アイアンに求める要素として、「打感」を挙げる人が少なくありません。とりわけ中級者・上級者と技術レベルが上がるにつれ、「打感」を重視するゴルファーが多くなる傾向にあります。
本記事では、キャビティーアイアンの中で、打感が柔らかいアイアンについて、筆者のおすすめの順でランキング形式にて紹介します。
目次
そもそも「打感が良い」アイアンとは?
ゴルフクラブの打感について、メディアや試打動画などで様々な表現が使われています。とりわけアイアンについて使われることが多く、「柔らかい、硬い、良い、弾く」などです。
一般にアイアンの打感が「良い」とは、「柔らかい」ことを指しているケースが大半です。この記事で取り上げている「打感が柔らかい」アイアンとは、言い換えれば「打感が良い」アイアンとも言えます。
打感を左右するものは何か!?
アイアンの打感は、主に二つの要素で決まります。
- フェースの厚さ
- フェースに用いられている素材
フェースの厚さは、主にアイアンの形状によって異なる傾向があります。そして、アイアンの形状は、大きく分けるとマッスルバック、中空構造、キャビティバックの3タイプがあります。
キャビティーアイアンはバックフェースが刳り抜かれて薄くなっているのに対し、マッスルバックアイアンは打点が分厚くなっています。この打点の厚さが、打感の良さとなります。
素材面については、マッスルバックでは軟鉄が用いられることが大半です。軟鉄は文字通り柔らかいため、そのまま打感にも柔らかさとして現れます。
また、その柔らかさ故、叩いて成形する鍛造製法にて仕上げることが可能となっていて、繋ぎ目のないシームレスさが打感の良さにもつながっています。
打感が良いのはマッスルバック、弾いて飛ぶのはキャビティー
打感が良いアイアンを求める場合、マッスルバックアイアンを選べば基本的に軟鉄鍛造・分厚いフェースのため、間違いありません。ただし、マッスルバックアイアンは上級者向けで扱いが難しいという特徴があります。
そこで、当記事ではマッスルバックは使えないという方向けに、キャビティーアイアンで打感が良いモデルを紹介します。
第1位 キャロウェイ APEXアイアン 2019
3代目となるAPEXアイアンは、S25Cが用いられた軟鉄鍛造アイアンです。そして、4~8番アイアンには、前年のROGUEアイアンで効果が実証されているウレタン・マイクロスフィアがバックフェース部に注入されていますので、吸い付くような打感が実現されています。
第2位 スリクソン Z785アイアン
スリクソンのZ785アイアンは、2018年モデルのZシリーズアイアンで上級者向けの方です。前作よりも打感の良さに対する評価が高く、ミスの許容性や飛距離性能も優れていて、総合力の高いアイアンです。
第3位 ブリヂストン ツアーB X-CBアイアン
ツアーB X -CBアイアンは、ツアーBのキャビティーバックタイプのアイアンです。打点部分のバックフェース部が厚めになっていますので、柔らかい打感が得られます。
第4位 キャロウェイ X フォージドアイアン
Xフォージドアイアンの特徴の一つが、肉厚に仕上げられている点です。打感の柔らかさに加えて、小さすぎないヘッドが操作性とやさしさを程よく兼ね備えています。
第5位 PRGR RSフォージドアイアン
RSフォージドアイアンは、フェースが薄く、裏溝加工が施され、飛距離が出やすくなっています。打感については、フェースの裏側に振動減衰剤のFLASH ONEが挿入されていて、吸い付くような打感が実現されています。
まとめ
キャビティーアイアンで打感の良いモデルを5つ取り上げました。キャビティーアイアン以外にも中空構造のアイアンでも打感の良いモデルがあります。
アイアンは、ソールの厚さやロフト設定など、打感以外にも注目点がありますので、それぞれのクラブの特徴を交えながら最適なクラブを探してみてください。
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