2019年のドライバーの総括がゴルフ系メディアで盛んに行われています。そこで、多数のゴルフクラブを見てきた専門家・試打者がどのドライバーをおすすめしているか調べてみました。
目次
3up CLUBでおすすめドライバーを議論!M5の評価はやっぱり高い!
3up CLUBでは、2019-2020年のBEST BUY ドライバーというテーマで議論をしています。ゴルフライター、ティーチングプロ、クラブフィッターの3人が独自の目線でおすすめを3本ずつ紹介しています。
おすすめが重なったドライバーが3本ありましたので、議論の内容から評価が高かったと思われた順に紹介します。
1本目 テーラーメイド M5ドライバー
この議論は2019年の前半でも行われて、その場で高評価だったのがM5とコブラのF9です。M5は2019年の総括としても取り上げられていて、評価の高さが伺えます。
- 最大飛距離というより、芯を外した時の距離の落ち幅が少ない。
- M3ぐらいからタイガー・ウッズの意見が入っているとも言われていて、昔ながらの良い顔(ヘッドシェイプ)を残しつつ、最新テクノロジーが搭載されている。
- M5は打感も良く、調整機能もあり、これ以上良いクラブは無いように感じる。
- ソール側が重すぎるため、振り辛さを感じるので、ウェイトを外す、社外品と交換して軽くするのはオススメ。
2本目 ブリヂストン JGRドライバー
プロに先行利用されていた時点から「飛ぶ!飛距離が伸びる」と話題になっていたクラブが、ようやく2019年後期に発売されたモデルです。M5と同様に高反発で製造された状態から反発性能を落とす開発手法で、高反発エリアの広さが特徴です。
- 若い頃と同じ飛距離が出た。「打ち出し高く、低スピン」を絵に描いたようなドライバ―。
- 点で支える構造(SP-COR)より、クラウンの撓みの構造が凄い。フェースは周辺はどうやっても硬いので、クラウンが撓むことで反発域が全体になっている。
- JGRはスピンがちょっと入るので、スピン系でないボールが良い。
- つかまるドライバーなので、フッカーの人には向かない。
3本目 タイトリスト TS1ドライバー
タイトリストのTSシリーズから市場関係者の予想外に追加発売されたTS1ドライバー。アスリート向けと言われるタイトリストが、まさかの270g台の軽量でやさしいドライバーをリリースし、アベレージゴルファーが使うことができると話題になっているドライバーです。
- ワールドモデルで270g台のクラブを出していることが驚き。
- TS2、TS3、TS4と比べても構えやすい。
- 球が上がってつかまるクラブで、海外メーカーが格好良いゼクシオを作っちゃったという感想。
番外編 ヤマハのRMX120、220も高評価
RMXは、RMX120とRMX220に分かれたため、モデルとしては複数表にはなりませんでしたが、シリーズとしては絶賛されています。大きな慣性モーメント、フェース周辺の剛性を高めたブーストリングは、直進性能、飛距離性能ともに前作以上に評価が高いドライバーです。
- RMX220は曲がり辛さが凄い(直進性が高い)。絶対曲げたくない人におすすめ。
- 打球音、打感も良く、外ブラに近い。PINGとキャロウェイの間ぐらいのイメージ。
GOLF PLAYING 4が選んだ飛ぶドライバーに意外なモデルが選ばれている!
こちらはドライバーの飛距離をテーマにした2019年モデルの総括ランキングです。スコア100前後、ヘッドスピード45m/sのゴルファーが選んでいます。5位までにテーラーメイドが入らなかったのが意外で、さらに意外は2位のドライバーです。
1位 キャロウェイ EPICFLASH サブゼロ ドライバー
- ROGUEやGBBの今までのサブゼロは手ごわかった。EPICFLASHになってペリメーターが付いたため、つかまらない場合はドロー設定で対応できる。
- 初速が一番出る。コースに出た時に弾道が気持ち良い。
- もともとロースピンなので、ロフト10.5°を選んで、調整でドロー・ロフトプラスにすれば、つかまって飛ぶ。
2位 ゴルフパートナー NEXGEN7 ドライバー
- NEXGEN6よりもクセがなく、普通に打てる。
- シャフトのクセがなくなって、ヘッドスピードが出る。
- ヘッドというより、シャフト込みでの選出。
3位 キャロウェイ EPICFLASH スター ドライバー
- エピックフラッシュのドライバーの中で、一番音が大きい。音の好き嫌いは分かれる。
- やさしい、球が上がる、つかまる。
- 球が高いのに、スピン量が少ない。
まとめ
前半の3up CLUBは、ドライバーの総合評価として、一般のゴルファー向けを意識して選んでいる様子が伺えます。アベレージゴルファーの方にとても参考になる内容です。キャロウェイが入った来なかったのが予想外でしたが、これもアベレージ向けという視点からかもしれません。
後半のGOLF PLAYING 4は、飛距離で選んだドライバーのため、気持ちよく飛ばしたい、今日一のぶっ飛びを大事にする方などに参考になります。上位3件のみ紹介しましたが、4位がタイトリストのTS1、5位がPRGRのRS Eと、やさしめのドライバーが選ばれる中、1位がEPICFLASHのサブゼロだったのは意外な結果でした。最近のドライバーは調整機能の設定レンジが広がっていますので、アベレージ向けとアスリート向けの区分けがぼんやりしてきているのも影響してるように思います。
最後に、筆者のオススメのドライバーを3本ずつ挙げてみます。アベレージゴルファー向けは、JGR、M6、egg5500、中級者向けは、M5、TS2、RMX120、上級者向けはM5ツアー、G410 LST、EPICFLASHサブゼロといった感じになります。