タイトリストのTS3ドライバーについて取り上げます。
目次
TSドライバーは3種類4種類ある
★追記:TS1ドライバーが追加で発売されましたので、3→4に訂正します。
(⇒タイトリスト TS1ドライバーの最新情報!試打動画もあり!)
TSはタイトリストから2018年後半に発売されている新たなブランドです。市場関係者の間では、これまでの915、917の流れをくむ919D2、919D3ドライバーがリリースされると考えていた方が多かったようですが、名前もコンセプトも全くことなるモデルがリリースされました。
2018年の10月にまずTS2、TS3ドライバーがリリースされ、当記事執筆時点では、USサイトでTS4ドライバーの情報も掲載されています。(日本サイトでは掲載がありません)
ツアープロではなく、市場に目を向け始めた!?
タイトリストと言えば、ツアープロの意見を取り入れて製品開発を行っていて、ぶっ飛び系のドライバーとは対極にあるイメージがあります。しかし、今回のTSモデルは、タイトリスト・スピードというスピードに拘って開発する特別プロジェクトが立ち上げられ、ゼロベースで開発されています。ターゲットゴルファーは、従来のツアープロや上級者層だけではなく、中級者ぐらいまで視野に入れていると考えて良いでしょう。
スリクソンもZero Srixonと銘打って従来の小ぶりなヘッドを廃止しましたので、業界全体が「やさしい」「飛ぶ」ドライバーに傾いています。
TS3ドライバーは、中弾道・低スピンタイプ
こちらがTS3ドライバーです。全く新たなモデルですが、TS2、TS3というモデル名に添えられた数字は、従来の917D2、917D3等と同様になっています。
「2」「3」の定性的な意味合いは継承されつつも、これまでのような明確さはありません。例えば、917D2は460ccの丸形ヘッド、917D3は440ccの洋ナシ型でした。
TS2・TS3ドライバーは、共にヘッドサイズが460ccとなっています。形状はTS3の方が洋ナシ型でストレッチが短いように感じられます。弾道は中弾道の低スピンで、TS2と比べて操作性が高いモデルとなっています。
POINT!TS3ドライバーの特徴
- 重心調整機能により弾道を調整できる。
- ヘッド後方が持ち上がっていて、中弾道・低スピンで飛ばせる。
- 洋ナシ型のヘッド形状で、操作性もある。
Sure Fit CGを搭載、ウェイト調整できる
TS3モデルの最大の特徴は、ウェイト調整機能です。ソール後方に貫通しているスティック状のウェイトは、左右のマグネット式の重りを付け替えることで、ニュートラル、ドロー、フェードに変えることができます。
ネックにはロフト・ライ調整機能を搭載
ネック部分には、カチャカチャ式と呼ばれている専用レンチで脱着を行うロフト・ライ調整機能が搭載されています。
先ほどのウェイト調整はTS3ドライバーのみの機能ですが、こちらの調角機能はTS2、TS3の双方に搭載されています。
TS3ドライバーの試打・評価
マーク金井氏による試打
試打だけでなく、ヘッドの特徴の解説が参考になります。
TS2ドライバーとTS3ドライバーの特徴を解説
ヘッド形状の違いについて詳しく解説されています。
TS3ドライバーのスペック
ロフト角 | 8.5/9.5/10.5° |
ライ角 | 58.5° |
ヘッド体積 | 460cc |
標準シャフト | Titleist Tour AD 60 |
長さ | 45.25インチ |
フレックス | SR/S |
シャフト重量 | 58/60g |
クラブ重量 | 310/312g |
トルク | 4.1/3.9 |
キックポイント | 中調子 |
ロフトが8.5、9.5、10.5の3種類です。クラブ長さは、標準シャフトの装着モデルで45.25インチとなっていまして、シャフト種類が違うもののTS2よりも0.25インチ短くなっています。
TS3ドライバーの販売価格と発売日
TS3ドライバーの発売開始日は2018年9月28日です。メーカー公式サイトで紹介されているシャフトは3種類あります。
- Titleist Tour AD 60 (SR/S) 本体価格 ¥72,000 + 税
- Tour AD VR-6 (S) 本体価格 ¥89,000 + 税
- Speeder 661 EVOLUTION V (S) 本体価格 ¥89,000 + 税