テーラーメイドのM6アイアンのUSモデルと日本モデルの違いについて取り上げます。
目次
M6アイアンの特徴
M6アイアンは、2019年のMシリーズから発売されているアベレージ向けアイアンです。
同時に発売されているM5アイアンは、ややヘッドサイズがこぶりで、セミアスリート向けとなりますので、飛距離、やさしさを重視する方は、M6アイアンがおすすめです。
M6アイアンのUSモデルと日本モデルは異なる
M6アイアンだけでなく、殆どのテーラーメイドのモデルは日本モデルだけでなく、USのテーラーメイドが取り扱っているUSモデルが存在します。
全世界的にみれば、USモデルの方がスタンダードで、日本モデルはアジア向けに調整されたモデルとなります。
それでは、この両者の違いについて見ていきましょう。
M6アイアンのUSモデルと日本モデルの違い
USモデルと日本モデルの値段の違い
USモデルの存在については、ご存知の方もいると思います。実際、日本の小売りでも発売されていますので、簡単に購入することもできます。
日本モデルがあるにもかかわらず、USモデルが流通する理由の一つに値段の違いがあります。
例えば、本記事執筆時点での最新モデル、SIM MAXアイアンの公式サイトでの価格を見ますと、日本モデルは6~PWの6本セットで105,000円ですが、USモデルでは5~PWの7本セットと1本多いにも関わらず約750ドル(82,500円)で、かなりの価格差があります。
USモデルと日本モデルのシャフトの違い
USモデルと日本モデルでは、シャフトの硬さが違うという話は、耳にしたことがある方もいると思います。同じSでもUSモデルの方が硬く、だいたい1スペック違うと言われています。
さらに、標準シャフトの種類そのものもUSモデルと日本モデルで異なっているケースが大半です。
- M6アイアンUSモデルのシャフト
カーボン:FUJIKURA ATMOS ORANGE(S、R、A)
スチール:KBS MAX 85(S、R) - M6アイアン日本モデルのシャフト
カーボン:FUBUKI TM6 2019(S、R)
スチール:REAX85 JP(S、R)
上記の通り、M6アイアンではカーボン・スチール共に、標準シャフトが異なりますので、シャフトの違いからUSモデルの方を好んで買われる方もいます。
USモデルと日本モデルのスペックの違い
USモデルと日本モデルの違いは、シャフトやウェイト重量、可変スリーブの有無など、パーツ要素の強い部分で多く見受けられます。
しかし、ロフト角やライ角など、スペックそのものが異なっている場合もありますので、事前に確認して把握しておくことが重要です。
実際、M6アイアンではUSモデルと日本モデルで、スペックだけでなく、クラブセッティング(番手構成)も異なっています。
モデル | US | 日本 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
番手 | ロフト角 | ライ角 | 長さ | ロフト角 | ライ角 | 長さ (カーボン) |
長さ (スチール) |
4 | 19° | 61.5° | 39.25″ | 19° | 60.5° | 39.25″ | 39″ |
5 | 21.5° | 62° | 38.62″ | 21.5° | 61° | 38.625″ | 38.375″ |
6 | 25° | 62.5° | 38.00″ | 25° | 61.5° | 38.00″ | 37.75″ |
7 | 28.5° | 63° | 37.50″ | 28.5° | 62° | 37.50″ | 37.25″ |
8 | 33° | 63.5° | 37.00″ | 33° | 62.5° | 37.00″ | 36.75″ |
9 | 38° | 64° | 36.50″ | 38° | 63° | 36.50″ | 36.25″ |
PW | 43.5° | 64.5° | 36.00″ | 43.5° | 63.5° | 36.00″ | 35.75″ |
AW | 49° | 64.5° | 36.00″ | 49° | 63.5° | 36.00″ | 35.75″ |
SW | 54° | 64.5° | 35.75″ | 54° | 63.5° | 35.75″ | 35.5″ |
LW | 59° | 64.5° | 35.50″ |
日本モデルは4~9番、PW、AW、SWというクラブセッティングですが、USモデルではLW(ロブウェッジ)があります。
また、ロフト角は同じですが、ライ角が日本モデルの方がややフラットになっています。これは身長の差をアジャストしているのかもしれません。
まとめ
M6アイアンのUSモデルと日本モデルの違いについて取り上げました。
価格の違い、シャフトの種類の違いに加えて、番手のラインナップ、スペックにも違いがあります。
USモデルと日本モデルのどちらが良いか、USと日本の双方の公式サイトで詳細情報を確認することができますので、購入される方は、事前に見比べてみることをおすすめします。