 60.5 | 61 | 61.5 | 62 | 62.5 | 63 | 63.5 | 63.5 | 63.5 |
M6長さ | 39.25 | 38.625 | 38 | 37.5 | 37 | 36.5 | 36 | 36 | 35.75 |
M4長さ | 38.875 | 38.25 | 37.625 | 37 | 36.5 | 36 | 35.75 | 35.75 | 35.5 |
M6アイアンとM4アイアンは、どちらも若干のストロングロフトで、ロフト・ライは同じ設定となっています。オリジナルカーボンシャフトの装着モデルで比較すると、シャフトの長さに違いがありまして、M6の方が長尺化されています。
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